[Windows]

Microsoft Cluster Service (MSCS) のサポート

仮想サーバーのフェイルオーバーをサポートする MSCS の紹介およびセットアップ。

この情報は、 IBM® MQ for Windows にのみ適用されます。

Microsoft Cluster Service (MSCS) を使用すると、サーバーをクラスター に接続して、データおよびアプリケーションにさらに高い可用性を提供し、システムの管理を容易にすることができます。 MSCS は、サーバーまたはアプリケーション障害を自動的に検出し、リカバリーすることができます。

MSCS は仮想サーバーフェイルオーバー をサポートします。 この仮想サーバーは、アプリケーション、Web サイト、印刷キュー、またはファイル共有 (例えば、ディスク・スピンドル、ファイル、IP アドレスを含む) に対応します。

フェイルオーバー とは、MSCS がクラスター内のあるコンピューターのアプリケーションで障害を検出したら、障害を起こしたアプリケーションを通常の方法でシャットダウンし、その状態データを他のコンピューターに転送し、そこでアプリケーションを再開するというプロセスです。

このセクションでは、以下の各項で MSCS クラスターを紹介し、MSCS サポートのセットアップについて説明します。次に、以下のセクションで、MSCS クラスタリング用に IBM MQ を構成する方法について説明します。さらに、 IBM MQでの MSCS の使用について役立つヒントをいくつか示し、以下のセクションで IBM MQ MSCS サポート・ユーティリティー・プログラムについて詳しく説明します。