z/OS Load Balancing Advisor の構成例

このトピックでは、z/OS® Load Balancing Advisor、2 つの Load Balancing Agent、および PROFILE.TCPIP のカスタマイズに関するいくつかの考慮事項を含む、特定の構成例を示します。

この例では、図 1 に示すように、ロード・バランサー LB1 が、シスプレックス内の 2 つの z/OS システム (SYSA と SYSB) にワークロード要求を分配します。 SYSA は、2 つの TCP/IP スタックを持つ CINET 構成です。 SYSB は、1 つの TCP/IP スタックを持つ INET 構成です。ロード・バランサーは LAN に接続されており、その LAN はまた、シスプレックス内の各ターゲット TCP/IP スタック (Advisor が実行されている TCP/IP スタックを含む) に接続されています。この例で使用するアドレスはすべて IPv4 ですが、Advisor および Agent は、IPv6 も使用できるように設定されています。

このサンプル構成では、サブプレックスまたは AT-TLS は使用していません。

図 1. z/OS Load Balancing Advisor の構成例
1 つのシスプレックス内の 2 つの z/OS システムにまたがる複数のアプリケーションにワークロードを分散させる、z/OS Load Balancing Advisor ソリューション