接続をアップ状態のままにする期間を制御するために、Telnet で、幾つかのタイマーを使用することが
できます。リストには、以下のものが含まれています。
- INACTIVE - 接続をドロップする前に、端末接続が、SNA データ・トラフィックがないアイドル状態
を続けることができる期間。
- PRTINACTIVE - 接続をドロップする前に、プリンター接続が、SNA データ・トラフィックがない
アイドル状態を続けることができる期間。
- PROFILEINACTIVE - Telnet 接続が、現行プロファイルでない Telnet プロファイルと関連付けられている間、アクティブ SNA セッションのない状態でアクティブでいられる期間。
- KEEPINACTIVE - 接続をドロップする前に、KEEPOPEN 接続が、SNA セッションがないアイドル状態を続けることができる期間。KEEPOPEN 接続が SNA アプリケーションとセッション中の場合には、KEEPINACTIVE タイマーの代わりに INACTIVE タイマーが使用されます。
- SCANINTERVAL - Telnet が接続が失われた可能性について接続のリストを調べる頻度。調べる方法のために、これは、Telnet が接続の消失を想定する前に TIMEMARK 応答を待つ期間も決定します。
- TIMEMARK - Telnet が "are you there" と尋ねることを意味する TIMEMARK コマンドを送信する前
に、接続がデータを受信しないままアクティブである期間。
- SSLTIMEOUT - 要求がドロップされる前に、Telnet がクライアントからの SSL ハンドシェーク開始
を待つ期間。
これらのタイマーの機能を容易にするために、Telnet はデータに関する、クライアントから受信された
時刻、VTAM® から受信された時刻、または VTAM に送信された時刻を記録します。クライアントからデータが受信された時刻は、SCANINTERVAL/TIMEMARK によって接続のアイドル時間を
測定するために使用されます。VTAM との間でデータが送受信された時刻は、INACTIVE ファミリーのタイマー
によって、SNA データ・トラフィックがないアイドル時間を測定するために使用されます。
SSLTIMEOUT は、他のタイマーとは異なります。Telnet はこのタイマーを稼働させません。時間値は、SSL ハンドシェーク・プロセスに渡されます。SSLTIMEOUT の期間内に SSL がクライアント
から応答を受信しない場合、ハンドシェーク要求は失敗します。この後、Telnet は次に使用可能な接続ネゴシエーションの方法へ進むか、または接続をドロップします。