ステップ 4: デフォルトの経路を構成する

システムのリモート・ネットワークに到達するには、この情報を使用してデフォルトの経路を構成します。

ネットワークは多数の相互接続ネットワークで構成されているため、システムに対して最低 1 つの経路を定義して、別のネットワーク上にあるリモート・システムとの通信を行う必要があります。また、リモート・ネットワークからご使用のシステムへの接続を試みる TCP/IP クライアントが、正しく機能できるようにするための経路指定項目も追加する必要があります。

少なくとも必ず 1 つのデフォルトの経路指定項目 (*DFTROUTE) があるように、経路指定テーブルの定義を計画する必要があります。 経路指定テーブル内のその他の項目に一致項目がない場合には、 使用可能な最初のデフォルトの経路指定項目で指定された IP ルーターにデータが送信されます。

デフォルトの経路を構成するには、以下の手順に従ってください。

  1. コマンド行で CFGTCP (TCP/IP 構成コマンド) を入力し、Enter を押して「TCP/IP の構成」メニューにアクセスします。
  2. オプション 2 (TCP/IP 経路の処理) を選択し、Enter を押します。
  3. Opt」プロンプトの 1 (追加) を選択し、Enter を押して、「TCP/IP 経路の追加 (ADDTCPRTE)」メニューを表示します。
  4. 経路の宛先 (Route destination)」プロンプトに *DFTROUTE と入力し、「サブネット・マスク」プロンプトに *NONE と入力します。
  5. ネクスト・ホップ (Next hop)」プロンプトに、経路上にあるゲートウェイの IP アドレスを指定してから、Enter を押します。