フィールド ピッカー

フィールド・ピッカー・コントロールは、ダイアログのエンド・ユーザーが使用できるフィールドのリストを表示します。 スケールの測定レベルを持つ数値フィールドなど、タイプや測定レベルに基づいてリストをフィルタリングすることができます。また、他のフィールド ピッカーまたはターゲット リスト コントロールを現在のフィールド ピッカー フィールドのソースとして指定することもできます。フィールド・ピッカー・コントロールには、次のプロパティーがあります。

「識別子」コントロールの固有の識別子。

「タイトル」コントロールと共に表示されるオプションのタイトル。複数行のタイトルまたは長いタイトルの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、「表題プロパティー」ダイアログにタイトルを入力します。

「表題位置」コントロールに対するタイトルの相対位置を指定します。値は「上」または「左」ですが、「上」がデフォルトです。 このプロパティーは、ピッカー・タイプが単一フィールドを選択するように設定されている場合にのみ適用されます。

「ツールチップ」ユーザーがコントロールにカーソルを移動した場合に表示されるオプションのツールチップ・テキスト。指定したテキストは、コントロールのタイトル領域にカーソルを移動したときにだけ表示されます。リストされたフィールドのいずれか 1 つの上にカーソルを移動すると、フィールド名とラベルが表示されます。

「ニーモニック・キー」。コントロールへのキーボード・ショートカットとして使用する、タイトルのオプションの文字。これらの文字は、タイトル内で下線付きで表示されます。ショートカットは、Alt キーを押しながらニーモニック・キーを押すとアクティブ化されます。

「ピッカー タイプ」。カスタム・ダイアログのフィールド・ピッカーを使用して、フィールド・リストから単一のフィールドを選択できるのかまたは複数のフィールドを選択できるのかを指定します。

「区切り記号の種類」生成されたシンタックス内の選択したフィールド間の区切り文字を指定します。使用できる区切り文字は、ブランク、コンマ、および正符号 (+) です。また、任意の単一文字を入力して、区切り文字として使用することもできます。

「最小フィールド数」。該当する場合に、コントロールに指定する必要のあるフィールドの最小数。

「最大フィールド数」。該当する場合に、コントロールに指定できるフィールドの最大数。

「実行に必要」実行を続行するために、このコントロールで値が必要かどうかを指定します。「真」が指定された場合、「OK」ボタンと「貼り付け」ボタンは、このコントロールに対して値が指定されるまで無効になります。 「False」が指定された場合、 このコントロールの値は「OK」「貼り付け」ボタンの状態に影響を与えません。

「変数フィルター」コントロールに表示されるフィールドのセットをフィルタリングすることができます。フィールドの型および測定レベルでフィルタリングでき、また、フィールドのリストに多重回答セットが含まれるように指定できます。省略符号 (...) ボタンをクリックして、「フィルタリング」ダイアログを開きます。キャンバス上のフィールド・ピッカー・コントロールをダブルクリックして、「フィルター」ダイアログを開くこともできます。詳しくは、変数リストのフィルタリングを参照してください。

「フィールド ソース」。別のフィールド・ピッカーまたはターゲット・リスト・コントロールが現在のフィールド・ピッカー・フィールドのソースであることを指定します。 フィールド・ソース・プロパティーが設定されていない場合、フィールドのソースはダイアログのデータ・ソース・プロパティーによって決定される現在のデータ・ソースになります。省略符号 (...) ボタンをクリックし、「フィールド ソース」ダイアログ・ボックスを開いて、フィールド・ソースを指定します。

「シンタックス」ランタイムで、このコントロールによって生成および実行され、シンタックス・テンプレートに挿入することができるコマンド・シンタックスを指定します。

  • 有効なコマンド・シンタックスを指定できます。複数行のシンタックスまたは長いシンタックスの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、シンタックスのプロパティー・ダイアログにシンタックスを入力します。
  • %%ThisValue%% は、コントロールのランタイム値 (フィールドのリスト) を指定します。これはデフォルトです。

「有効化ルール」。現在のコントロールが有効になる条件を決定するルールを指定します。 省略符号 (...) ボタンをクリックし、「有効化ルール」ダイアログ ボックスを開き、ルールを指定します。「有効化ルール」プロパティは、有効化ルールを指定するために使用できる他のコントロールがキャンバスに存在するときにのみ表示されます。

注: フィールド ピッカー コントロールは、互換モードでは利用できません。