MSG07 および LUSESSIONPEND は、セッションのセットアップ・エラーの場合、
およびクライアントが端末をエミュレートした時の通常ログオフの後に、
Telnet がすべきことを定義する、Telnet パラメーター・ステートメントです。これらのパラメーターはプリンター接続には影響しません。
- 接続ネゴシエーション - ネゴシエーション中になんらかの問題が発生した場合、接続を保持するために
何も実行できません。該当する場合、Telnet は、接続がドロップされた理由をクライアントに知らせるため
のエラー・コードをクライアントに送信し、コンソールに CONN DROP DEBUG メッセージを発行します。
- セッションのセットアップ・エラー - セッションのセットアップ中に、無効なアプリケーション名、セッション要求障害、または BIND エラーなどの問題が発生した場合、Telnet は接続をドロップ
して、CONN DROP DEBUG メッセージを発行します。ユーザーはデフォルト以外の他のアプリケーションに到達できません。エラー・メッセージはユーザーに送信されず、自動再接続ループが起こることがあります。このため、MSG07 を常に使用することをお勧めします。 MSG07 パラメーターをコーディングした場合、接続はドロップされずに、エラー・メッセージがユーザーに送信されます。MSG07 機能は、USS テーブルがクライアントにマップされているかどうかに関係なく、すべての接続モードに適用されます。USS テーブルが使用されている場合は、ユーザーは USSMSG10 画面に戻るために CLEAR キーを使用できます。
LUMAP-DEFAPPL または PRTMAP-DEFAPPL ステートメントを
コーディングし、デフォルト・アプリケーションが使用可能でない場合、MSG07 をコーディングしたかどうかに関係なく、
エラー画面がクライアントに送信されます。
- 通常セッションのログオフ - ユーザーが、セッションを通常のログオフを使用してログオフすると、Telnet が接続をドロップします。ユーザーが最初のアプリケーションをログオフした後に、別のアプリケーションに通常どおりにログオンする場合、ユーザーに別の「送信請求側 (または USSMSG10)」画面を示すか、ログオフ後に Telnet がデフォルト・アプリケーションで新しいセッションを開始する方が、より効率的である可能性があります。これは、LUSESSIONPEND パラメーターをコーディングすることによって、
行うことができます。LUSESSIONPEND をコーディングして、セッションのログオフ後に初期データベース・ルックアップを再度実行します。後の結果は、最初のルックアップと同一になります。クライアントにデフォルト・アプリケーションが存在する場合、Telnet は別のセッション要求を即時に開始します。それ以外の場合、USSMSG10 画面または「送信請求側」画面がユーザーに送信されます。
LUSESSIONPEND をコーディングすると、接続はアクティブのまま、端末 LU ACB がクローズされます。
- SYSREQ LOGOFF - ユーザーが SYSREQ LOGOFF シーケンス (TN3270E 接続をサポート) を使用してセッションをログオフする場合、LUSESSIONPEND がコーディングされていると、Telnet は接続をドロップしません。そのかわり、ユーザーに「送信請求側 (または USSMSG10)」画面
が提示されます。DEFAULTAPPL が有効な場合、Telnet はデフォルト・アプリケーションとのセッションを再度要求します
- USS LOGOFF - ユーザーが USSMSG10 画面から LOGOFF コマンドを発行した場合は、LUSESSIONPEND パラメーターがコーディングされているかいないかにかかわらず、接続はドロップされます。