Db2 Mirror のサービス

Db2® Mirror 環境を直接操作するために使用できる SQL サービスが多数あります。

権限

このセクションで説明する SQL サービスは、いくつかのサービス・プログラムを使用して実装されています。 これらのサービス・プログラムのいずれかの権限を変更すると、そのサービス・プログラムの一部であるすべてのサービスに影響を与えます。QSYS/QMRDBSSRTV サービス・プログラムと QSYS/QDBSRVIO1 サービス・プログラムは、*PUBLIC *USE 権限が設定された状態で出荷されます。以下にリストされているその他すべてのサービス・プログラムは、*PUBLIC *EXCLUDE の状態で出荷されています。

権限は、*SRVPGM に対しては GRTOBJAUT CL コマンドを、サービス・プログラムを使用するプロシージャーまたは関数に対しては SQL GRANT ステートメントを使用することで変更できます。

サービスにアクセスするには、ユーザーは、少なくともサービス・プログラムに対する *EXECUTE 権限、またはプロシージャーまたは関数に対する EXECUTE SQL 特権を必要とします。サービスの通信グループの場合、ユーザーには *IOSYSCFG 特殊権限も必要です。

各サービスは、以下のサービス・プログラムに関連付けられています。

SQLSTATE 値

これらのプロシージャーおよび関数からは、SQLSTATE 値を使用してエラーと警告が返されます。 「01」で始まる SQLSTATE 値は警告です。一般的な SQLSTATE は以下のとおりです。
01520
文字ストリング変換エラー。
01532
オブジェクトが見つかりません。
01548
指定された操作を実行する許可がありません。
01623
Db2 Symmetric Multiprocessing 機能がインストールされていません。
01687
ロックが取得されていません。
01692
コマンドから返された警告。
01H53
プロシージャーまたは関数によって警告が返されました。
08001
通信障害。
02000
行が見つかりませんでした。
23505
複製基準リスト内に重複規則があります。
42501
オブジェクトに対する権限がありません。
42502
指定された操作を実行する許可がありません。
42602
名前が無効です。
42616
パラメーター値が無効です。
42704
オブジェクトが見つかりません。
42710
オブジェクトはすでに存在しています。
54035
内部オブジェクト限界を超えました。
560CR
Db2 Mirror がインストールされていません。
560DE
Db2 Mirror 操作は現在の状態では許可されていません。
57011
ストレージは使用不可です。
57033
ロックが取得されていません。
58004
予期しないシステム・エラーです。

便利な SQL 照会

  • Db2 Mirror 製品を構成する権限を持つユーザーを確認するには、次の照会を実行します。
    SELECT AUTHORIZATION_NAME
      FROM QSYS2.OBJECT_PRIVILEGES
        WHERE
            SYSTEM_OBJECT_SCHEMA = 'QSYS' AND
            SYSTEM_OBJECT_NAME   = 'QMRDBSSPRD' AND
            OBJECT_TYPE          = '*SRVPGM' AND
            OBJECT_OPERATIONAL   = 'YES' AND     
            DATA_EXECUTE         = 'YES';	
  • すべての Db2 Mirror サービスのリストを表示するには、次の照会を実行します。
    SELECT * FROM QSYS2.SERVICES_INFO
        WHERE SERVICE_CATEGORY LIKE 'MIRROR%';