PSSLAI社は将来の成長に向けたマルチクラウド基盤により前進
Public Safety Savings and Loan Association, Inc.(PSSLAI)は、フィリピン消防庁およびフィリピン国家警察の従業員とその家族にサービスを提供するために2003年に設立されました。わずか300人の従業員が30万人の会員のニーズに応え、880億フィリピンペソを超える資産ポートフォリオを管理するというPSSLAI社は、規律のとれた会社です。信頼と自信は、PSSLAI社の使命における中核です。会員に最高のサービスを提供するには、透明性とポリシーの厳格な遵守が不可欠です。
同社の先見的なリーダーはIBM® Cloudを早くから支持しており、このプラットフォームはPSSLAI社のビジネス・オペレーションをサポートし、製品ポートフォリオを拡大し、新しい収益モデルを生み出すのに貢献してきました。しかし年が経つにつれて、クラウド・プラットフォームの維持コストは手に負えないものになってきました。さらに、ダウンタイムのリスクがサービス・レベル契約に影響を与え、最終顧客にも影響を及ぼしていました。
PSSLAI社が代わりのクラウド・インフラストラクチャーを検討する機会が訪れたのは、現在のプロバイダーとの契約が終わりに近づいていたときでした。PSSLAI社がクラウド・インフラストラクチャーを再構築するにあたり最も重視したのは、信頼性と拡張性です。
ITチームはIBMパートナー、 IBM® AIX 、およびIBM Cloudソリューションに精通していたため、IBMが最適な選択となりました。この時の課題は、増大するワークロードとビジネス・システムの拡張ニーズをサポートできるプラットフォーム・プロバイダーを選択することでした。エッジ・コンピューティングとクラウド・サービスの支援により、AIがマルチクラウド・インフラストラクチャーを自動的に最適化する未来が実現すれば、PSSLAI社にとって収益性の高い成長の道が開けるでしょう。こうした成長をコスト効率よく実現するため、需要の増加に応じて柔軟にワークロードを管理し、容量を拡張できる柔軟性をPSSLAI社は求めており、しかもそれに伴う追加コストは避けたかったのです。
PSSLAI社のチームは、オンプレミスのコンテナ用にIBM Cloudプラットフォーム上でRed Hat OpenShift Virtualizationをすでに使用していたため、IBM Cloudの動作を熟知していました。しかし同時に、オンプレミスで稼働する他の基幹システムを支えるために、IBMクラウド上の専用クラスタを活用した別の有名なプラットフォーム向けの、バックアップ・サーバーも必要としていました。チームは、 Microsoft AzureやGoogle Cloud Platformなど、さまざまなコンピューティング・プラットフォームの管理に関する知識を持っているため、同社はハイブリッドクラウド・プラットフォームをビジネスにどのように活用できるかについての知見もありました。
「プラットフォームの信頼性からIBM Cloudを選択しました。IBM Cloudの使用中には何の問題も発生せず、提供されたサポートは素晴らしいものでした。こうしたことすべてにより、IBMと提携する自信が得られました」と、PSSLAI社の会長兼CEOであるLucas M. Managuelod弁護士は述べています。
さらに、IBM Cloud上のRed Hat OpenShift Virtualizationを活用することで、仮想マシン(VM)のデータやワークロードを相互に移行する作業が、より容易かつ迅速になりました。このソリューションにより、一貫したユーザー・エクスペリエンスを備えた統合プラットフォーム上で仮想ワークロードとコンテナ・ワークロードをシームレスに統合できるようになりました。現在はインフラストラクチャーが稼働を開始したので、チームは、ログの確認、パッチ適用、チケットの作成とクローズなどの定型業務を自動化するために、AIエージェントやAIOpsの活用を検討し始めています。
PSSLAI社のハイブリッドクラウド・プラットフォームとマネージド・サービスのテクノロジー・プロバイダーとしてIBMを選択したことで、すべての中核的でないバンキング・ワークロードを独自のIBM Cloudアカウントに移行できたため、効率が最大30%向上しました。また、PSSLAI社は社内開発された社内用アプリケーションに、主にVMwareを利用しています。新しいインフラストラクチャーによって、稼働開始が迅速になり、99.99%のアップタイムを確保でき、クリティカルではないワークロードをスムーズかつ継続的に処理できるようになりました。このハイブリッドクラウド・プラットフォームは、オンプレミスのRed Hat Virtualizationに対応するRed Hat OpenShiftと、IBM Cloud上のVMware Cloud Foundation for Classicを基盤としています。この選択はフットプリントの最適化にも有効で、PSSLAI社は管理対象サーバーを6台から3台に削減することで30%のコスト削減を達成し、IBM Cloudアカウントへの投資効果を最大限に引き上げることができました。
PSSLAI社では、フットプリントの最適化を図るためにアプリケーションの廃止も計画しており、オペレーティング・システムをクラウドへ移行することでモダナイゼーションをさらに加速させ、非クリティカルなワークロードをもっと仮想プライベートクラウド(VPC)へ移行する取り組みも進行中です。
「プラットフォームを完全に自社で管理でき、第三者に依存する必要がないことは、大きな力になります。IBMは、私たちのITチームがこのプラットフォームを自ら管理できるようにもしてくれました」とManageolod氏は述べています。
The Public Safety Savings and Loan Association, Inc.(PSSLAI)(ibm.com外部へのリンク)は、フィリピンの公共安全分野における主要な貯蓄貸付機関であり、フィリピン国家警察、消防局、国家警察委員会(NAPOLCOM)、およびPhilippine Public Safety Collegeにサービスを提供しています。
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