Lindbergh社、夜間部品配送の管理にIBMの技術を採用

建設現場のトラック
 

「効率とスピードは当社のビジネス・モデルの基本です。時間通りで正確な配送を確実に行うために、物流プロセスを一元化および自動化できる技術ソリューションが必要でした」と、Lindbergh社代表取締役のMarco Pomé氏は説明します。

Lindbergh社は、保守、修理、運用(MRO)市場の一部であるフィールド・サービス管理分野で事業を展開しており、製造業の保守作業担当者への夜間配送を専門としています。

同社は、IBM® Power Virtual Serverプラットフォーム上のIBM Cloudサービスの柔軟性を利用して、SaaSを通じて提供されるプロセス自動化ソリューションを実装するために、GEP Informatica社に頼ることにしました。詳細な分析の結果、物流プロセスを標準化および最適化できる、体系的な輸送管理システム(TMS)が必要であることが明らかになりました。

GEP Informatica社が提案したソリューション

「SIGEP Transport(ソフトウェア)をクラウド・モードにすることで、Lindbergh社にこれまでにない柔軟性をもたらし、同社は必要に応じて運用を拡張し、業務効率を大幅に向上させることができます」と、GEP Informaticas社のプロジェクト・マネージャーであるArceo Desideri氏は述べています。

SAGEP Transportを通じてIBMの技術を導入することにより、Lindbergh社に多くのメリットがもたらされることが期待されています。期待される主な成果は以下の通りです。

コスト削減と業務効率の向上

プロセスを自動化して、ワークフローと車両管理を最適化します。

配送の正確性の向上

貨物をリアルタイムで追跡し、タイムリーに管理します。

顧客満足度の向上

透明性が向上し、顧客と効果的なコミュニケーションが取れるようになります。

業務のKPIと顧客満足度が大幅に向上すると予想しています。GEP Informatica社と連携してIBMの技術を導入することにより、当社は物流市場における将来の課題に対処できます。
Marco Pomè氏 代表取締役 Lindbergh社
高度な技術統合

提案されたソリューションには、次のような高度な技術コンポーネントが含まれています。

  • SIGEP Transport(クラウド・モード):IBM Cloudを使用するPower Virtual Serverプラットフォーム上に実装されたSaaSシステム。これによって、イタリアの輸送フローを管理することができるようになり、複雑なインストールや継続的なメンテナンスの必要性がなくなります。ユーザーはインターネットに接続されたどのデバイスからでもアプリケーションにアクセスできます。

  • SIGEP Portal and Tracking:このコンポーネントにより、貨物情報と関連情報を大量にインポートすることが可能になり、すべての輸送段階のフル・トレーサビリティーが確保されます。

  • SIGEP Road:SIGEP Roadは車両に搭載された高度なデバイスを使用してこれまでにない制御を実現し、貨物をリアルタイムで監視および管理できるようになります。

  • サプライヤーが発行するパッシブ・インボイスの自動管理とKPIのタイムリーな管理:プロセスの自動化により、業務効率の向上とコストの削減を実現できます。
建設現場でコンピューターを見ている2人の技術者
GEP Informatica社との連携

Lindbergh社は、GEP Informatica社の支援を受けてIBM Cloudサービスを活用することで、業務効率をさらに高める態勢を整えています。この新しい技術を取り入れたインフラストラクチャーは、物流フローの管理を改善するだけでなく、企業のオーガニック・グロースと地理的拡大を強固に支えるものです。柔軟で拡張性の高いソリューションにより、Lindbergh社は現在の市場が持つ課題に迅速かつ能力で対応でき、ますます正確で時間通りのサービスを顧客に提供できるようになります。

Lindbergh社のロゴ
Lindbergh社について

2006年に設立されたLindbergh SpA(ibm.com外部へのリンク)は、MRO市場の一部であるフィールド・サービス管理分野で事業を展開しています。Lindbergh社は、製造業の保守作業担当者への夜間配送を専門とする、他に類を見ない企業です。ミラノとパリに2つの主要な物流プラットフォームを持ち、イタリアとフランスの両方に多数の中間施設を有します。60台の社有車およびパートナー・ネットワークにより、イタリアとフランスで毎日2,000以上のお届け先に配送しています。

GEP社のロゴ
GEP Informatica社について

GEP Informatica社(ibm.com外部へのリンク)は、1987年以来、倉庫業界における物流および輸送管理用ソフトウェアの分析、設計、開発に携わっており、これらの分野で重要な再編プロジェクトを実施してきました。

SIGEPは、同社の物流と輸送分野における35年の経験から生まれた管理・計画情報システムです。サプライチェーン・ディレクターの増大する業務におけるニーズを満たすために、最先端のエンジニアリング技術の1つを使用して設計および作成されています。

ソリューション・コンポーネント IBM Power Virtual Server
次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBMビジネス・パートナーにお問い合わせください。

お客様事例はこちら
法務

© Copyright IBM Corporation 2024.

IBM、IBMのロゴ、IBM CloudおよびPowerは、米国およびその他の国におけるIBM社の商標または登録商標です。

本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。

IBMが事業を展開している国または地域であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

示されている例は、説明のみを目的として提供されています。実際の結果はお客様の構成や条件により異なるため、一般的に期待される結果を提供するものではありません。

IBM製品およびプログラムを使って他社製品またはプログラムの動作を検証する場合は、お客様の責任で行ってください。IBMは、他社の製品やプログラムに責任を負いません。

本書の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。