VARY TCPIP,tnproc,OBEYFILE コマンドを使用した Telnet 構成の更新

VARY TCPIP,tnproc,OBEYFILE コマンドを使用して Telnet 構成を更新すると、新規のプロファイル・ステートメントが新規構成を作成します。この新規構成は、ファイルの更新後に受け入れられるすべての接続によって使用されます。既存の接続は、それらの接続の受け入れ時に有効だった構成を引き続き使用します。開始または変更するポートごとに、TELNETPARMS ブロックと BEGINVTAM ブロックが必要です。作成される新しい構成は、直前のプロファイルからの累積更新ではありません。新規プロファイルで変更を 1 つだけ行いたい場合には、旧プロファイルを変更するか、旧プロファイルを他のデータ・セット・メンバーにコピーした上で変更を加えてください。

Telnet 構成ファイルを更新し、VARY TCPIP,tnproc,OBEYFILE コマンド処理が完了すると、新規プロファイルは現行プロファイルとしてラベル付けされ、置換されたプロファイルはプロファイル 0001 になります。もう一度更新が行われると、新規の更新が現行プロファイルになり、置換されたプロファイルはプロファイル 0002 になります。一部のアクティブ・ポートに対してそのプロファイルを更新した場合、更新されなかったポートは変更されません。プロファイルのデバッグ・メッセージの表示を抑制するには、DEBUG OFF または DEBUG SUMMARY を TELNETGLOBALS ブロック内にコーディングしてから、TELNETGLOBALS ブロックを他のすべての Telnet ステートメントの前に指定します。

新規接続は現行プロファイルに関連付けられ、接続の存続期間中、そのプロファイルで定義されているマッピングおよびパラメーターを使用します。ポートを更新するために VARY TCPIP,tnproc,OBEYFILE コマンドを発行しても、既存の接続は同じプロファイルに関連付けられたままとなります。現行プロファイル以外のプロファイルのステートメントは有効なままで、そのプロファイルが現行プロファイルだったときに確立されたすべての接続を引き続きサポートします。現行以外のプロファイルに関連したすべての接続が終了すると、その現行以外のプロファイルのマッピング規則に使用されていたストレージが解放され、そのプロファイルは非アクティブと見なされます。

プロファイルの構造レイアウトおよびプロファイルに接続がどのように関連付けられるかを、以下の 図 1 に示します。

図 1. Telnet のプロファイルと接続
プロファイルの構造レイアウトおよびプロファイルに接続がどのように関連付けられるかを示した図