概要
迅速で安全な構築を場所を問わず実現
オンプレミス、エッジコンピューティング、あらゆるクラウド・ベンダーが提供するパブリッククラウドなどのすべての環境で、一貫してアプリケーションを導入、実行します。
ツールチェーン、データベース、AIなどのクラウド・サービスを任意の場所で利用できます。IBM Cloud Satelliteが管理する分散クラウド・ソリューションは、クラウド・サービス、API、アクセス・ポリシー、セキュリティー管理、およびコンプライアンスを提供します。
ユースケース
カスタマー・サービスの向上
データセンターでパブリッククラウド・サービスを利用
安全なオンプレミスのデータセンターで、パブリッククラウド・サービスの柔軟性と俊敏性を活用できます。厳しい規制管理を維持しながら、新しいアプリケーションを迅速に構築します。
待ち時間の短縮
エッジでのリアルタイム分析の利用
データが生成された場所でデータを処理することで、レイテンシーを低減し、迅速な対応を実現します。新しいロケーションに即時に展開し、単一のコンソールからすべてを管理します。
アプリケーションのモダナイズ
オープン・アーキテクチャーの活用
高度に分散された5Gのデプロイメントを通じて、世界中で一貫してワークロードを実行します。どのアプリケーションが実行されているか、どこで実行されているか、いつ実行されているかを把握します。監査性が向上します。
インサイトをより早く
データにAIを適用
データ・セットとAIサービスをあらゆる環境にわたって使用できるようになります。データのすぐ近くにAIや分析ツールを配置することで、データのダウンロード・コストや遅延がなく、豊富な洞察が得られます。
メリット
柔軟なインフラストラクチャー・オプション
豊富なサービスとソフトウェア
どこでも一貫した使用感
ロケーション全体でセキュリティーを確保
IBM Cloud Satelliteをお勧めする理由
クラウドとオンプレミス全体で複雑性を軽減した「Day 2」オペレーションによりイノベーションを加速
真のマルチクラウド
他のクラウド(AWS、Azure、Google)のコンピューティング・インフラストラクチャーをIBM Cloud Satelliteのロケーションとして使用します。
サービスとしての使用
IBM Cloud製品には、Red Hat® OpenShift®、IBM Cloud® Databases、IBM Cloud Pak® for Data as a Serviceなどがあります。
特別なネットワーク設定は不要
Satellite Linkが既存のネットワーク構成やセキュリティー体制とともに機能します。その逆ではありません。
業界別クラウドに関する深い知識
金融サービスと通信業界向けのIBMクラウド製品を提供します。
主なサービス
IBM Cloud Pak® for Data-as-a-Service
データが存在する場所でデータを分析します。 待ち時間と移行費用を減らすとともに、データ主権に関する規則を順守します。
Red Hat® OpenShift® on IBM Cloud
IBM Cloud Satelliteを使用して、全ての環境にわたって共通のコンテナ・プラットフォーム上でアプリケーションを実行します。
Satellite Infrastructure Services
フルマネージドのロケーション向けに、IBMがお客様のデータセンターに設備を出荷し、設置と導入を行います。
参考情報
セキュリティーと管理をあらゆる場所に
IBM Cloud Satelliteは、ベンチマークの金融サービス・レベルの管理をあらゆる環境に拡張しています。信頼性の高い一連のセキュリティー、コンプライアンス、リスク管理のコントロール機能が提供されます。
FAQ
IBM Cloud Satelliteの詳細
IBM Cloud Satelliteを使用するメリットは何ですか。
選択したロケーションでワークロードを実行し、法的要件、コンプライアンス基準、データ速度、ネットワーク待ち時間の要件をより良く満たすことができます。 その間も、セキュリティー機能が充実したIBM Cloudサービスを使用してアプリケーションをモダナイズし、開発速度を向上できます。
アプリケーションを環境全体でどのように管理するのですか。
IBM Cloud Satellite Configは、アプリケーションを包括的に確認し、構成やアプリケーション開発を管理できます。 単一のダッシュボードを使用して、クラウド、オンプレミス、エッジなどの環境全体にわたってKubernetesリソースの導入を管理し、アプリケーションと運用を包括的に可視化できます。
ネットワーク・トラフィックはどのように管理するのですか。
組み込みのIBM Cloud Satellite Linkを使用して、ロケーション間のネットワーク・トラフィックと通信の流れを管理および監査できます。 また、IBM Cloudのモニタリングとロギング・サービスを利用して、ログ、測定基準、アラートを統合できます。
IBM Cloudサービスにはどのようにアクセスするのですか。
IBM Cloud Satelliteの各ロケーションは、Satellite Linkと呼ばれる暗号化されたTLSトンネルを介してIBM Cloudに接続されています。 IBM Cloud Satelliteのロケーションでは、IBM Cloudサービスの充実したセキュリティー機能に保護された、安全な方法でリンクにアクセスできます。 IBM Cloudサービスを使用するときは、IBM Cloud上と同じセキュリティーとコンプライアンスのプロセスが適用されます。
IBM Cloud Satellite経由でどのIBM Cloudサービスが利用できますか。
IBM Cloud Satelliteを通じて数々のIBM Cloudサービスを利用でき、さらなるサービスの拡充が予定されています。 金融サービスの管理機能には、多くの業界がアクセス可能なコンプライアンス・レイヤーを提供する予定ですのでご期待ください。 現在、IBM Cloud Satelliteのロケーションで導入可能なサービスは、 IBM Cloud Pak®ソリューション、IBM Cloud® Databases、IBM® Edge Application Manager、IBM Cloud Catalogのソフトウェアとミドルウェア、Red Hat® Marketplaceのソフトウェアです。
IBMは、IBM Cloud Satelliteに関するコンサルティング・サービスを提供していますか。
デジタル変換に関するサービスのためのIBM Cloud Garage®のコンサルティングを予約できます。 また、プロフェッショナル・サービスのためのIBM Global Business Services®や、インフラストラクチャーと構築サービスのためのIBM Business Partner® Ecosystemを利用できます。
IBM Cloud Satelliteを実行するためにハードウェアを購入する必要がありますか。
いいえ、ハードウェアを購入する必要はありません。ただし、IBM Cloud Satelliteロケーションに対応したインフラストラクチャーが必要です。 インフラストラクチャー環境は、オンプレミスのデータセンターでも、別のクラウド・プロバイダーが提供する環境でも、互換性があればどこにあるエッジ・デバイスでも構いません。 オンプレミス環境では、IBM Satellite Infrastructure Serviceを使用するためにIBM Global Technology Services®との連携を選択できます。他のインフラストラクチャー・パートナーについてはパートナーのページをご参照ください。