POWER

POWER 関数は、最初の引数を 2 番目の引数で累乗した値を戻します。

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>>-POWER--(--expression-1--,--expression-2--)------------------><

expression-1
任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリング・データ・タイプの値を返す式。1 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。
expression-2
任意の組み込み数値データ・タイプの値を戻す式。式 1 の値がゼロである場合は、式 2 はゼロまたはそれより大きい値でなければなりません。 式 1 の値がゼロより小さい場合は、式 2 は整数値でなければなりません。

引数のデータ・タイプが 10 進浮動小数点の場合、結果のデータ・タイプは DECFLOAT(34) です。そうでない場合、この関数の結果は、倍精度浮動小数点数になります。 引数が両方とも 0 の場合は、結果は 1 です。 引数が NULL の可能性があれば、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。

注記

DECFLOAT 特殊値の関係する場合の結果: いずれかの引数が 10 進浮動小数点の場合、両方の引数が DECFLOAT(34) に変換されます。10 進浮動小数点値の場合、特殊値は次のように扱われます。
  • いずれかの引数が NaN または -NaN の場合、NaN が返されます。2
  • POWER®(Infinity, 有効な任意の第 2 引数) は、Infinity を返します。
  • POWER(-Infinity, 有効な任意の奇数整数値) は、-Infinity を返します。
  • POWER(-Infinity, 有効な任意の偶数整数値) は、Infinity を返します。
  • POWER(0,Infinity) は 0 を返します。
  • POWER(1,Infinity) は 1 を返します。
  • POWER(1,Infinityより大きい任意の数) は、Infinity を返します。
  • POWER(0 より大きく、1,Infinity より小さい任意の数) は、0 を返します。
  • POWER(0,Infinityより小さい任意の数) は、NaN を返します。2
  • いずれかの引数が sNaN または -sNaN の場合、警告またはエラーが返されます。 2

  • ホスト変数 HPOWER は、値が 3 の整数であると想定します。
      SELECT POWER(2,:HPOWER)
        FROM SYSIBM.SYSDUMMY1
    値として 8 が戻されます。
1 POWER 関数の結果は、指数 expression-1 ** expression-2 の結果とまったく同じです。
2 SQL_DECFLOAT_WARNINGS 照会オプションに *YES を指定すると、NaN が返され、警告が出されます。