LOG10
LOG10 関数は、数値の共通対数 (底 10) を戻します。 LOG10 関数と ANTILOG 関数は、逆の演算です。
- expression
- 任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。
引数のデータ・タイプが DECFLOAT(n) の場合、結果は DECFLOAT(n) です。それ以外の場合、結果のデータ・タイプは、倍精度の浮動小数点数になります。 引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。
注記
DECFLOAT 特殊値が関係する場合の結果: 10 進浮動小数点の場合、特殊値
は次のように扱われます。
代替構文: LOG は LOG10 の同義語です。 これは、DB2® の旧リリースとの互換性を維持するためにのみサポートされています。 データベース・マネージャーおよびアプリケーションによっては、LOG を数値の共通対数ではなく数値の自然対数として設定しているものがあるため、LOG の代わりに LOG10 を使用してください。
例
- ホスト変数 L は、値が 31.62 の DECIMAL(4,2) のホスト変数であると
想定します。
およそ 1.49 の値が戻されます。SELECT LOG10(:L) FROM SYSIBM.SYSDUMMY1
1 SQL_DECFLOAT_WARNINGS 照会オプションに *YES を指定すると、NaN が
返され、警告が出されます。