ADD_NRG_LINK プロシージャー
ADD_NRG_LINK プロシージャーは、1 つまたはすべての Db2® Mirror ネットワーク冗長グループ (NRG) にリンクを追加します。ネットワーク冗長グループが存在しない場合は、作成されます。
スキーマは QSYS2 です。
- nrg-name
- リンクの追加先の NRG の名前が含まれている文字ストリングまたはグラフィック・ストリング。NRG が存在しない場合は、作成されます。
- source-address
- 追加するリンクのローカル IP アドレスが含まれている文字ストリングまたはグラフィック・ストリング。IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを指定できます。
- target-address
- 追加するリンクのリモート IP アドレスが含まれている文字ストリングまたはグラフィック・ストリング。IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを指定できます。
- link-priority
- リンクの優先順位として設定される整数値。優先順位の範囲は 1 から 16 であり、1 が最高の優先順位です。優先順位の値は固有である必要はありません。
- increment-load-balance-link-count
- ロード・バランス・リンク・カウントを増分するかどうかを指定する文字ストリングまたはグラフィック・ストリング。
- NO
- ロード・バランス・リンク・カウントは現行値のままになります。
- YES
- ロード・バランス・リンク・カウントは、1 増分されます。これはデフォルト値。
このパラメーターはオプションです。
- line-description
- このリンクに関連付けられているローカル・システム回線記述が含まれている文字ストリングまたはグラフィック・ストリング。source-address が IPv6 リンク・ローカル・アドレスであり、固有のローカル・インターフェースを識別するために使用される場合、このパラメーターは必須です。このパラメーターは、他のすべてのアドレスに関しては無視されます。
- virtual-lan-id
- このリンクに関連付けられているローカル仮想 LAN ID の整数値。source-address が IPv6 リンク・ローカル・アドレスであり、固有のローカル・インターフェースを識別するために使用される場合、このパラメーターは必須です。このパラメーターは、他のすべてのアドレスに関しては無視されます。
例
- ソース・ノード上のすべてのネットワーク冗長グループにリンクを追加します。そのリンクに最高の優先順位を設定し、ロード・バランス・リンク・カウントを 1 増加させます。
CALL QSYS2.ADD_NRG_LINK(NRG_NAME => '*MIRROR', SOURCE_ADDRESS => '9.5.94.95', TARGET_ADDRESS => '9.5.94.100', LINK_PRIORITY => 1, INCREMENT_LOAD_BALANCE_LINK_COUNT => 'YES');
- ターゲット・ノード上のすべてのネットワーク冗長グループにリンクを追加します。そのリンクに最高の優先順位を設定し、ロード・バランス・リンク・カウントを 1 増加させます。プロシージャーへの呼び出しは、3 つの部分で構成される修飾名を指定してプロシージャーを呼び出すことによって、ソース・ノード上で行われます。修飾名の最初の部分は、ターゲット・ノードのリレーショナル・データベース名です。
CALL REMOTESYS.QSYS2.ADD_NRG_LINK(NRG_NAME =>'*MIRROR', TARGET_ADDRESS => '9.5.94.95', SOURCE_ADDRESS => '9.5.94.100', LINK_PRIORITY => 1, INCREMENT_LOAD_BALANCE_LINK_COUNT => 'YES');
- ソース・ノード上のすべてのネットワーク冗長グループにスタンバイ・リンクを追加します。そのリンクに最低の優先順位を設定し、ロード・バランス・リンク・カウントは変更しません。
CALL REMOTESYS.QSYS2.ADD_NRG_LINK(NRG_NAME =>'*MIRROR', TARGET_ADDRESS => '9.5.94.96', SOURCE_ADDRESS => '9.5.94.101', LINK_PRIORITY => 16, INCREMENT_LOAD_BALANCE_LINK_COUNT => 'NO');