redefinevg コマンド

目的

デバイス構成データベース内の指定されたボリューム・グループの物理ボリュームの集合を再定義します。

構文

redefinevg { -d Device | -i Vgid } VolumeGroup

説明

通常操作時には、デバイス構成データベースは物理ボリューム上にあるリザーブされた領域内の論理ボリューム・マネージャー (LVM) 情報と一致しています。デバイス構成データベースと LVM の間に不整合が生じると、redefinevg コマンドは、どの物理ボリュームが指定のボリューム・グループに属しているかを判別し、この情報をデバイス構成データベースに再入力します。redefinevg コマンドは、システムに接続されているすべての構成済み物理ボリュームのリザーブされた領域を読み取ることによって、不整合がないか検査します。

注: このコマンドを使用するには、root ユーザー権限を持っているか、あるいは system グループのメンバーでなければなりません。

フラグ

項目 説明
-d Device ボリューム・グループ ID、Vgid が、指定された物理ボリューム・デバイスから読み取られます。再定義対象のボリューム・グループに属する物理ボリュームであれば、どのボリュームの Vgid でも指定できます。
-i Vgid 再定義されるボリューム・グループのボリューム・グループ識別番号。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

デバイス構成データベースの rootvg 物理ボリュームを再定義するには、以下のようなコマンドを入力します。


redefinevg -d hdisk0 rootvg

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/synclvodm synclvodm コマンドが入っています。