サステナビリティー・パフォーマンスに関する新たなインサイトで省エネを実現
BanFast社はIBM® Envizi ESG Suiteを活用してサステナビリティー・レポート業務を合理化・迅速化しています
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ヨーロッパのランドマークでスクリーンを見つめる女性

企業がサステナビリティーを向上させようと努める中で、金利が上昇し財務圧力が急激に強まる現在、不動産業界ではサステナビリティーに優れ、革新的でコスト効率の高いサービスを提供することが極めて重要となっています。スウェーデンの不動産管理会社BanFast Förvaltning社は、競争上の優位性を獲得し、見込み客にとってさらに魅力的となるために、サステナビリティーにさらに重点を置き、業務効率を高めたいと考えていました。

その中で、ポートフォリオのサステナビリティーについてより深いインサイトを得ることで、顧客に付加価値を提供し、省エネを実現できることに気づきました。BanFast Förvaltning社のCEOであるLars Nylund氏は「CEOである私にとって最も重要な仕事の1つは、オフィスのテナントであろうと不動産所有者であろうと、お客様に金額に見合った価値を提供することです。私たちは、サステナビリティーとレポートの取り組みをデジタル化、最新化、自動化することで、こうした分野のイノベーションと持続可能性のリーダーになる機会を見出しました」と述べています。

BanFast社の従業員は、既存のツールやソリューションでは、サステナビリティーへの取り組みを導くための適切なメトリクスを見つけるのに苦労することがよくありました。これが作業を重複させ、追加コストを発生させ、ビジネスの速度が低下していました。「私たちは、共に成長できる、今日の環境に適した、生産性の高い新しいサステナビリティー・ソリューションを探していました」とNylund氏は言います。「私たちには、測定値、材料、サプライチェーンの詳細、スマート・メーターのデータに基づいた重要なサステナビリティー・メトリクスが簡単にバージョン管理でき、更新できるようにすることが重要でした。保有する膨大なデータを積極的に活用して、商業テナントやオーナーにとっての建物の価値を継続的に高めていきたいと考えています」

BanFast社はそれにとどまらず、EU企業サステナビリティー報告指令(CSRD)に基づく新しい規制要件に備えたいと考えていました。「個人的にサステナビリティーには深い関心があり、2050年までにヨーロッパを世界初の気候中立大陸にすることを目指す『ヨーロッパ・グリーン・ディール』構想を全面的に支持しています」とNylund氏は続けます。「不動産業界が環境に与える影響をより深く理解し、それを最小限に抑えることで、私たちは良い変化をもたらす力になれます。詳細なサステナビリティー・レポートを迅速に配布することで、お客様に付加価値を提供しています」

2つの大規模な改修プロジェクトはBanFast社にとって、サステナビリティーにおける専門知識を既存客および見込み客と共有する大きな機会となりました。「自社の建物に取り組んでいるとき、私たちは改修プロジェクトのあらゆる側面と運用データを完全に管理できます」とNylund氏。「これらのプロジェクトは、私たちに何が可能なのか、そしてどのようにしてポートフォリオ全体にわたるサステナビリティー・データをより効果的に使用できるのかを示すまたとない機会を与えてくれました。今導入したことで、将来的にはより良いサービスを提供し、新しい顧客をより簡単に獲得できるようになるでしょう」

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BanFast社は新しいインサイトとオートメーションを活用し、不動産ポートフォリオの拡大を目指しています。

不動産業界が環境に与える影響をより深く理解し、それを最小限に抑えることで、私たちは良い変化をもたらす力になれます。詳細なサステナビリティー・レポートを迅速に配布することで、お客様に付加価値を提供しています Lars Nylund CEO(最高経営責任者) BanFast Förvaltning AB社
ESG情報収集・分析の自動化

環境、社会、コーポレートガバナンスのレポート機能を強化するために、BanFast社は既存のソリューションを新しいソリューションに切り替えることにしました。「まったく新しい方法で建物の環境パフォーマンスを分析するには、より広範囲をカバーするデータ・ソースを追加できる柔軟性が必要でした」とNylund氏は説明します。「私たちは、大量のデータを生成する高度なIoT(モノのインターネット)センサーを備えたスマート・ビルディングとシームレスに統合できる高度オートメーションを実現する、強力かつ管理が簡単な標準化ソリューションを探していました」

BanFast社はIBM Envizi™ ESG Suiteを導入して、サステナビリティー戦略の基盤を刷新するために、サステナビリティーの専門家であるEdsvärd Hållbarhet社に依頼しました。初期設定が終了したら、BanFast社は情報管理とレポート作成機能を拡大し、不動産ポートフォリオ全体で導入していく予定です。「Edsvärd Hållbarhet社の経験豊かなチームとは、サステナビリティーと環境への情熱を共有しています」と Nylund氏は言います。「Edsvärd Hållbarhet社は不動産業界に関する包括的な知識を持っており、業界が現在直面している課題を克服するためのIBM Enviziをはじめとする、最高のデジタル・ソリューションに精通しています」

新しいクラウド・ソリューションはAIを活用して、サステナビリティー・レポート作成のための統合型環境を実現します。Edsvärd Hållbarhet社の専門家は、BanFast社のソリューションを管理および最適化しています。「さまざまなオプションを検討しましたが、Edsvärd Hållbarhet社とIBM Enviziの組み合わせに匹敵するものはありませんでした」とNylund氏は語ります。「包括的なクラウド・ソリューションにより、随時開発されるツールを活用し、迅速に投資を回収できます」さらに、直感的な視覚化とカスタマイズ可能なダッシュボードは、お客様や利害関係者とより効果的に関わるのに役立っています」

さらに、BanFast社はIBM Enviziを使用することにより、幅広いESGフレームワークをサポートできる柔軟性を実現しています。「私たちは現在、EU企業サステナビリティー報告指令(EU CSRD)に基づいてESG情報を提供する必要があるお客様向けに新しいレポートを作成する際に、欧州サステナビリティー報告基準(ESRS)を念頭に置いています」とNylund氏は説明します。「将来的には、他の国際的な報告フレームワークにも準拠したレポートをお客様に提供する必要があるかもしれません。IBM Enviziを使用すると、これを提供するのがずっと簡単になります。例えば、温室効果ガス排出量に関する追加の会計基準もこれで対応できます」

さまざまなオプションを検討しましたが、Edsvärd Hållbarhet社とIBM Envizi ESG Suiteの組み合わせに匹敵するものはありませんでした。包括的なクラウド・ソリューションにより、随時開発されるツールを活用し、迅速に投資を回収できます。 Lars Nylund CEO(最高経営責任者) BanFast Förvaltning AB社
省エネとコスト削減

BanFast社は、新しいサステナビリティー分析機能を用いることで、特に建物を改修する際に、エネルギー消費を大幅に抑え、コストを節約する、より適切な意思決定を行うことができるようになりました。また、IBM Enviziにより、高度なサステナビリティー戦略を策定し、チーム内の意識を向上させています。「データ駆動型アプローチにより、エネルギー使用量を50%削減できると予測しています」とNylund氏は自信を見せます。「これは私たち不動産所有者、そしてテナントにとって長期的なコストを削減する大幅な改善です」

BanFast社は、サステナビリティー・レポート機能が強化されたことにより、より低金利で魅力的な「グリーン・ローン」を利用できるようになると期待しています。「より持続可能な未来を創造することで、資金調達コストも削減できます」とNylund氏。「金利が高い時期に、より低金利のローンを利用できることは、当社とお客様にとって大きなメリットをもたらします」

将来的には、同社はさらに一歩進んで、請負業者やサプライヤーに対しても、より詳細なサステナビリティー・レポートおよびサステナビリティー戦略の採用を要求することを視野に入れていると言います。これについてNylund氏は「当社のビジネスとサプライチェーン全体でサステナビリティーが徹底されることを望んでいます」と説明します。「全員が協力すれば、CO2排出量を最小限に抑え、不動産セクターの脱炭素化を加速することができるでしょう」

サステナビリティーの報告方法と管理方法を合理化することで、BanFast社は自社の業務を改善するだけではなく、顧客に新しいサービスを提供できます。同社はエネルギー漏洩をより迅速かつ効果的に特定し、窓、換気、暖房システムのアップグレードなど、より的を絞ったソリューションを考案できるようになります。「お客様により良いガイダンスを提供し、コスト削減を支援できるようになるでしょう」とNylund氏は述べています。「最先端テクノロジーにより、不動産管理のあらゆる分野における透明性を高め、テナントとともに建物の運営をより包括的に最適化し、すべての人にとって全体的により魅力的な環境を作り出すことができます」

Nylund氏は次のように締めくくりました。「Edsvärd Hållbarhet社とIBM Enviziのおかげで、チームの生産性が大幅に向上しました。従業員を少し増やすだけで、管理対象物件数を倍増させるという目標を必ず達成できるでしょう。持続可能な不動産管理を担う大手企業である私たちは、新たなビジネスチャンスを切り開くと同時に、サステナビリティーを重視するという志を等しくするお客様を引きつけられるよう努めています」

BanFast Förvaltning社について

BanFast Förvaltning社はスウェーデンのストックホルムに拠点を構える革新的な不動産会社です。同社は4つの不動産を所有し、オフィス、小売店、ホテル、カンファレンス・センターを含む合計23の建物を管理しています。また、サステナビリティーを重視し、地元でのみ営業しています。顧客ごとに調整した、信頼できるサービスを提供する同社の年間売上高は1億スウェーデンクローナ(917万米ドル)を計上しています。

BanFast Förvaltning AB社
Edsvärd Hållbarhet社について

IBMのビジネス・パートナーであるEdsvärd Hållbarhet社は、不動産管理および不動産業界におけるデジタル・トランスフォーメーションに特化しています。スウェーデンのストックホルムに本社を構えるEdsvärd Hållbarhet社は、サステナビリティーと長期的な効率性に重点を置いたコンサルティング会社で、イノベーションを積極的に取り入れています。同社は、市場をリードするIBMサステナビリティー・レポート・ソリューションにより、顧客の目標達成を支援しています。

Edsvärd Hållbarhet AB
次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBM ビジネス・パートナーにお問い合わせください。

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2023年11月、米国で作成

IBM、IBMのロゴ、ibm.com、Enviziは、世界の多くの国々で法的に登録されているInternational Business Machines Corp.の商標です。その他の製品名およびサービス名は、IBMまたは他社の商標である可能性があります。IBM商標の最新リストは、ウェブ上の「著作権および商標情報」 https://www.ibm.com/jp-ja/legal/copyright-trademarkで入手できます。

本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMが事業を展開している国であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。IBM製品およびプログラムを使って他社製品またはプログラムの動作を評価したり、検証する場合は、お客様の責任で行ってください。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。

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