ヘルスケア(医療分野)・テクノロジー・ソリューションとサービス

安全なプラットフォームとAIによる自動化を活用して、患者体験と業務効率を向上

設備のモニターを見る医師
AIとデータ技術で医療の未来に貢献

IBMは、AIとデータ分析を中心に、医療分野で多岐にわたる取り組みを行っています。医療事務の簡易化、研究データを活用した難病照会アプリ、クラウド技術による安全なプラットフォームの提供など、患者と医療従事者、研究者を支えるソリューションの開発に取り組んでいます。IBMは、最先端テクノロジーと創造性を持ち、お客様とともに医療の未来を形作ります。

AIとプラットフォームで自動化システムを構築

電子カルテ・システム「IBM® Clinical Information System」と生成AIや音声AIを活用した「病院業務支援AIソリューション」や、順天堂大学が運用を進めている「PFM AIマッチングシステム」の提供など、IBMと医療研究や医療機関との協業で、様々なソリューションやサービスが生み出されています。

  • 不妊治療に悩む方々やその家族の不安や疑問をAIチャットボットで解消
  • 治療予後をAIで予測し肝癌治療の質を向上
  • 医療現場の人材不足問題に対処し、限られた医療スタッフで質の高い医療サービスを提供
医療をデジタルとAIで刷新

IBMは、ヘルスケア業界のデータ活用とAI導入のニーズに対し、安全なプラットフォーム・エクスペリエンスを設計しています。例えば、AI エージェントが患者データをモニタリングして、新しい検査結果に基づいて治療の推奨を調整し、チャットボットを通じて臨床医にリアルタイムのフィードバックを提供できます。加えて、生成AIは次のような分野にも導入可能です。

  • 情報セキュリティー
  • 医療IT
  • カスタマー・サービス
  • マーケティング
  • 調達
  • 製品開発
  • 販売
  • サプライチェーン

世界中の病院や医療システムなどのサービス・プロバイダー、政府機関や民間医療保険会社などが、IBMのヘルスケア・ソリューションやサービスを採用しています。

ヘルスケア・テクノロジー向けソリューション

ビジネス全体でAIを活用
IBM® watsonxは、ライフ・サイエンスおよび医療組織が優先ワークフローにおいてイノベーションを促進し、生産性を向上させるのを支援します。IBM ConsultingとAIソリューション・プロバイダーのエコシステムを活用することで、製品開発の加速、強靭なサプライチェーンの構築、変革アジェンダの迅速な実行が可能になります。
データに確信を持つ
ビジネスに対応できるAIは、AI対応のデータから始まります。IBMのデータおよびAIソリューションに組み込まれたAI機能を活用して、データの保管、ガバナンス、保護を最適化できます。統合データ・ファブリックにより、医療およびライフ・サイエンス組織向けにAI対応データを取り込み、補完し、提供することで、より正確な洞察を得られます。
AIを活用したオートメーション
生産性を再定義し、レジリエンスを向上させ、成長を加速させ、アプリケーションおよびインフラ全体で成果を生み出すことで、医療システムおよびライフ・サイエンス技術におけるセキュリティーと運用の俊敏性を向上させます。IBMのITオートメーションおよび業務管理向けツールのポートフォリオは、お客様が医療およびライフ・サイエンスの未来を構築するのを支援します。
よりスマートな顧客体験の創出
エンド・ツー・エンドのITソリューションとサービスによるワークフロー最適化の支援により、優れた顧客体験の実現が可能です。IBMのライフ・サイエンスおよび医療向けコンサルティング・サービスは、利害関係者の取り組みを推進し、医療ITおよび製薬のバリュー・チェーンを最適化するためのソリューションと技術を提供します。
データとAIをさらに活用する
IBMのハイブリッドクラウドを医療およびライフ・サイエンス分野で活用しましょう。最先端かつ安全なプラットフォームにより、クラウドおよびオンプレミスIT環境での運用効率を向上させ、ワークロードをシームレスに管理できます。当社の技術、専門知識、パートナー・エコシステムをご覧ください。
サイバーセキュリティーのためのAI
医療従事者やライフ・サイエンス組織が使用する医療データ、患者データ、業務プロセスを、高品質なセキュリティー・ソリューションで保護します。AIを活用したソリューションにより、セキュリティー・チームの速度、精度、生産性を向上させ、リアルタイムで組織を保護します。
ニュースリリース 医療法人 浅田レディースクリニック
IBMと共同でAIを活用した不妊治療の質問に回答するチャットボット「浅田せんせい」を開発・公開。不妊治療に悩む方々やその家族が気軽に問い合わせできるように
一般社団法人 日本肝癌研究会 国立国際医療研究センター 日本医師会AIホスピタル推進センター
AIを用いた研究で、個々の患者が想定される治療を行った際の5年生存率や生存期間を含む予後予測を目指すシステムをIBMと構築。その精度の評価を2025年7月下旬まで実施
学校法人 順天堂、グローリー株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社
脳の健康度に基づいた「金融商品適合性チェック支援AIアプリ」をIBMと三菱UFJ信託銀行の主要6店舗へ導入。高齢のお客さまに寄り添った金融サービスとして導入、利用開始
順天堂大学
電子カルテ・データと生成AIを活用した「PFM AIマッチングシステム」を構築・運用開始。退院患者が適切な治療を継続できるよう地域医療を推進
京都大学医学部附属病院、一般社団法人遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム
京大病院が保有する電子カルテ・データを活用し、遺伝性血管性浮(HAE)患者予測AIモデルでHAEの潜在患者を特定する診断を支援するための研究および、その支援を目指し、AIモデルの有用性の検証を開始
お客様事例
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Moderna社

Moderna社とIBM Quantumは、量子コンピューティングを活用したバイオテクノロジー・パイプラインの構築に取り組んでおり、mRNA開発における従来型コンピューティングの制約を拡張しています。

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Pfizer社

SAP S/4HANAを活用したハイブリッドクラウドITアーキテクチャーにより、重要な医薬品が患者にできるだけ迅速に届くようにしています。

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コベントリー・アンド・ウォリックシャー大学病院(UHCW)NHS信託

IBM watsonx.ai技術を活用し、患者ケアに注力しながら、週に700人の追加患者への対応を実現しています。

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Humana社

大手医療保険プロバイダーは、対話型AIを活用することで、高コストの事前サービス電話を削減し、医療提供者の体験を改善しました。

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Phoenix OCP社

Phoenix OCPは、迅速かつ確実な医薬品配送を確保する課題に取り組み、IBM Power Virtual Serverを活用してサービス提供業務を変革しています。

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National Healthcare Group

SAP SuccessFactorsを使用して患者サービスを強化し、取引から関係への移行を実現しました。

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 世界をより良く変えていく「AIを活用した難病情報照会アプリ」

早期に専門医の診察を受けられない大きな課題を解決するため、患者および家族をはじめ一般市民向けの「Rare Disease-Finder(RD-Finder)」と、医師や研究者向けの「Rare Disease-Finder Pro(RD-Finder Pro)」を京都大学大学院医学研究科、RADDAR-J for Society(RJ4S)とIBMが共同で開発しました。

白い背景にさまざまな色とテクスチャーを持つ大きな「C」の文字。
CEOスタディ2025:ビジネスの成長を加速させる5つのマインドシフト
これら5つのマインドシフトを実行することで、不確実性を切り抜け、ビジネス改革を促進し、エージェント型AIによって成長を加速させます。
患者と子どもと一緒に情報を確認する医師
ヘルスケアとライフサイエンス業界に責任あるAIを提供
生成AIでサービス対象のコミュニティーを確実にサポートするための5つの重要なステップをご紹介します。
量子コンピューターのクローズアップ
IBMとCleveland Clinic
IBMとCleveland Clinicによる、初の医療研究専用量子コンピューター発表の様子をご覧ください。
患者記録に目を通す医師
データ・リネージュによるヘルスケア・データ・ガバナンスの習得
データ・リネージュが医療従事者のデータ・ガバナンス戦略の改善にどのように役立つかをご覧ください。
ヘルスケア・ビジネスを変革しましょう

ライフ・サイエンスや医療向けの技術ソリューション、ビジネス、業務の変革についてのご相談は、IBMのエキスパートまでお問い合わせください。

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