EXTRACT

EXTRACT 関数は、日時値の指定した部分を戻します。

日付値の抽出

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>>-EXTRACT--(--+-YEAR--+--FROM--+-date-expression------+--)----><
               +-MONTH-+        '-timestamp-expression-'      
               '-DAY---'                                      

時刻値の抽出

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>>-EXTRACT--(--+-HOUR---+--FROM--+-date-expression------+--)---><
               +-MINUTE-+        +-time-expression------+      
               '-SECOND-'        '-timestamp-expression-'      

日付値の抽出

YEAR
日付またはタイム・スタンプ式の年の部分を戻すことを指定します。 結果は、YEAR スカラー関数と同じです。 詳しくは、YEARを参照してください。
MONTH
日付またはタイム・スタンプ式の月の部分を戻すことを指定します。 結果は、MONTH スカラー関数と同じです。 詳しくは、MONTHを参照してください。
DAY
日付またはタイム・スタンプ式の日の部分を戻すことを指定します。 結果は、DAY スカラー関数と同じです。 詳しくは、DAYを参照してください。
date-expression
組み込み日付データ・タイプ、組み込み文字ストリング・データ・タイプ、 組み込みグラフィック・ストリング・データ・タイプのいずれかの値を戻す 式。

date-expression が文字ストリング またはグラフィック・ストリングの場合、その値は、日付の有効な文字ストリング表現または グラフィック・ストリング表現でなければなりません。日付の有効なストリング表現の形式については、日付/時刻の値のストリング表記を参照してください。

timestamp-expression
組み込みタイム・スタンプ・データ・タイプ、組み込み文字ストリング・データ・タイプ、 組み込みグラフィック・ストリング・データ・タイプのいずれかの値を戻す 式。

timestamp-expression が文字ストリング またはグラフィック・ストリングの場合、その値は、タイム・スタンプの有効な文字ストリング表現または グラフィック・ストリング表現でなければなりません。タイム・スタンプのストリング表現の有効な形式に ついては、日付/時刻の値のストリング表記を参照してください。

時刻値の抽出

HOUR
時刻またはタイム・スタンプ式の時間の部分を戻すことを指定します。 日付式には 0 を戻します。 結果は、HOUR スカラー関数と同じです。 詳しくは、HOURを参照してください。
MINUTE
時刻またはタイム・スタンプ式の分の部分を戻すことを指定します。 日付式には 0 を戻します。 結果は、MINUTE スカラー関数と同じです。 詳しくは、MINUTEを参照してください。
SECOND
時刻またはタイム・スタンプ式の秒の部分を戻すように指定します。 日付式には 0 を戻します。 結果は以下と等しくなります。
  • expression のデータ・タイプが TIME 値か、TIME または TIMESTAMP のストリング表記の場合、SECOND(expression, 6)
  • 式のデータ・タイプが TIMESTAMP(s) 値の場合、SECOND(expression, s)
詳しくは、SECONDを参照してください。
date-expression
組み込み日付データ・タイプ、組み込み文字ストリング・データ・タイプ、 組み込みグラフィック・ストリング・データ・タイプのいずれかの 値を戻す式。

date-expression が文字ストリング またはグラフィック・ストリングの場合、その値は、日付の有効な文字ストリング表現または グラフィック・ストリング表現でなければなりません。が日付の有効なストリング表現の場合、その形式は IBM® SQL 標準形式のいずれかでなければなりません。日付の有効なストリング表現の形式については、日付/時刻の値のストリング表記を参照してください。

time-expression
組み込み時刻データ・タイプ、組み込み文字ストリング・データ・タイプ、 組み込みグラフィック・ストリング・データ・タイプのいずれかの値を戻す 式。

time-expression が文字ストリング またはグラフィック・ストリングの場合、その値は、時刻の有効な文字ストリング表現 またはグラフィック・ストリング表現でなければなりません。時刻の有効なストリング表現の形式については、日付/時刻の値のストリング表記を参照してください。

timestamp-expression
組み込みタイム・スタンプ・データ・タイプ、組み込み文字ストリング・データ・タイプ、 組み込みグラフィック・ストリング・データ・タイプのいずれかの値を戻す 式。

timestamp-expression が文字ストリング またはグラフィック・ストリングの場合、その値は、タイム・スタンプの有効な文字ストリング表現または グラフィック・ストリング表現でなければなりません。タイム・スタンプのストリング表現の有効な形式に ついては、日付/時刻の値のストリング表記を参照してください。

関数の結果のデータ・タイプは、指定された日時値の部分によって、次のように決まります。

  • YEAR、MONTH、DAY、HOUR、または MINUTE を指定する場合は、結果のデータ・タイプは INTEGER です。
  • SECOND が TIMESTAMP(p) 値と一緒に指定された場合、結果のデータ・タイプは DECIMAL(2+p, p) になります。ここで、p は小数部分の秒数の精度です。
  • SECOND が TIME 値か、TIME または TIMESTAMP のストリング表記と一緒に指定された場合、結果のデータ・タイプは DECIMAL(8,6) になります。

引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。

  • 列 PRSTDATE には、1988-12-25 に相当する内部値が入っていると想定します。
      SELECT EXTRACT( MONTH FROM PRSTDATE )
        FROM PROJECT
    結果として、12 の値が戻されます。