varyoffvg コマンド
目的
ボリューム・グループを活動停止します。
構文
varyoffvg [ -s ] VolumeGroup
説明
varyoffvg コマンドは、VolumeGroup パラメーターで指定したボリューム・グループとその関連する論理ボリュームを活動停止します。 最初に論理ボリュームをクローズする必要があります。 例えば、論理ボリュームにファイルシステムが入っている場合は、アンマウントする必要があります。
ボリューム・グループを活動化するには、varyonvg コマンドを使用します。
注: このコマンドを使用するには、root ユーザー権限を持っているか、 またはシステム・グループのメンバーである必要があります。
このコマンドは、System Management Interface Tool (SMIT) を使用して実行できます。 SMIT を使用するには、次のように入力します。
smit varyoffvg
注:
- ページング・スペース・ボリュームのあるボリューム・グループは、ページング・スペースが活動状態にある間はオフに変えることはできません。活動状態のページング・スペース・ボリュームのあるボリューム・グループを活動停止するときには、事前にシステムの初期化時にページング・スペースが自動的に活動化されていないことを確認してから、そのシステムをリブートします。
varyoffvg
コマンドは、ボリューム・グループに対して実行中のバックグラウンド・スペース再利用プロセスをすべて破棄します。スペース再利用が実行中であるかどうかを識別するには、lvmstat
コマンドに -r オプションを指定します。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-s | ボリューム・グループ内で論理ボリューム・コマンドだけが使用できるように、ボリューム・グループをシステム管理モードにします。このモードでは、ユーザーが論理ボリュームをオープンしたり、アクセスすることはできません。 |
終了状況
このコマンドは、以下の終了値を戻します。
項目 | 説明 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
>0 | エラーが発生しました。 |
セキュリティー
RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。
権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。
例
- ボリューム・グループ vg03 を活動停止するには、次のように入力します。
varyoffvg vg03
- ボリューム・グループ vg02 は活動停止するが、論理ボリューム・コマンドの効力を残すには、次のように入力します。varyoffvg -s vg02ボリューム・グループ内の論理ボリュームをオープンすることはできませんが、論理ボリューム・コマンドの効力は継続します。
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/usr/sbin/varyoffvg | varyoffvg コマンドが入っています。 |