アプリケーションには障害が発生することがあります
アプリケーションが異常終了した場合、その根本原因を理解することが重要です。ただし、この調査には時間と資源を要する場合があります。通常の実動状態に戻そうとしても、時間は刻々と過ぎていきます。
一方、IBM Fault Analyzer for z/OS®を使用する企業は、より迅速に、より自信を持って、より少ない時間で異常終了を発見できます。これは、アプリケーションが異常終了すると、IBM Fault Analyzer for z/OSが自動的に起動し、障害発生時の異常終了とその環境のリアルタイムの情報を収集するためです。IBMの分析エンジンは、CICS®、WebSphere® MQ、IMS™、Db2®の環境に関するリアルタイムの情報を提供します。
成功への道はでこぼこしているかもしれません。アプリケーション開発チームが遅延すると、企業全体に影響が及びます。しかし、IBM Fault Analyzer for z/OSを使用すると、その道はずっとなだらかになります。
メリット
スキル不足を補う
開発者とオペレーターは、複雑な下位レベルのシステム・レコードやエラー・メッセージを解釈する必要はありません。異常終了が発生した理由と場所を、1つの障害分析レポートで判断できます。
インテリジェントで効率的な分析
ユーザーは、バッチ・モードまたは対話式モードで障害の再分析を実行できます。バッチ・モードを使用すると、TSOセッションを他ユーザーに解放できます。ストレージ域、ソースコード、CICSの異常終了の情報を確認するには、対話式モードを使用します。
自信を持った行動
強力な分析エンジンには、優れたソフトウェア・アーキテクト、開発者、テスターの何十年もの経験が取り込まれています。これを使用することで、チームは自信を持って即座に意思決定を下すことができます。
コストを削減
インテリジェントなツールを使用して新規および既存のアプリケーションを開発、テスト、トリアージすると、生産性が急上昇します。アプリケーションの障害のリスクと関連コストを削減できます。
安定性によるスピード
異常終了は、ダウンタイムの増加と生産性の低下につながります。開発環境で間違いを修正しながら、実動環境でコードをロールバックできます。以前よりも素早く正常な状態に戻れます。
顧客満足を維持
アプリケーションの障害は間違いなく発生します。しかし、その影響を受ける必要はありません。高速な診断により、エンド・ユーザーのエクスペリエンスを最大に保ちながら、中断を最小限に抑えられます。
IBM Fault Analyzer for z/OSの機能
- 最も重要なアプリケーションのためのマルチリンガル・ソリューション
- 分析と再分析のオプション
- 重要なシステムをすべてサポート
- インテリジェントな分析で解決を迅速化
- 使い慣れたインターフェースにより生産性をより早く促進
- CICS®およびJavaの固有の分析機能