roffbib コマンド

目的

参考文献データベースを出力します。

構文

roffbib -m Macro ] [  -x ] [  FormatFlags ] [  Database... ]

説明

roffbib コマンドは、脚注用または巻末の注用のフォーマットではなく参考文献データベース・フォーマットのレコードをすべて出力します。一般に、このコマンドは、troff コマンドのフィルターとして、特に、-e-h-n-o-r-s、および -T フラグを使用したフィルターとして使用されます。

%X キー・フィールドに続けて要約または注釈を入力すると、注釈付き参考文献一覧用のパラグラフにフォーマットされます。複数の注釈付きパラグラフを希望する場合は、複数の %X フィールドを使うことができます。

パラメーター

項目 説明
FormatFlags nroff コマンド・フラグのほとんど、特に -e-h-n-o-r-s、および -T フラグを受け入れます。
Database 全レコードの参考文献データベースを格納します。

フラグ

項目 説明
-m Macro ユーザー定義のマクロ・セットが入っているファイルを指定します。-m フラグとマクロの間にはスペースを 1 つ入れなければなりません。このマクロ・セットは /usr/share/lib/tmac/tmac.bib ファイル内で定義されたマクロを置換します。ユーザーはマクロを書き直してカスタマイズ・フォーマットを作成できます。
-x %X フィールド・キーに続けて入力された要約またはコメントの印刷を抑制します。

roffbib コマンドを html と一緒に使用したときの例を以下に示します。