indxbib コマンド

目的

参考文献一覧の逆索引を作成します。

構文

indxbib Database ...

説明

indxbib コマンドは、lookbib コマンドおよび refer コマンドが使用する特定のデータベース (またはファイル) の逆索引を作成します。 これらのファイルには、ブランク行で区切られた参考文献一覧参照 (または他の種類の情報) が含まれています。
注: indxbib コマンドは、現在の作業ディレクトリーにデータベースが存在するものと見なします。

参考文献一覧参照は、参考文献情報のフィールドを構成する行の集合です。 各フィールドは、% (パーセント記号) で始まる行から始まり、後にはキー文字、スペース文字、次にフィールドの内容が続きます。 フィールドの内容は、次の % (パーセント記号) で始まる行まで続きます。キー文字はすべて ASCII 文字です。

indxbib コマンドは、/usr/lib/refer/mkey ファイルと /usr/lib/refer/inv ファイルを呼び出すためのシェル・スクリプトです。 最初のプログラム mkey は、以下の操作を実行します。

  1. ワード (ブランクまたはタブで区切られた) を 6 文字に切り捨てます。
  2. 大文字を小文字にマッピングします。
  3. 3 文字よりも短いワードを破棄します。
  4. 既存の ign ファイルに従って最も一般的に使用されるワードを破棄します。 英語ファイル /usr/lib/eign には一般的な英単語のリストが記載されています。 特定言語の一般的なワードで構成される ign という名前のファイルを、ユーザーが作成することもできますが、必須ではありません。 このファイルを作成する場合は、/usr/lib/nls/msg/$LANG ディレクトリー内に入れなければなりません。
  5. 1900 より小さいか 2099 より大きい数字 (日付) を破棄します。
    注: 多くの学問分野では 1800 年代かそれ以前の年代に書かれた文献を参照しているので、日付には必ず索引を付けなければなりません。

2 番目のプログラム inv は、エントリー・ファイル (.ia)、通知ファイル (.ib)、 およびタグ・ファイル (.ic) を作業ディレクトリー内で作成します。

ファイル

項目 説明
/usr/lib/eign 処理中に indxbib コマンドが破棄する一般的なワードのデフォルト値のリストが入っています。
Database.ia エントリー・ファイルが入っています。
Database.ib 通知ファイルが入っています。
Database.ic タグ・ファイルが入っています。

環境変数

項目 説明
NLSPATH メッセージ・カタログ・ファイルを探すディレクトリー名のリストを参照します。