sortbib コマンド
目的
参考文献データベースをソートします。
構文
説明
sortbib コマンドは、ユーザー指定キーによる refer コマンド・キー文字を含むレコードのファイルをソートします。 レコードはブランク行で区切られるか、または .[(ピリオド、左大括弧) と .] (ピリオド、右大括弧) の各区切り文字で囲まれますが、この 2 つのスタイルを混在させることはできません。 sortbib コマンドは Database パラメーターで指定された各データベースを通して読み取り、別にソートされたキー・フィールドを取り出します。 ソートされたキー・フィールドにはファイル・ポインター、バイト・オフセット、対応するレコードの長さが含まれます。 これらのレコードはディスク・シークおよび読み取りを使って配布されるため、sortbib コマンドは標準入力を読むためのパイプライン内では使用できません。
デフォルトでは、sortbib コマンドはアルファベット順の並べ替えを行うのに、 主作成者および日付を含んでいる最初の %A と %D フィールドに従います。
sortbib は、 %A フィールド内の最後の単語 (作成者の姓と見なされます) によってソートします。 jr. または ed. といった最後に付けられる単語は、 その前の単語がコンマで終わっていれば無視されます。 2 つの語からなる姓を持つ、または一般的ではない構造の名前の作成者は、スペース文字の代わりに ¥0 を使う nroff のコマンド規則を使うことによって、正しくソートできます。%Q フィールドの指定は、%A フィールドと同じように機能しますが、ソートは最後の単語ではなく最初の単語を使って行われます。
注: 作成者フィールドがないレコードは、タイトルでソートしてください。
sortbib コマンドは、%D 行の最後の単語 (通常は年) によってソートします。 %T または %J フィールド内のタイトルによってソートするときは、先行する冠詞は無視されます。 無視された冠詞は、そのロケールに特定のもので、 ロケール特定の refer メッセージ・カタログ内で指定されます。 このカタログ内では、冠詞は単一メッセージ内に含まれます。 各冠詞は任意の数の ASCII スペースまたはタブ文字で区切られます。 レコードにソート・キーとなるフィールドがない場合、sortbib コマンドはそのレコードを、そのフィールドを含む他のレコードの前に置きます。
1 回にソートできるデータベースは 16 までです。 4096 文字を超えるレコードは切り捨てられます。
Database パラメーターには、sortbib コマンドがソート時に使用する、ユーザー指定キーによる refer コマンド・キー文字が記述されます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-sKeys | ソートするフィールド・キーを指定します。 |
例
- 作成者、タイトル、日付でソートするには、以下のように入力します。
sortbib -sATD Database
- 作成者、日付でソートするには、以下のように入力します。
sortbib -sA+D Database
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/tmp/SbibXXXXX | 一時ファイルが入っています。 |
/usr/bin/sort | sort コマンドが入っています。 |