項目グループ

項目グループ・コントロールは他のコントロールのコンテナーで、 複数のコントロールから生成されたシンタックスを グループ化および制御できます。例えば、サブコマンドのオプション設定を指定するチェック・ボックスのセットがあるが、少なくとも 1 つのボックスにチェック・マークが付いている場合にサブコマンドのシンタックスのみを生成するとします。これは、項目グループ・コントロールをチェック・ボックス・コントロールのコンテナーとして使用することにより実現されます。項目グループに含めることができるコントロールのタイプは、フィールド・ピッカー、データ・セット・セレクター、チェック・ボックス、コンボ・ボックス、リスト・ボックス、テキスト・コントロール、数値コントロール、日付コントロール、保護テキスト、静的テキスト、カラー・ピッカー、テーブル・コントロール、ラジオ・グループ、およびファイル・ブラウザーです。項目グループ・コントロールには、次のプロパティーがあります。

「識別子」コントロールの固有の識別子。 これはシンタックス・テンプレートの コントロールを参照する際に使用する識別子です。

「タイトル」。グループのオプションのタイトル。複数行のタイトルまたは長いタイトルの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、「表題プロパティ」ダイアログにタイトルを入力します。

「実行に必要」True を指定すると、グループ内の少なくとも 1 つのコントロールに値が指定されるまで、「OK」ボタンと「貼り付け」ボタンが無効になります。デフォルトは False です。

例えば、グループはチェック・ボックスのセットで構成されています。「実行に必要」が True に設定され、すべてのボックスがチェックされていない場合、「OK」ボタンと「貼り付け」ボタンは無効になります。

「シンタックス」。ランタイム時に、このコントロールによって生成され、シンタックス・テンプレートに挿入できるコマンド・シンタックスを指定します。

  • 有効なコマンド・シンタックスを指定できます。複数行のシンタックスまたは長いシンタックスの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、シンタックスのプロパティー・ダイアログにシンタックスを入力します。
  • 項目グループに含まれている任意のコントロールの識別子を含めることができます。ランタイム時に、識別子はコントロールで生成されたシンタックスに置き換えられます。
  • %%ThisValue%% は、 項目グループの各コントロールで生成されたシンタックスのリストを生成します。 このリストは空白で区切られ、上から下へ、グループ内に表示される順に並べられています。これはデフォルトです。 「シンタックス」プロパティーに %%ThisValue%% が含まれ、 項目グループ内のどのコントロールによってもシンタックスが生成されない場合、 項目グループは全体として何のコマンド・シンタックスも生成しません。

「有効化ルール」。現在のコントロールが有効になる条件を決定するルールを指定します。 省略符号 (...) ボタンをクリックし、「有効化ルール」ダイアログ ボックスを開き、ルールを指定します。「有効化ルール」プロパティは、有効化ルールを指定するために使用できる他のコントロールがキャンバスに存在するときにのみ表示されます。