テキスト・コントロール

テキスト・コントロールは、任意の入力を受け入れることができる単純なテキスト・ボックスで、次のプロパティーがあります。

「識別子」コントロールの固有の識別子。 これはシンタックス・テンプレートの コントロールを参照する際に使用する識別子です。

「タイトル」コントロールと共に表示されるオプションのタイトル。複数行のタイトルまたは長いタイトルの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、「表題プロパティー」ダイアログにタイトルを入力します。

「表題位置」コントロールに対するタイトルの相対位置を指定します。値は「上」または「左」ですが、「上」がデフォルトです。

「ツールチップ」ユーザーがコントロールにカーソルを移動した場合に表示されるオプションのツールチップ・テキスト。

「ニーモニック・キー」。コントロールへのキーボード・ショートカットとして使用する、タイトルのオプションの文字。これらの文字は、タイトル内で下線付きで表示されます。ショートカットは、Alt キーを押しながらニーモニック・キーを押すとアクティブ化されます。「ニーモニック・キー」プロパティーは、Mac ではサポートされていません。

「テキストの内容」許可されるコンテンツを指定します。値「すべて」は、コンテンツが任意であることを指定します。値「変数名」は、IBM® SPSS® Statistics変数名の規則に準拠する文字列がテキスト・ボックスに含まれている必要があることを指定します。 詳しくは、変数名を参照してください。値「新しいデータセット名」は、テキスト・ボックスに有効な IBM SPSS Statistics データ・セット名が含まれている必要があり、現在開かれているデータ・セットの名前にすることはできないことを指定します。

「デフォルト値」。テキスト・ボックスのデフォルト・コンテンツ。

「幅」。コントロールのテキスト領域の幅を文字数で指定します。 使用できる値は正整数です。 空の値を指定すると、幅は自動的に決定されます。

「実行に必要」実行を続行するために、このコントロールで値が必要かどうかを指定します。「真」が指定された場合、「OK」ボタンと「貼り付け」ボタンは、このコントロールに対して値が指定されるまで無効になります。 「False」が指定された場合、 このコントロールの値は「OK」「貼り付け」ボタンの状態に影響を与えません。デフォルトは False です。

「シンタックス」。ランタイム時に、このコントロールによって生成され、シンタックス・テンプレートに挿入できるコマンド・シンタックスを指定します。

  • 有効なコマンド・シンタックスを指定できます。複数行のシンタックスまたは長いシンタックスの場合、省略符号 (...) ボタンをクリックして、シンタックスのプロパティー・ダイアログにシンタックスを入力します。
  • %%ThisValue%% は、コントロールのランタイム値 (テキスト・ボックスの内容) を指定します。これはデフォルトです。
  • シンタックス・プロパティーに %%ThisValue%% が含まれ、テキスト・ボックスのランタイム値が空である場合、テキスト・ボックス・コントロールはコマンド・シンタックスを生成しません。
「引用符の処理」。引用符付き文字列の一部としてシンタックス プロパティに %%ThisValue%% が含まれている場合、%%ThisValue%% のランタイム値に引用符の処理を指定します。このコンテキストでは、引用符付き文字列は単一引用符または二重引用符で囲まれた文字列になります。 引用符の処理は、%%ThisValue%% を囲む引用符と同じタイプの引用符のみに適用されます。次のタイプの引用符の処理を使用できます。
シンタックス
前後の引用符と一致する %%ThisValue%% のランタイム値の引用符は二重になります。例えば、シンタックス・プロパティーが '%%ThisValue%%' であり、テキスト・コントロールのランタイム値が Text box's value である場合、生成されるシンタックスは 'Text box''s value' になります。
Python
前後の引用符と一致する %%ThisValue%% のランタイム値の引用符は、円記号 (¥) でエスケープされます。例えば、シンタックス プロパティが '%%ThisValue%%' であり、テキスト コントロールのランタイム値が Text box's value である場合、生成されるシンタックス'Text box¥'s value' になります。%%ThisValue%% が三重引用符で囲まれている場合、引用符の処理は行われません。
R
前後の引用符と一致する %%ThisValue%% のランタイム値の引用符は、円記号 (¥) でエスケープされます。例えば、シンタックス プロパティが '%%ThisValue%%' であり、テキスト コントロールのランタイム値が Text box's value である場合、生成されるシンタックス'Text box¥'s value' になります。
なし
前後の引用符と一致する %%ThisValue%% のランタイム値の引用符は、変更されずに保持されます。

「有効化ルール」。現在のコントロールが有効になる条件を決定するルールを指定します。 省略符号 (...) ボタンをクリックし、「有効化ルール」ダイアログ ボックスを開き、ルールを指定します。「有効化ルール」プロパティは、有効化ルールを指定するために使用できる他のコントロールがキャンバスに存在するときにのみ表示されます。