LN

LN 関数は、数値の自然対数を戻します。LN 関数と EXP 関数は、互いに逆の演算になります。

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>>-LN--(--expression--)----------------------------------------><

expression
任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。 引数の値はゼロより大きくなくてはなりません。

引数のデータ・タイプが DECFLOAT(n) の場合、結果は DECFLOAT(n) です。それ以外の場合、結果のデータ・タイプは、倍精度の浮動小数点数になります。 引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。

注記

DECFLOAT 特殊値が関係する場合の結果: 10 進浮動小数点の場合、特殊値 は次のように扱われます。
  • LN(NaN) は NaN を返します。1
  • LN(-NaN) は NaN を返します。1
  • LN(Infinity) は Infinityを返します。
  • LN(-Infinity) は NaN を返します。1
  • LN(sNaN) および LN(-sNaN) は警告またはエラーを返します。1
  • LN(0) は -Infinity を返します。
  • -Infinity などの負の引数を持つ LN は NaN を返します。1

  • ホスト変数 NATLOG は、値が 31.62 の DECIMAL(4,2) のホスト変数で あると想定します。
      SELECT LN(:NATLOG)
        FROM SYSIBM.SYSDUMMY1
    およそ 3.45 の値が戻されます。
1 SQL_DECFLOAT_WARNINGS 照会オプションに *YES を指定すると、NaN が 返され、警告が出されます。