概要
IBM Integrated Facility for Linux(IFL)は、IBM ZでLinuxワークロードを実行するための専用プロセッサーです。 IFLは、IBM Z用のLinuxオペレーティング・システム、IBM Wave for z/VMを活用するIBM z/VM®、KVM、およびコンテナ・テクノロジーでサポートされています。
IBM z15™は、大容量の処理能力、オンチップ圧縮アクセラレーション、プライベートクラウドの基盤を提供し、セキュリティーとデータ・プライバシー、およびサイバー・レジリエンシーにおける業界最先端の機能を提供し続けています。
メリット
経費の削減
IFLにより高密度の仮想Linuxサーバー環境を実現できるため、運用管理、ソフトウェア・ライセンス、エネルギー、設置スペースの各コストを削減できます。
リスクの軽減
IFLはCentral Processor Assist Crypto Function(CPACF)命令を処理し、自動診断、問題判別、問題の切り分けの機能を搭載することで、仮想Linuxサーバー環境を障害から保護します。
オンチップ圧縮による向上
IBM z15は、データの保管、転送、暗号化、処理にかかるコストを削減し、ストレージの節約を実現します。
主要な機能
- 広範囲にわたる処理能力
- 性能を発揮する設計
- IFLを柔軟に追加可能
- 高速通信
- 圧縮と暗号化のためのオンチップ・アクセラレーション
- 1時間当たりの100万サービス単位(Millions of Service Units: MSU)のレーティングへの影響なし
- 幅広い利用とサポート
- プロセッサー資源システム管理機構(PR/SM)またはIBM Dynamic Partition Managerによる管理
お客様の声
“ IFLプロセッサーはとても経済的なプロセッサーです、これでLinuxを稼働すると文書リポジトリーのホスティングのコストが以前の3分の1になり、大幅にコストを節約できました。 ”
- Toby C. Wolf氏
- 統括責任者、グループ・マネージャー — Mainframe Operations Services
- ZB, National Association
“ IBM Zプラットフォームは、非常に費用対効果が高く、並外れたレベルの信頼性、可用性、保守性(RAS)を提供し、お客様に提供するサービスの品質向上に役立っています。 ”
- Frank Schütze氏
- IT責任者
- Stiftung Kirchliches Rechenzentrum Südwestdeutschland(KRZ-SWD)