IBM i 7.3 の新機能

機密保護解説書のトピック・コレクションにおける新着情報または大きな変更があった情報について説明します。

「権限収集」と呼ばれる新しい機能が基本オペレーティング・システムに追加されました。 このサポートは、機密保護管理者やアプリケーション・プロバイダーが、アプリケーションの正常な実行を可能にするために必要な最低限の権限レベルを使用して、アプリケーション内のオブジェクトを保護するのを支援します。権限収集の目的は、アプリケーション内のオブジェクトのセキュリティーを強化することにあります。 この新しい機能拡張をサポートするために、新しい CL コマンドとして権限収集の開始 (STRAUTCOL)、権限収集の終了 (ENDAUTCOL)、および権限収集の削除 (DLTAUTCOL) が提供され、新しい SQL ビューとして QSYS2.AUTHORITY_COLLECTION が提供されます。

監査

  • 新しい QAUDLVL および QAUDLVL2 の値: *NETSECURE、*NETTELSVR、および *NETUDP。
  • QAUDLVL および QAUDLVL2 の値 *NETCMN は、*NETSCK 機能のサブセットのセキュリティー監査ジャーナル項目のみを書き込むようになりました。 承認と接続のセキュリティー監査ジャーナル項目は書き込みません。
  • CP (ユーザー・プロファイル変更) セキュリティー監査ジャーナル項目には、TEXT と AUT を除くすべてのユーザー・プロファイル作成 (CRTUSRPRF) コマンド・パラメーターのフィールドと、TEXT を除くすべてのユーザー・プロファイル変更 (CHGUSRPRF) コマンド・パラメーターのフィールドが含まれています。
  • 監査ジャーナル項目に対してその他の各種更新が行われました。

このトピック・コレクションにはその他各種の更新が加えられています。

新規情報または変更情報の見分け方

技術上の変更が加えられた場所を見分けるのに役立つように、Information Center では以下のイメージを使用しています。
  • 変更の開始 イメージにより、新規または変更された情報の開始点を示します。
  • 変更の終わり イメージにより、新規または変更された情報の終了点を示します。

PDF ファイルでは、左マージンに新規および変更情報のリビジョン・バー (|) があります。
今回のリリースの新規情報または変更情報に関するその他の情報は、プログラム資料説明書を参照してください。