IBM Cloud Pak for Integration(CP4I)の拡張:シームレスなパートナー管理と自動化された安全なファイル転送をサポート

暗い部屋で6つのデスクトップ・スクリーンの前に座っているデータ・エンジニアの背中

著者

Leif Davidsen

Program Director, PM, Cloud Pak for Integration

デジタルトランスフォーメーションはイノベーションを加速させましたが、その代償として統合の複雑さが増した可能性があります。進歩を促進しているテクノロジーそのものが、意図せず断片化、非効率性、セキュリティとコンプライアンスのリスクを助長し、最も重要なのはビジネスチャンスを逃す原因にもなりかねません。アジャイルビジネスでは現在、B2Bトランザクションとファイル転送が爆発的に増加し、AIによってさらに拡大しています。お客様は、今後の課題への備えは万全でしょうか。

CP4Iの性能を解放:B2BおよびMFT機能で強化

今日でも、多くの企業が、手作業でエラーが発生しやすく安全性に欠けるB2Bプロセスに苦慮しています。これらのB2Bプロセスは、コラボレーションを妨げたり、コストを押し上げたり、作業者をセキュリティリスクにさらしたりして、取引の遅延、収益の損失、関係の悪化につながります。さらに、組織は安全性が低く、信頼性が低く、コンプライアンスに準拠していないファイル交換方法に頼ることが多いため、ビジネスの俊敏性がさらに制限され、取引先や自社の他の事業部門とのコラボレーションが弱まります。

2025年3月26日に一般提供が開始された、堅牢な企業間(B2B)機能とマネージドファイル転送(MFT)機能を搭載したCP4Iの最新の拡張機能や追加機能を紹介できることを嬉しく思います。これらのアップデートは、既存の統合環境に影響を与えずに、シームレスなパートナー管理と自動化された安全なファイル転送を実現することを目的としています。これらの新機能は統合機能を拡張し、技術的ランドスケープの安全性と効率性を維持しながら、オペレーションの合理化、手動プロセスの削減、コラボレーションの促進、コンプライアンスの確保に役立ちます。

主な機能

  • 取引先のオンボーディングの簡素化による価値実現までの時間の短縮:より合理化されたインターフェースと自動化されたワークフローにより、パートナーとの関係を迅速に確立・管理できるため、セットアップ時間と運用上のオーバーヘッドを削減できます。
  • 拡張性とコントロールでファイル転送を自動化、保護、合理化:IBMのMFT機能は、ファイル転送において優れた可視性と制御性を提供し、ファイルのリアルタイムの追跡や転送ステータスの即時通知、ファイル保存ポリシーの簡単な管理を可能にして、エラーを減らし、ファイル転送を迅速化します。
  • エンタープライズ・グレードのセキュリティーとコンプライアンスでデータを保護:高度な暗号化、アクセス制御、監査証跡により、組織は重要なデータを保護しながら、規制コンプライアンスを維持できます。
  • ビジネスの可能性を最大限に引き出す: CP4Iは、ピーク時のパフォーマンスと拡張性を実現するように設計されているため、ダウンタイムやパフォーマンスのボトルネックを発生させることなく、増大するトランザクションと統合を管理できます。

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