Kim Cook-Boyd氏

IBM Expert Labs Software、Delivery Manager、ジョージア州、米国
イラストレーションを背景にしたKim Cook-Boyd氏の写真

コミュニティー・サービスへの情熱が原動力

IBMでは、皆様のやっていることを尊重しています。教育プログラムのボランティア活動、将来に向けたスキルの習得、社会的イノベーションなど、IBM社員はあらゆる場所で、世界をより良い場所にするためにそれぞれの役割を果たしています。

世界をより良い場所にするために、ボランティア活動に時間を費やすことの重要性を理解するよう育てられたKim Cook-Boyd氏は、IBM内外のボランティア・サービスに多くの時間を費やしています。

「母は私の中に寛大さの精神を育み、それが生涯にわたる奉仕への献身的な姿勢を植え付けてくれました」とCook-Boyd氏は言います。「母私たちが幼いときからニューヨークの社会奉仕活動に参加させ、恩返しすることの価値を教えてくれました。この経験が、コミュニティーへの関与、専門能力開発、革新的な取り組みに対する情熱を刺激し、より良い未来を創造するというコミットメントを推進してくれました。」

IBM Expert Labs SoftwareのクライアントにAI運用とビジネス・オートメーション・ソリューションを提供するグローバル・チームのマネージャーとして、Cock-Boyd氏はせっかくの機会を逃すことに我慢できません。Cook-Boyd氏は、忙しい仕事の傍ら、アトランタ郊外のIBM内外の数多くの組織でボランティア活動を行っています。

Cook-Boyd氏はニューヨーク州ブロンクスからジョージアに移住したとき、1990年代初頭にKincaid European Schoolでボランティア活動を行いました。「私はそこに行って学生に指導をし始めたばかりで、1対1の状況だったので、あらゆることを話し合うことができました」とCock-Boyd氏は回想します。「2年生の女の子が一人いて、私はその子と話したのですが、彼女は家庭での困難をいくつか話してくれました。」

この少女には薬物依存症に苦しんでいる兄弟がおり、家族の騒動の中で自分の存在が忘れられていると感じることがよくあると、Cook-Boyd氏に語りました。

ポスターを持ってしゃがむKim Cook-Boyd氏

「もちろん、私はこの少女が経験していることについてカウンセラーに注意を促し、家庭訪問の機会には同行するようにしました」とCock-Boyd氏は言います。「私たちはプロジェクトに取り組み、彼女のクリエイティブで革新的な側面を引き出そうとしました。彼女はまだ幼かったので、自分の感情をあまり表現できませんでした。だから私にとって一番大切なのは、彼女に声を与えることだったんです。」

Cook-Boyd氏は、自分の存在が子供たちの生活に本当に変化をもたらすことができるのは、このような経験だと言いました。1995年に、彼女は学校でSTEM活動を調整する新しい役割に就き、現在も引き続き務めています。また、プリンシパル評議会のメンバーでもあります。学校で長年にわたって携わってきた彼女は、多くの生徒に愛されています。

「約8年前、私はキンケイドで就職説明会に参加していたのですが、私の隣に医師である若い女性が座っていました」とCock-Boyd氏は言います。「彼女はこう言いました。『あなたのことを覚えています。以前、私たちを5年生をIBMの就職説明会に連れて行ってくれて、私たちは経営幹部に付き添って一緒に回ったのです。」

「バイス・プレジデントから管理アシスタントまで、全員がボランティアで参加してくれたのです」とCock-Boyd氏は回想します。「私は彼らの肩書きを引き継ぎ、生徒たちに向けて求人広告を掲載しました。すると5年生は自分が最も興味を持っている仕事に『応募』したんです。生徒たちは正装して履歴書を提出し、スクール・カウンセラーが生徒たちをボランティアの一人とペアにして、一日中その人に付き添わせるのです。私は生徒らのために小さなバッジをラミネート加工しました。」

 

IBM Volunteerのテーブルの横にいるKim Cook-Boyd氏

「その医師は、その日が彼女にとってどれほど大きな意味を持っているのか、現場で実際に仕事をしてみて、実際の仕事内容を見ることがとても素晴らしいと感じたことを私に教えてくれました。彼女は、それが後の就職活動で役に立ったと語りました。私たちがこのような影響を与えていることは知らなかったので、とても感動しました。」

IBM社内でCook-Boyd氏は、IBMスピリット・リーダーとして活動しており、ジョージア州の従業員エンゲージメントに重点を置いています。そこでは、IBM従業員向けの対面ネットワーキング・イベントを主催し、イベントをスムーズに進行しながら、従業員の懸念に耳を傾けています。

Cook-Boyd氏は、ボランティア活動に参加してみようと考えている他の人々に、ぜひ挑戦するよう勧めています。

「たとえどんなに小さなことでも、プラスの影響を目の当たりにするという言葉に表せない感覚こそが、奉仕への真の報酬です」と彼女は言います。「笑顔やハグや心からの感謝のおかげで、私はこれからもコミュニティー・サービスを続けて行こうと思えるのです。」

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