Analytics Engineとは

IBM Analytics Engineは、計算層とストレージ層を分離するHadoopクラスターのアーキテクチャーを提供します。Analytics Engineを使用すると、2 重の目的を持つノードで形成される永続クラスターの代わりに、ユーザーはIBM Cloud Object Storageなどのオブジェクト・ストレージ層にデータを保管して、必要な時に計算ノードのクラスターを展開することができます。ストレージから計算を分離することで、ビッグデータ分析プラットフォームの柔軟性、拡張性、保守性を変革できます。  

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Analytics Engineの機能

オープンソースの機能を活用

幅広いApache HadoopおよびApache Sparkのエコシステムを備えた、先駆的なデータサイエンスのツールを使用して、ODPi準拠のスタックを構築します。

オンデマンドの展開と拡張

アプリケーションの要件に基づいてクラスターを定義できます。クラスターの適切なソフトウェア・パック、バージョン、サイズを選択できます。必要な期間だけご利用いただけますので、アプリケーションがジョブを完了し次第すぐに削除できます。

環境の構成

サード・パーティーの分析ライブラリーとパッケージを使用してクラスターを構成します。機械学習などのワークロードをIBM Cloudサービスから導入できます。

Analytics Engineの利点

計算とストレージがバインドされることがなくなる

計算のみを行うクラスターをオンデマンドで展開します。クラスターにはデータが保管されていないため、クラスターをアップグレードする必要はありません。

費用対効果に優れた入出力中心のクラスター

使用していない計算サイクルに余分なコストをかけることなく、追加のIBM Cloud Object Storage(またはその他のデータ・ストア)をオンデマンドでプロビジョンします。

クラスターがより柔軟である

REST APIを使用した実際の要求に基づくデータ・ノードの追加および削除が可能です。さらに、計算クラスターにデータを保管しないことで、オーバーヘッド・コストを低く抑えます。

セキュリティーが費用対効果に優れている

多層的なアプローチによって、より細かいレベルでアクセス管理ができるようになると同時に、個々のクラスターへのセキュリティー実装が大幅に簡素化されます。

ベンダー・ロックインが回避される

クラスターは、ジョブを1つのソフトウェアのパッケージやバージョンに強制的に適合させるのではなく、ジョブのニーズに応じて複数展開されます。複数の異なるバージョンのソフトウェアを別々のクラスターで実行できます。

Analytics Engineのバージョン

IBM Analytics Engine

HadoopおよびSparkの分析アプリケーションを開発するための柔軟な枠組みです。

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