機密保護解説書
このトピック・コレクションには、IBM® i プラットフォーム上でのセキュリティーの計画、設定、管理、および監査に関する情報が記載されています。 また本書は、プラットフォーム上で使用されるセキュリティーのすべての機能について説明し、 セキュリティーの機能が、実行管理機能、バックアップおよび回復、アプリケーション設計など、 当システムの他の面とどのように関連しているかを解説しています。
このトピック・コレクションに記載されているシステム上でのセキュリティーの設定に関する操作説明は、完全なものではありません。 セキュリティーの設定手順を段階的に示した例については、 『システム・セキュリティーの計画と設定』のトピックを参照してください。
このトピック・コレクションには、IBM Lotus® Domino ユーザー向けの計画に関する情報が網羅されているわけではありません。 Lotus Domino ユーザーは、http://www.lotus.com/ldd/doc にある Lotus の資料を参照してください。 この Web サイトには、IBM Lotus Notes、Lotus Domino、 および IBM Lotus Domino for IBM i に関する情報が記載されています。 この Web サイトから、Domino データベース (.nsf) フォーマットまたは Adobe Acrobat (.pdf) のフォーマットで、情報のダウンロード、データベースの検索、出版マニュアルの入手方法の情報の取得ができます。
このトピック・コレクションには、セキュリティー情報へのアクセスに使用可能なアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) に関する情報がすべて記載されているわけではありません。 このトピックにはインターネットに関する情報は記載されていません。システムをインターネットに接続する場合の考慮事項については、 『System i とインターネット・セキュリティー』を参照してください。
- IBM i 7.3 の新機能
機密保護解説書のトピック・コレクションにおける新着情報または大きな変更があった情報について説明します。 - 機密保護解説書の PDF ファイル
この情報の PDF ファイルを表示または印刷できます。 - IBM i セキュリティーについて
IBM Systems のファミリーは、広範囲のユーザーに対応します。 IBM i プラットフォーム上でのセキュリティーは、このように広範囲のユーザーや状況に見合う柔軟性を十分備えています。 - システム・セキュリティー (QSecurity) システム値の使用方法
セキュリティー・レベル (QSECURITY) システム値を設定することにより、 システムで実施するセキュリティーの程度を選択できます。 - セキュリティー・システム値
システム値を使用すると、システムのさまざまな特性のカスタマイズが可能になります。 一群のシステム値を使用して、システム共通のセキュリティー設定を定義できます。 - ユーザー・プロファイル
ユーザー・プロファイルは、強力でかつ柔軟なツールです。ユーザー・プロファイルが適切に設計されていれば、システムを保護し、 ユーザーに合わせてシステムをカスタマイズするうえで役立ちます。 - 資源保護
このセクションでは、それぞれの資源保護の構成要素について説明し、 また、システムに関する情報を保護するためにそれらの構成要素がどのように連動するかについても説明します。 また、システム上での資源保護を設定するための、CL コマンドと表示画面の使用方法についても 説明します。 - 実行管理機能セキュリティー
このセクションでは、システム上の実行管理機能に関連したセキュリティーの問題について説明します。 - セキュリティーの設計
この節では、アプリケーション開発担当者とシステム管理者が、 セキュリティーを全体的な設計の一部分として含めるのに役立つ指針を提供しています。また、システム上セキュリティーの対象を作成する場合に使用できる手法の例も記載 されています。 - セキュリティー情報のバックアップおよび回復
ユーザーのセキュリティー情報を保管することは、データの保管と同様に重要です。 場合によっては、システム上にユーザー・プロファイル、オブジェクト権限、 およびデータを回復させる必要があります。ユーザーのセキュリティー情報を保管しないと、ユーザー・プロファイルと オブジェクト権限を手動で再構築しなければなりません。 これは時間がかかり、エラーと機密漏れが生じる原因となります。 - IBM i のセキュリティー監査
この節では、システム上でのセキュリティーの効率を監査する手法を説明します。 
権限収集
権限収集は、基本オペレーティング・システムの一部として提供される機能です。 大まかにいえば、権限収集は、IBM i システムに組み込まれたランタイム権限検査と関連付けられるデータを収集する機能です。 このデータはシステムが提供するリポジトリーに記録され、そのデータの表示と分析を行うインターフェースがあります。 このサポートは、機密保護管理者やアプリケーション・プロバイダーが、アプリケーションの正常な実行を可能にするために必要な最低限の権限レベルを使用して、アプリケーション内のオブジェクトを保護するのを支援することを意図しています。権限収集機能を使用して過剰な権限を除去したり回避したりすることによって、アプリケーションが使用するオブジェクトのセキュリティー全体が向上します。- セキュリティー・コマンド
このセクションでは、セキュリティー関連のシステム・コマンドについて説明します。 これらのコマンドは、コマンド行に入力することにより、 システム・メニューの代わりに使用することができます。 コマンドは、 タスク別にグループ分けされています。 - IBM 提供のユーザー・プロファイル
このセクションには、システムとともに出荷されるユーザー・プロファイルに関する情報を記載しています。 これらのプロファイルは、さまざまなシステム機能のオブジェクト所有者として使用されます。 また、いくつかのシステム機能は、特定の IBM 提供のユーザー・プロファイルのもとで実行されます。 - 共通権限 *EXCLUDE を指定して出荷されるコマンド
この節では、システム出荷時に、制限付きの権限 (共通権限は *EXCLUDE) を有しているコマンドを示します。 この表には、これら制限付きコマンドを 使用するための権限を与えられている IBM 提供のユーザー・プロファイルが 示されます。 - コマンドが使用するオブジェクトに必要な権限
この節の表には、コマンドが参照するオブジェクトに必要な権限を示します。 - オブジェクト操作および監査
このトピック・コレクションは、システム上でオブジェクトに対して実行できる操作、 およびその操作が監査されるかどうかという情報をリストしたものです。 - 監査ジャーナル項目のレイアウト
このセクションには、監査 (QAUDJRN) ジャーナルのジャーナル・コード T が付いているすべての項目タイプのレイアウト情報を記載します。これらの項目は、ユーザーが定義する処置およびオブジェクト監査によって 制御されます。 - セキュリティー・コマンドのコマンドおよびメニュー
SECTOOLS (セキュリティー・ツール) メニュー、SECBATCH (バッチへのセキュリティー報告書の投入またはスケジュール) メニュー、 システム機密保護の構成 (CFGSYSSEC) コマンド、および共通権限取り消し (RVKPUBAUT) コマンドが、 システム・セキュリティーの構成に使用可能な 4 つのセキュリティー・ツールです。 - IBM i 機密保護解説書の関連情報
ここには、機密保護のトピックに関連する 製品マニュアル、IBM Redbooks® (PDF 形式)、Web サイト、および Information Center のトピックがリストされています。 任意の PDF を表示および印刷できます。