ホーム ケーススタディ DMC社 DMC社は人気のテレビ番組を毎回定刻通りに配信
エジプトの大手メディア企業が人気エピソードの超高速配信を実現する
寝室の毛布の上にあるリモコンのクローズアップ、焦点がぼけた背景ではテレビがオンになっている

DMC社は、エジプトで最も人気のあるテレビ番組のいくつかを制作し、地域ごとに配信しています。配信できるように、DMC社は完成した録画エピソードを複数の放送局に送信します。ファイル・サイズが非常に大きいため、DMC社では高速で信頼性が高く安全な転送方法を確保することが運用上必要です。番組のスケジュールを守れないとすぐに数百万の視聴者に影響が及ぶことになります。

ニュース、時事問題、連続ドラマ

DMC社は、一流のドキュメンタリーから上質なドラマ、コメディーからカルチャーまで、ライブ放送、ストリーミング、ダウンロード用のテレビ番組を制作、販売、配信しています。2016年に設立された同社は、コミュニティー・チャンネルが急成長して非常に人気のある一般放送局になったものであり、Egyptian Media Groupの一員です。

DMC社の番組はホームコメディー、トークショー、ドラマなどで構成され幅広く配信されており、その視聴者はエジプト国内だけに留まりません。これを可能にするために、完成したエピソードは、メディア・ファイルをパブリック・インターネット経由で送信するという仕方で複数の放送局に転送されます。転送が失敗するなら、DMC社は貴重な顧客を失う可能性があり、熱心な視聴者はお気に入りの番組を見逃すことになります。

番組の長さに応じて、ファイルのサイズは最大で25 GBに達し、各ファイルは複数の放送局に送信されます。毎日10を超える番組を複数のパートナーに配信しているため、DMC社は、高速で効率的でエラーがなく、再送信の処理をするための時間がほぼ不要のデータ転送に依存しています。しかし、帯域幅の制限とインターネット・プロトコルの技術的な制約があるため、DMC社の配信パートナーが増えればそれだけ、締め切りに遅れるというリスクが増大していくことになります。さらに、DMC社は、連続ドラマのエピソードを間違った受信者に送信したり、ハッカーによって傍受されたりすることを防ぐために、接続セキュリティーに依存しています。

「DMC社は急速に成長を遂げ、コンテンツ、チャネル、配信の増大を管理することが優先すべき重要課題です」とDMC社のテクニカル・ディレクターであるEslam El Hariry氏は述べます。「番組が成功すればそれだけ、コンテンツを高速かつ確実に、万全のセキュリティーで配信できるようにすることが不可欠になります。この成長を費用対効果の高い方法で管理することは大きな課題であり、可能な限り最高の戦略的ソリューションで対応できるプラットフォームとビジネス・パートナーを探しました。」

5倍の速さ データ転送

IBM Aspera Enterpriseを利用

増やす 生産性を高める

総データ・ワークロードが急増しても

DMC社が事業を拡大し、より多くのエピソードを制作し、さらに多くの番組を配信するようになっても、IBM Aspera Enterpriseによってパートナー・チャンネルに優れたコンテンツを毎回、時間通り確実に配信することができます。 Eslam El Hariry氏 テクニカル・ディレクター DMC社
プレミアムTVコンテンツの配信

配信パートナーへのコンテンツ配信を管理するために、DMC社はIBM Asperaファイル転送およびストリーミング・ソリューションを利用しています。Asperaは、グローバル・ネットワーク上のデータの移動を管理するように設計されており、FASP(Fast Adaptive and Secure Protocol)転送テクノロジーを使用してスループットのボトルネックを排除します。これにより、利用可能な帯域幅を最適化し、速度を最大化して理論上の制限なしにスケールアップできます。

Asperaソリューションは、ファイルとデータ・セットの転送、配布、同期をグローバルに実現することができ、ワークフローを自動化して監視するツールを備えています。これは、締め切りが重視されるDMC社のテレビ番組にとって理想的な機能です。

「当社はIBMパートナーのSystems Design社と協力して、増大したワークロードを管理する方法を検討しました」とEl Hariry氏は言います。「IBM Aspera Enterpriseにより、DMC社は最適な組み合わせによる技術的なパフォーマンスと管理機能、および成長に対応できる拡張しやすさを手にすることができました。」

IBM Aspera Enterpriseを使用して、DMC社はあらゆるサイズのファイルを、実現可能な最大転送速度で配信できます。データは暗号化によって保護され、制御機能により、指定された受信者のみがファイルを受信またはアクセスできます。さらに、DMC社は、安全なストリーミングやアプリのサポートなど、Aspera Enterpriseが提供する技術機能を使用して新しいサービスを提供できます。

プログラムを配信できなくなることは、DMC社にとって大惨事に近い事態です。転送ができない多くのケースでは、宅配便を送る以外に状況を建て直せる可能性はほとんどありません。宅配便の料金はかなり高額であり、利用可能な時間内でも必ず利用できるとは限りません。

Systems Design社のテクニカル・マネージャーであるEhab Hamza氏は次のように説明します。「IBM Aspera Enterpriseには高速で安全な接続を実現する重要な機能があり、それこそまさにFASPテクノロジーが提供するものです。Aspera Enterpriseによって、DMC社の当面のニーズが満たされるだけでなく、将来の成長に向けたスケーラブルな道筋も見通せるようになります。」

「当社は10年以上にわたってSystems Design社と連携しており、IBMソリューションに関する彼らの広範な知識を頼りに、最適な選択を導き出しています。DMC社は、Systems Design社からのアドバイスを受けて、ワークフロー管理、転送速度、すべての配信パートナーのクラウドベース・システムとオンプレミス・システムに接続する機能に基づいてIBM Aspera Enterpriseを選択しました。」

テレビ番組のデータ転送を盤石なものにすることは必須です。IBM Aspera Enterpriseは、DMC社が必要とするセキュリティーと信頼性、および管理機能を提供します。 Eslam El Hariry氏 テクニカル・ディレクター DMC社
ネットワークの生産性の最大化

IBM Aspera Enterpriseを導入したことで、DMC社のデータ転送速度は通常の20 Mbpsから100 Mbpsに向上しました。帯域幅の一部が未使用のままになりがちである一般的なTCPテクノロジーとは異なり、FASP設計は、信頼性の低い接続を使用している場合でもスループットを最適化して最大化します。さらに、IBM Aspera Enterpriseの同期機能により、ファイルは常に最新の状態に保たれ、組み込みのブロックチェーン・テクノロジーを使用してデジタル資産の移動を制御できます。

「ラマダンのハイピーク・シーズンには、アウトプットが大幅に増加し、データ・ワークロードに非常に大きなストレスがかかります。テレビ番組のデータ転送を盤石なものにすることは必須です。IBM Aspera Enterpriseは、DMCが必要とするセキュリティー、信頼性、および管理機能を提供します」とEl Hariry氏は付け加えます。

「非常に大規模なデータ環境の制約があるにもかかわらず、Systems Design社の支援により、DMC社は素早く簡単にIBM Aspera Enterpriseに移行できました。このソリューションにより、同じチーム内でより多くのコンテンツを処理できるようになり、運用の生産性が最大化され、将来の成長への明確な道筋が見通せるようになりました。DMC社が事業を拡大し、より多くのエピソードを制作し、さらに多くの番組を配信するようになっても、IBM Aspera Enterpriseによってパートナー・チャンネルに優れたコンテンツを毎回、時間通り確実に配信することができます。」

DMC社のロゴ
DMC社について

DMC社(ibm.com外部へのリンク)は2016年9月に創設され、コミュニティ・プログラムを放送しています。その後DMC社は、地元、地域、国際的な出来事を扱うようになっていき、現在ではドキュメンタリー、ドラマ、ホームコメディー、トークショーなどを配信する2つのチャンネルを持つようになりました。同社は現在、独自のコンテンツを制作して新たな視聴者を獲得し、世界中で配信権を販売しています。

Systems Design社のロゴ
Systems Design社について

Systems Design社(ibm.com外部へのリンク)は大手システム・インテグレーターであり、プレイアウト・センター、メディア資産管理、コンテンツ・アーカイブ・ソリューションなどの放送およびメディア・テクノロジーを専門としています。Systems Design社は、ビデオおよびオーディオ・テクノロジーにおける豊富な経験に基づいて、エジプト内外のメディア企業を支援する幅広い専門サービスを提供しています。

次のステップ

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2024年1月

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