Db2 Mirror のサービス
Db2® Mirror 環境を直接操作するために使用できる SQL サービスが多数あります。
権限
このセクションで説明する SQL サービスは、いくつかのサービス・プログラムを使用して実装されています。 これらのサービス・プログラムのいずれかの権限を変更すると、そのサービス・プログラムの一部であるすべてのサービスに影響を与えます。QSYS/QMRDBSSRTV サービス・プログラムと QSYS/QDBSRVIO1 サービス・プログラムは、*PUBLIC *USE 権限が設定された状態で出荷されます。以下にリストされているその他すべてのサービス・プログラムは、*PUBLIC *EXCLUDE の状態で出荷されています。
権限は、*SRVPGM に対しては GRTOBJAUT CL コマンドを、サービス・プログラムを使用するプロシージャーまたは関数に対しては SQL GRANT ステートメントを使用することで変更できます。
サービスにアクセスするには、ユーザーは、少なくともサービス・プログラムに対する *EXECUTE 権限、またはプロシージャーまたは関数に対する EXECUTE SQL 特権を必要とします。サービスの通信グループの場合、ユーザーには *IOSYSCFG 特殊権限も必要です。
各サービスは、以下のサービス・プログラムに関連付けられています。
- Db2 Mirror 複製の構成: QSYS/QMRDBSSDBA *SRVPGM
- Db2 Mirror 製品の構成: QSYS/QMRDBSSPRD *SRVPGM
- Db2 Mirror オブジェクト詳細の処理: QSYS/QMRDBSSOBJ *SRVPGM
- Db2 Mirror 詳細のレビュー: QSYS/QMRDBSSRTV *SRVPGM
- CHECK_REPLICATION_CRITERIA スカラー関数
- EVALUATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA 表関数
- INSPECT_REPLICATION_CRITERIA 表関数
- MIRROR_CLUSTER_INFO ビュー
- MIRROR_FLIGHT_RECORDER_INFO ビュー
- MIRROR_INFO ビュー
- NRG_INFO ビュー
- NRG_LINK_INFO ビュー
- RDMA_CONNECTION_INFO ビュー
- RDMA_LINK_INFO ビュー
- REPLICATION_CRITERIA_INFO ビュー
- VALIDATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA 表関数
- Db2 Mirror 再同期の構成: QSYS/QDBSRVIO1 *SRVPGM
- Db2 Mirror 再同期の比較: QSYS/CMPRSENT *SRVPGM
- Db2 Mirror 通信の構成: QSYS/QMRDBSSNRG *SRVPGM および QSYS/QTOCNRGRP *SRVPGM
SQLSTATE 値
これらのプロシージャーおよび関数からは、SQLSTATE 値を使用してエラーと警告が返されます。
「01」で始まる SQLSTATE 値は警告です。一般的な SQLSTATE は以下のとおりです。
- 01520
- 文字ストリング変換エラー。
- 01532
- オブジェクトが見つかりません。
- 01548
- 指定された操作を実行する許可がありません。
- 01623
- Db2 Symmetric Multiprocessing 機能がインストールされていません。
- 01687
- ロックが取得されていません。
- 01692
- コマンドから返された警告。
- 01H53
- プロシージャーまたは関数によって警告が返されました。
- 08001
- 通信障害。
- 02000
- 行が見つかりませんでした。
- 23505
- 複製基準リスト内に重複規則があります。
- 42501
- オブジェクトに対する権限がありません。
- 42502
- 指定された操作を実行する許可がありません。
- 42602
- 名前が無効です。
- 42616
- パラメーター値が無効です。
- 42704
- オブジェクトが見つかりません。
- 42710
- オブジェクトはすでに存在しています。
- 54035
- 内部オブジェクト限界を超えました。
- 560CR
- Db2 Mirror がインストールされていません。
- 560DE
- Db2 Mirror 操作は現在の状態では許可されていません。
- 57011
- ストレージは使用不可です。
- 57033
- ロックが取得されていません。
- 58004
- 予期しないシステム・エラーです。
便利な SQL 照会
- Db2 Mirror 製品を構成する権限を持つユーザーを確認するには、次の照会を実行します。
SELECT AUTHORIZATION_NAME FROM QSYS2.OBJECT_PRIVILEGES WHERE SYSTEM_OBJECT_SCHEMA = 'QSYS' AND SYSTEM_OBJECT_NAME = 'QMRDBSSPRD' AND OBJECT_TYPE = '*SRVPGM' AND OBJECT_OPERATIONAL = 'YES' AND DATA_EXECUTE = 'YES';
- すべての Db2 Mirror サービスのリストを表示するには、次の照会を実行します。
SELECT * FROM QSYS2.SERVICES_INFO WHERE SERVICE_CATEGORY LIKE 'MIRROR%';