rmfs コマンド

目的

ファイルシステムを除去します。

構文

rmfs [ -r | -i ] FileSystem

説明

rmfs コマンドはファイルシステムを除去します。ファイルシステムがジャーナル・ファイルシステム (JFS または JFS2) の場合、 rmfs ファイルシステムは、ファイルシステムが存在する論理ボリュームおよび /etc/filesystems ファイル内の関連するスタンザの両方を除去します。 ファイルシステムが JFS または JFS2 ファイルシステムでない場合、 このコマンドは /etc/filesystems ファイル内の関連するスタンザだけを除去します。 FileSystem パラメーターは、除去するファイルシステムを指定します。

また、System Management Interface Tool (SMIT) smit rmfs 高速パスを使用して実行することもできます。

フラグ

項目 説明
-r ファイルシステムのマウント・ポイントを除去します。
-i ファイルシステムを除去する前に警告を表示し、ユーザーにプロンプトを出します。

終了状況

このコマンドは、以下の終了値を戻します。
項目 説明
0 ファイルシステムは正常に除去されました。
>0 ファイルシステムは正常に除去されませんでした。

セキュリティー

アクセス制御: root ユーザーまたは system グループのメンバーのみがこのコマンドを実行できます。

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

/test ファイルシステムを除去するには、以下のように入力します。

rmfs /test

これにより、/test ファイルシステム、/etc/filesystems ファイル内のそのエントリー、および基本となる論理ボリュームを除去します。

ファイル

項目 説明
/etc/rmfs rmfs コマンドが入っています。
/etc/filesystems 既知のファイルシステムをリストし、その特性を定義します。