ホーム お客様事例 SingleStore社 命に関わる事態が起こる前に化学工場のリスクを察知
IBMとSingleStoreが連携して強力な新しいIoTソリューションを構築
夕暮れ時にライトアップされた近代的な製油所。建物や街路の明かりが光ります。

化学工場では、安全性が最優先事項です。 化学薬品は毒性があり、非常に可燃性が高いため、化学薬品製造工場は非常に危険です。 そのため、企業は、事故、怪我、化学物質汚染のリスクを軽減する新しい方法を常に模索しています。化学物質が正しく保管および維持されていない場合、汚染を引き起こし、広範囲に悪影響を及ぼす可能性があります。

汚染されたコンテナが、誤ってこのような状態で出荷された場合、顧客は深刻な影響を受ける恐れがあり、場合によっては命に関わる事態になる可能性があります。また、汚染されたインベントリーが出荷前に特定されたとしても、さらに多くの問題が起こる可能性があります。化学会社は使用できなくなったバレルを廃棄する必要があるためインベントリーレベルと注文の履行能力に影響がおよび、その結果、会社の四半期収益にも影響がでることから、生産コストが増加し、最終的には多額の費用がかかる可能性があります。

IBM®のビジネス・パートナーであるSingleStoreは、顧客である化学研究工場の安全性に関して、同様の問題解決に取り組みました。この施設内では、研究中で一定の基準内でのメンテナンスが必要なさまざまな化学物質がコンテナに保管されていました。たとえば、とある特定の工場のインベントリーの最低温度しきい値は27°Fで、最高温度は30°Fという具合です。このようなデータは、保管されているすべてのコンテナに取り付けられたIoTセンサーを使用して追跡する必要がありますが、この工場ではこれらのコンテナ内の温度が変動していました。

「彼らが、よりデータ駆動型の組織になるためにはデジタル・トランスフォーメーションが必要でした。私たちは、彼らがこれらの温度異常を検出できるように手助けする必要があったのです」と、SingleStore社のテクニカル・アライアンス担当グローバル・ディレクターであるMark Lochbihler氏は述べています。さらに彼は以下のように続けます。「コンテナの温度が低すぎたり高すぎたりすると、命に関わる事態が起こる可能性があります。したがって、コンテナの温度が定義されたしきい値を超えた場合には、迅速な措置を講じる必要があります。」

リアルタイムの洞察

 

化学薬品コンテナの温度測定値をリアルタイムで提供し、実用的なインサイトを得る

収益の増加

 

化学工場の品質管理、インベントリー、収益は増加

当社のクライアントと今後の共同クライアントのためにこの最新のIoTソリューションを構築するにあたり、IBMとの提携は自然なことだと感じました。 Mark Lochbihler テクニカル・アライアンス担当グローバル・ディレクター IBMビジネス・パートナーSingleStore社
高速かつ柔軟なデータ処理

同名でデータ集約型アプリケーション用の最新データベースを提供するSingleStore社は、化学工場のコンテナに設置されたセンサーデータをストリーミングするクライアント向けのIoTソリューションの構築を決めました。施設のプライベートクラウドをモダナイズし、Red Hat® OpenShift® プラットフォームを使用してワークロードをデジタル化するために、SingleStore社はIBMと提携しました。 両社の開発チームは緊密に連携し合い、IBM® Cognos® AnalyticsIBM Event StreamsIBM Watson® Studioテクノロジーを活用しながら、IBM Cloud Pak® for Data とそのエコシステムを使用して新しいソリューションを計画、構築、デプロイしました。

「計画段階では、集中的に全力で取り組みました。 私たちはまず、ソリューションのストリーミング面のテストを行い、このテストに成功した後、Watson MLを使用した異常検出モデルの構築に進みました」と Lochbihler氏は説明します。「その後、SingleStoreデータベースクエリとそのパフォーマンスを最適化しました。そして、最後に、Cognos Dashboardsが期待どおりに動作し、顧客対応SLAを満たしているか確認しました。」

Lochbihler氏は、IBMソリューションとSingleStoreのサービスの統合はシームレスだったと付け加えます。

「IBMのチームは、ストリーミング、AI/ML、ダッシュボード機能、およびハイブリッドクラウドでの実行方法について、信じられないほど知識が豊富でした」とLochbihler氏は続けます。「当社のSingleStoreチームは、最新の運用および分析データベースの専門家です。私たちは共に協力し、このIoTソリューションを開発することができましたが、IBMの専門家の支援がなければ、この3倍の時間がかかったことでしょう。」

OpenShiftのCloud Pak for Dataを使用すると、どこでも実行でき、IoTソリューションに必要なサービスをシームレスにデプロイできるようになります。 Mark Lochbihler テクニカル・アライアンス担当グローバル・ディレクター IBMビジネス・パートナーSingleStore社
ギブアンドテイクのパートナーシップ

新しいソリューションを実装すると、SingleStoreとIBM のクライアントは次のことが可能になります。

  • 工場内のストレージ施設における品質管理の向上

  • 収益の増加と運用コストの削減

  • インベントリーと納期厳守の改善

 

Lochbihler氏は、「化学品保管の品質管理が主な問題であり、私たちはこの新しいIoTソリューションでその問題を解決します。IBMと共同で導入した新しいソリューションに基づき、当社のお客様のストレージ施設の温度は自動的に適温に調整されます。ストレージの温度が危険な範囲にある場合、自動でクライアントに警告が行く仕組みです。」

このパートナーシップに連動して、IBM販売者は、顧客へのソリューション提案において、クラウドネイティブ、ハイブリッド、リアルタイムおよび履歴データ・ハブとしてSingleStoreソリューションを含めることができます。IBMチームは、IBM Cloud Pak for Dataと共同で、データ集約型アプリケーション用の最新のデータ層としてSingleStoreを組み込んで再販売することもできます。

「IBMとSingleStoreはすでに、世界で最も困難なデジタル・トランスフォーメーション・プロジェクト向けのハイブリッドクラウド・ソリューションを提供しています。 私たちは、お客様のためにこの最新の IoT ソリューションを構築するにあたり、IBM と提携するのは自然なことだと感じました」と Lochbihler 氏は言います。「一緒に仕事をするうちに、私たちは共通のお客様に対して非常に多くの価値を提案できることが分かりました。顧客サイトでデジタル・トランスフォーメーションとデータ駆動型のソリューションを実現するという点で、我々は真に協力し合うことができます。」

SingleStore社のロゴ
SingleStore社について 

IBMのビジネス・パートナーであるSingleStore社(ibm.com外部へのリンク)(旧:MemSQL)は、データ集約型アプリケーション向けに構築された、分散型で拡張性の高い最新のSQLデータベースを提供します。300名以上の従業員が働く同社のプラットフォームは、毎秒数百万件のイベントを取り込みながら、同時に数十億行のデータを分析できます。SingleStore社は、アプリケーションがリアルタイムの意思決定と動的なエクスペリエンスを実現するための最大のパフォーマンスを提供します。

次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBM ビジネス・パートナーにお問い合わせください。

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2022年4月、アメリカ合衆国で制作。

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本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMビジネス・パートナーは独自の価格を設定しており、価格は異なる場合があります。 IBMが事業を展開している国であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。