prompter コマンド

目的

プロンプト・エディターを始動させます。

構文

prompter-erase Character ] [  -kill Character ] [  -prepend |  -noprepend ] [  -rapid |  -norapid ] File

説明

メッセージ・ハンドラー (MH) パッケージの一部である prompter コマンドは、メッセージの入力用にプロンプト・エディターを始動させます。prompter コマンドは、ユーザーによって始動されません。prompter コマンドはほかのプログラムによってのみコールされます。

prompter コマンドは、File パラメーターで指定したファイルをオープンし、To: コンポーネントなどのコンポーネントが空でないかをスキャンし、ブランクのフィールドを埋めるようにユーザーへプロンプトを表示します。 必須フィールドに入力せずに Enter キーを押した場合、prompter コマンドはそのコンポーネントを削除します。

prompter コマンドは、ファイルの最初のブランク行またはダッシュ行の後で、メッセージ本文にテキストを受け入れます。本文に既にテキストが含まれていて、-noprepend フラグが指定されている場合は、prompter コマンドは以下のようにテキストに続いてメッセージを表示します。

--------Enter additional text

prompter コマンドは、既存のメッセージの後に入力した新規のテキストを付加します。-prepend フラグを指定した場合、prompter コマンドは以下のようなメッセージを表示します。


--------Enter initial text

新規のテキストはどれも、元のメッセージの本文より前に来ます。Ctrl-D キー・シーケンス (ファイル終わり) を押すと、prompter コマンドはテキスト入力を終了させ、コール・プログラムへ制御を戻します。

フラグ

項目 説明
-erase Character 消去文字として使用される文字を設定します。Character 変数の値には、¥NNN フォーマットの 8 進表記の文字を使用できます。¥NNN は数値または文字自体です。例えば、文字 ¥e は 8 進表記では ¥145 になります。
-help コマンド構文、使用可能なスイッチ (トグル)、およびバージョン情報をリストします。

注: MH の場合は、このフラグ名を省略することはできません。

-kill Character 抹消文字または停止文字として使用される文字を設定します。Character 変数の値には、¥NNN フォーマットの 8 進表記の文字を使用できます。¥NNN は数値または文字自体です。例えば、文字 ¥e は 8 進表記では ¥145 になります。
-noprepend 既にメッセージ本文にあるテキストの後に追加テキストを追加します。
-norapid 既にメッセージ本文にあるテキストを表示します。これはデフォルトです。
-prepend 既にメッセージ本文にあるテキストの前に追加テキストを追加します。これはデフォルトです。
-rapid 既にメッセージ本文にあるテキストを表示しません。

プロファイル・エントリー

項目 説明
Msg-Protect: 新しいメッセージ・ファイルの保護レベルを設定します。
prompter-next: prompter コマンドを終了した後で使用するエディターを指定します。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

ファイル

項目 説明
$HOME/ html