MSCS で使用するようにキュー・マネージャーを作成する
この手順では、キュー・マネージャーを MSCS の制御下に置くための準備をし、それに適した方法で新しいキュー・マネージャーを作成します。
まず、キュー・マネージャーとそのすべてのリソースをローカル・ドライブ上に作成してから、ログ・ファイルとデータ・ファイルを共有ディスクに移行します。 (この操作は逆にしても構いません。) キュー・マネージャーとそのリソースを共有ドライブ上に作成しないでください。
MSCS で使用するキュー・マネージャーは、コマンド・プロンプトから作成するか、 IBM® MQ Explorerで作成するかの 2 つの方法で作成できます。 コマンド・プロンプトを使用する利点は、キュー・マネージャーが停止状態 で作成され、手動による始動 に設定されて MSCS の準備が整う点です。 ( IBM MQ Explorer は、自動的に新しいキュー・マネージャーを開始し、作成後に自動的に開始するように設定します。 これを変更する必要があります。)
コマンド・プロンプトからキュー・マネージャーを作成する
MSCS で使用するように、コマンド・プロンプトからキュー・マネージャーを作成するには、以下のステップに従います。
- 環境変数
MQSPREFIX
がローカル・ドライブ (例えば、 C:\IBM MQ) を参照するように設定されていることを確認します。 これを変更した場合、システム・アカウントが変更を適用するよう、マシンをリブートしてください。 この変数を設定しない場合、キュー・マネージャーはキュー・マネージャーの IBM MQ デフォルト・ディレクトリーに作成されます。 - crtmqm コマンドを使用してキュー・マネージャーを作成します。 例えば、デフォルト・ディレクトリーに
mscs_test
というキュー・マネージャーを作成するには、次のように入力します。crtmqm mscs_test
- MSCS ストレージへのキュー・マネージャーの移動に進みます。
IBM MQ Explorer を使用したキュー・マネージャーの作成
MSCS で使用する IBM MQ Explorerを使用してキュー・マネージャーを作成するには、以下のステップに従います。
- 「スタート」メニューから IBM MQ Explorer を開始します。
- ナビゲーター・ビューで、ツリー・ノードを展開して、「Queue Managers (キュー・マネージャー)」 ツリー・ノードを探します。
- 「キュー・マネージャー」 ツリー・ノードを右クリックし、 を選択します。 「Create Queue Manager (キュー・マネージャーの作成)」パネルが表示されます。
- ダイアログを完成 (ステップ 1) してから、「次へ>」をクリックします。
- ダイアログを完成 (ステップ 2) してから、「次へ>」をクリックします。
- ダイアログを完成 (ステップ 3) してから、「キュー・マネージャーの開始」および「サーバー接続チャネルの作成」が選択されていないことを確認し、「次へ>」をクリックします。
- ダイアログを完成 (ステップ 4) してから、「Finish (完了)」をクリックします。
- MSCS ストレージへのキュー・マネージャーの移動に進みます。