TN3270E Telnet サーバー構成データ・セットをカスタマイズするためのステップ

TN3270E Telnet サーバーは、サーバー、 接続、およびその他の構成の特性を定義することによってカスタマイズできます。

始める前に

構成情報を入れるデータ・セットを作成する必要があります。また、Telnet の開始に使用されるプロシージャー JCL の PROFILE DD ステートメントに、プロファイル・データ・セット名を指定する必要があります。データ・セットはフォーマット固定ブロックで定義し、56 から 256 のレコード長を使用する必要があります。ブロック・サイズは、 レコード長で均等に分割できなければなりません。

複数の TN3270E Telnet サーバーを使用している場合は、必ずそれぞれのサーバーが固有の LU 名を使用していることを確認するか、共用 LU 名グループを定義してください。固有 LU 名を使用しない場合または共用 LU 名グループを作成しない場合は、同じ LU 名を使用する 2 番目のサーバーがセッションを確立できません。OPEN ACB 要求が失敗するか、クロスドメイン・セッション要求が失敗します。

Telnet 構成の更新については、VARY TCPIP,tnproc,OBEYFILE コマンドを使用した Telnet 構成の更新を参照してください。

手順

TN3270E Telnet サーバー構成データ・セットをカスタマイズするには、以下のステップを実行してください。SEZAINST(EZBTNPRF) にサンプル構成があります。

  1. Telnet サーバー特性を定義します。 最小の必須定義は、TELNETPARMS ブロックの PORT ステートメントの指定です。以下の機能はオプションです。
  2. サーバーまたはポート・レベルで接続特性を定義します。
  3. オブジェクトをクライアント ID にマッピングするための概念を理解します。 オブジェクトをクライアント ID にマッピングするための概念を理解するには、クライアント ID へのオブジェクトのマッピングを参照してください。
  4. ネットワーク内の全クライアントを識別後、どのクライアントが固有の特性 (例えば、特定のクライアントが特定の LU 名を使用する必要があるなど) を保有しているため、正確なクライアント ID のままにする必要があるかどうか、およびどのクライアントがワイルドカード値を使用してクライアント ID グループに結合可能であるかどうか、を判別します。
  5. LU 名マッピング・ステートメントを使用して、クライアント ID に基づいて LU 名を接続に割り当てます。このステップは必須です。LU 名マッピング・ステートメント を参照してください。
  6. アプリケーション・マッピング・ステートメントを使用して、クライアント ID に基づいたセッションの設定を容易にします。アプリケーション・マッピング・ステートメント を参照してください。
  7. 接続パラメーター・マッピング・ステートメントを使用して、特定クライアント ID に基づいて接続パラメーターを変更します。接続モード、セキュリティー、および永続性の選択をクライアント ID に拡張するには、接続パラメーター・マッピング・ステートメントを参照してください。
  8. 追加の Telnet 機能については、拡張トピック機能を検討してください。

タスクの結果

このプロファイルを適用した後にエラーを受け取らなければ、作業は正常に完了しています。