SCANINTERVAL および TIMEMARK

接続が消失しているかどうかを判別するには、SCANINTERVAL と TIMEMARK を一緒に使用します。 これらのパラメーターは、 TELNETGLOBALS、 TELNETPARMS、 および PARMSGROUP に指定できます。 最も小さい SCANINTERVAL の値が、接続を検査する頻度を定義するために使用されます。 SCANINTERVAL の値が TIMEMARK の値よりも大きい場合、SCANINTERVAL の値は TIMEMARK の値に再設定されます。 クライアントからデータを受信すると、Telnet はその時刻を記録します。Telnet は SCANINTERVAL の値によって定義された一定の間隔で、すべての接続を検査します。各接続に関して、TIMEMARK が示すこれまでの期間に、クライアントからデータを受信したかどうかが 検査されます。受信していない場合、TIMEMARK コマンドがクライアントに送信されます。このコマンドは、"are you there" と尋ね、Telnet は、TIMEMARK がこのクライアント に送信されたことを記憶します。SCANINTERVAL 時間での次の検査中に、各接続に関して、クライアント からデータを受信したかどうかが再び検査されます。データが受信されていない場合、以前の検査 で TIMEMARK が送信されていれば、DEBUG SUMMARY メッセージ CONN DROP 理由 TIMEMARK が出て、接続は ドロップされます。

例えば、SCANINTERVAL と TIMEMARK の値がそれぞれ 1800 と 10800 であるとします。これは、30 分ごとに、すべての接続に関して、これまでの 3 時間にデータを受信したかどうかが検査 されることを意味します。データを受信していない場合、TIMEMARK がクライアントに送信されます。30 分後に、Telnet は接続を再び検査します。クライアントが TIMEMARK に応答するか、または なんらかのタイプの実際のデータを送信していた場合、Telnet は接続をアクティブのまま残します。なにも受信されていない場合、Telnet は接続をドロップします。

SCANINTERVAL チェックは、受け取った最後のデータが TIMEMARK の送信を 起動するまで古くなる直前に行われる可能性があります。 接続は、 次の SCANINTERVAL が行われるまでアクティブのままとなります。 次に TIMEMARK が送られ、 次の SCANINTERVAL で接続はドロップします。

上記の例を使用すると、SCANINTERVAL は、2 時間 59 分前にデータを受け取った 接続を検査します。 TIMEMARK は送られません。 次の SCANINTERVAL は 30 分後に実行します。 ここで、データ受信時間が 3 時間を超えており、TIMEMARK が送られます。 次の SCANINTERVAL の際に、接続はドロップされます。 接続の最後のアクティビティーは 3 時間 59 分前でした。

ヒント: 迅速なリセットが不要な中止された接続を検出するには、Scaninterval および Timemark を使用してください。Scaninterval と Timemark は、最終的に中止された接続をクリーンアップするためのものです。即時リセット機能として使用しないでください。 失われた接続の即時リセットが必要な場合は、CheckClientConn パラメーターを使用します。