Linux での保守レベル・アップデートの適用
RPMを使用して、保守レベルの更新を IBM® MQ Linux® に適用することができます。 同じ手順が、 Ubuntuを含むすべての Linux プラットフォームに適用されます。
始める前に
複数の IBM MQ インストール済み環境を使用するサーバー上で実行している場合は、インストール済み環境を指定する必要があります。 入力するコマンドが正しいインストール済み環境に対して実行されることを確認します。 setmqenvを参照してください。
本タスクについて
保守レベルのアップデートは Red Hat Package Manager (RPM) アップデート・イメージの形式で配信され、これらのアップデート・イメージは RPM インストール・ツールを使用して適用されます。
キュー・マネージャーと同じサーバーにインストールされていない IBM MQ MQI client から保守を適用したり削除したりすることができます。 キュー・マネージャーを停止させる必要も、管理者としてログオンする必要もありません。 キュー・マネージャーを停止する必要がないため、以下の保守手順でステップ 1 から 3 までは実行しないでください。
重要: pax および rpmbuild は、製品の一部として提供されていません。 これらは、 Linux ディストリビューションのサプライヤーから入手する必要があります。
保守レベルのアップデートを除去して以前のレベルを復元できるように、アップデート・イメージ用の追加ディスク・スペースが必要です。 更新されたファイルは、
ディレクトリーに保持されます。 このディレクトリー、またはこのディレクトリーに含まれるファイルは、削除したり移動したりしないでください。MQ_INSTALLATION_PATH
/maintenance
MQ_INSTALLATION_PATH
は、 IBM MQ がインストールされている上位ディレクトリーを表します。
アップデートは、累積方式です。 したがって、最初に以前のアップデートを適用しなくても、
選択したアップデートを直接適用することができます。 保守レベルのアップデートには、1 つ以上のパッケージに対応するアップデートが含まれる場合があります。 インストール済み環境に適用されているパッケージに対応する、アップデートの部分を適用しなければなりません。
重要: そのレベルの製造リフレッシュ・イメージから実行されるインストールと同じレベルのフィックスパックをインストールすることは可能ですが、このプロセスは試行しないでください。 ご使用のシステムに既にあるレベルと同じレベルのフィックスパックをインストールすると、 IBM MQのインストールに関して、システムのパッケージ管理データベースが不整合状態のままになる可能性があります。