概要
IBM® z/Transaction Processing Facility(z/TPF)は、地理的に分散した大規模なネットワークにわたる、複雑で連続的な大量のトランザクション処理に対応する高スループット・トランザクション・プロセッサーです。しかし、単なるトランザクション・プロセッサーではありません。z/TPFは、オペレーティング・システムおよび固有のデータベースとしての機能も果たし、すべてが1つのシステムとして連動するように設計されています。
メリット
オープン
REST、OpenAPI、XML、JSON、TLS、Javaなどのオープン・スタンダードを使用します。IBM Zハードウェアとz/TPFを組み合わせることにより、これらのプロトコルをクラス最高のパフォーマンスで活用できます。
接続
z/TPFは、コア・サービスとデータの両方で、REST、HTTP、MQ、MongoDB、Kafkaなどの業界標準方式を使用して、ハイブリッド・マルチクラウド・アーキテクチャーの他のコンポーネントに接続します。
高いセキュリティー
z/TPFは全方位型暗号化をサポートするので、ハードウェアによって高速化された強力な暗号スイートを使用して、ネットワーク上をフローするデータ、ディスク上に保管されているデータ、メモリー内にキャッシュされているデータを保護できます。
z/TPFDF
データベース編成を標準化し、アプリケーション・プログラムのパフォーマンスを向上させて、プログラムの変更を回避します。
TPF Operations Server
z/TPFシステムの可用性を向上させて、計画外の停止の回数を減らし、運用プロセスを自動化します。
TPF Toolkit
統合ワークベンチを活用し、使いやすいエディターとウィザードによって、機能が豊富なツールをデスクトップで利用できるようにします。
z/Transaction Processing Facility製品ファミリー
- z/Transaction Processing Facility Enterprise Edition(z/TPF)
- z/Transaction Processing Facility Database Facility(z/TPFDF)
- TPF Operations Server
- TPF Toolkit