その後数年間、Knauf社は計画立案に、Planning Analyticsソリューションを使用し続けました。さらにパフォーマンスを高め、その他の改善された機能を活用するために、最新バージョンにアップグレードすることを決定しました。IBMのビジネス・パートナーであるavantum consult社と連携して、Planning Analyticsの最新バージョンに基づいて構築された、avantumのAPOLLOソリューションを導入しました。

avantum社との連携により、わずか8週間のうちにシステムをアップグレードし、貸借対照表と損益計算書のための機能を構築しました。同社は、新バージョンを使用して、世界中のすべての子会社の損益計算書を統合データベースに集約し、組織全体のアウトカム計画と予測を実行できるようになりました。APOLLOソリューションは、同社のSAP Business Warehouse（BW）ソフトウェアに統合されています。

Knauf社では現在、約500ユーザーがPlanning Analyticsソリューションを使用しています。Betz氏の報告によると、ユーザーはソフトウェアの学習と使用が簡単であると感じており、その結果、社内のユーザーによる採用が増加しました。

さらに移行後、新しくなったソリューションにより、パフォーマンスが大幅に向上しました。「Planning Analyticsのおかげで、パフォーマンスが向上しました」とBetz氏は言います。「これは小さな改善ではありません。導入前後の違いを実際に体感できています」

同社は現在、経営計画とレポート作成のための統合ソリューションを活用しています。SAP BWソフトウェアとのデータ転送を自動化しているため、より透明性が高く、オペレーションをより統一的に把握できています。

Knauf社は、移転価格アプリケーションを新しいプラットフォームに移行し、ソリューションの活用を広げていく予定です。「Planning Analyticsのパフォーマンスが向上したため、移転価格アプリケーションでも同様に期待しています」とBetz氏。

1932年設立のKnauf社（リンク先は、ibm.com外です）は、石膏ボード、漆喰、最新の断熱材料や付属品、建設機器をはじめとする、建築資材の世界有数のメーカーから成るグループです。90か国以上に、250以上の生産施設とセールス組織を所有し、世界中に約4万人の従業員を抱えています。本社は、ドイツのイーポーフェンにあります。

IBMのビジネス・パートナー、avantum consult社（リンク先は、ibm.com外です）は、ドイツ、オーストリア、スイスを拠点とするビジネス・アナリティクスのスペシャリスト集団です。より優れたインサイトと結果を得るために、コンセプト、テクノロジー、アジャイル・リーダーシップにより、データ・バリュー・チェーン全体にわたって、複数の業界にまたがる225社以上を支援しています。同社の顧客は、データ管理、レポート作成、計画立案、高度な分析において、同社のモジュール式ソリューションを活用しています。