topas コマンド

目的

選択したローカル・システムおよびリモート・システムの統計情報を報告します。

構文

topas [ -d hotdisk ][ -f hotfs ] [ -h ] [ -i interval ] [ -n hotni ] [ -p hotprocess ] [ -w hotwlmclass ] [ -c hotprocessor ][ -I remotepollinterval ][ -@ [ wparname ] ] [ -U username ] | [ -C -D | -G | -F | -L | -P | -V | -T | -M | -t | -E | -W ] [ -m ]

制限: workload partition からコマンドを発行するときは、–C-L-E -V-T-t-w-W-I、および -@ オプションを使用できません。

説明

topas コマンドは、ローカル・システム上のアクティビティーに関する選択した統計情報を報告します。 このコマンドは、curses ライブラリーを使用して、 80x25 文字ベースのディスプレイ上または、 少なくとも同サイズのウィンドウでグラフィカル・ディスプレイ上で表示するのに適したフォーマットで、 その出力を表示します。 topas コマンドを使用するには、bos.perf.tools および perfagent.tools ファイルセットがシステム上にインストールされている必要があります。

topas コマンドは、同じハードウェア・プラットフォームに属するリモート AIX® 区画からの、一部のパフォーマンス・メトリックを報告することもできます。 このサポートについては、区画間共通ビュー、およびクラスター使用状況ビューのセクションで説明しています。

注: システムに対する動的構成変更の場合は、新規変更を反映するためにツールを再始動する必要があります。
topas -D コマンドは、ディスクの詳細を報告します。このレポートについては、ディスク・パネルのセクションに説明があります。ディスク・パネルからサブコマンドを実行して、以下のビューを表示することができます。
アダプター・パネル
d キーを押すことによって指定されます。このパネルには、選択されたアダプターに属するアダプターおよびディスクに関する詳細が提供されています。
仮想アダプター・パネル
d キーを押し、次に v キーを押すことによって指定されます。このパネルには、 ディスクに関連した仮想アダプターの詳細が表示されます。
MPIO パネル
m キーを押すことによって指定されます。このパネルには、 ディスクとパスの詳細が表示されます。
パネルのフリーズ
キーボード上のスペース・バー・キーを押すことによって指定されます。 スペース・バー・キーは、topas パネルをフリーズするためのトグルとして機能します。
スクロール
Page Up キーと Page Down キーは、データのスクロールに使用されます。
制限: アダプター・パネル、仮想アダプター・パネル、 および MPIO パネルは、WPAR 内では制限されます。

topas コマンドがフラグなしで起動されると、 このコマンドは、以下のコマンドから起動されたかのように実行します。

topas -d20 -i2 -n20 -p20 -w20 -c20 -f0
注: 中央電子処理装置 (CEC) またはクラスターのパネルは、区画の移行またはハイバネーションが完了した時に再作成されます。 移行またはハイバネーションの場合、CEC とその他のパネルに関する その他のすべての動作は同じです。

プログラムは、monitoring_interval_in_seconds 引数で指定されたインターバルで、 システムから統計情報を抽出します。 デフォルト出力 (下記に示す) は、 2 つの固定部分と、1 つの可変セクションから構成されます。 ディスプレイの左上の 2 行には、 topas コマンドが実行されているシステムの名前、 最後の監視の日時と時刻、 およびモニター・インターバルが示されます。

2 番目の固定部分は、ディスプレイの右端 25 桁を占めます。 これには、以下に示す、統計のサブセクションが含まれています。
項目 説明
EVENTS/QUEUES 選択されたシステム・グローバルのイベントの 1 秒あたりの頻度および、 スレッド実行キューと待機キューの平均サイズを表示します。
Cswitch
モニター・インターバルにおける 1 秒あたりのコンテキストの切り替え数。
Syscalls
モニター・インターバルに実行される、1 秒当たりのシステム・コールの数。
Reads
モニター・インターバルに実行される、1 秒当たりの read システム・コールの数。
Writes
モニター・インターバルに実行される、1 秒当たりの write システム・コールの数。
Forks
モニター・インターバルに実行される、1 秒当たりの fork システム・コールの数。
Execs
モニター・インターバルに実行される、1 秒当たりの exec システム・コールの数。
Runqueue
作動可能状態にあり、プロセッサーが使用可能になるのを待っている、平均のスレッド数。
Waitqueue
ページングが完了するのを待っている、平均のスレッド数。
FILE/TTY 選択されたファイルの 1 秒当たりの頻度と、TTY 統計を表示します。次のデータが報告されます。
Readch
モニター・インターバルに、read システム・コールを通じて 1 秒間に読み取られたバイト数。
Writech
モニター・インターバルに、write システム・コールを通じて 1 秒間に書き込まれたバイト数。
Rawin
モニター・インターバルに、TTY から 1 秒間に読み取られたロー・バイト数。
Ttyout
モニター・インターバルに、1 秒間に TTY に書き込まれたバイト数。
Igets
モニター・インターバルにおける、1 秒あたりの、i ノード・ルックアップ・ルーチンの呼び出しの回数。
Namei
モニター・インターバルに、パス名検索ルーチンに 1 秒間に送信された呼び出しの数。
Dirblk
モニター・インターバルにおいて、ディレクトリー検索ルーチンにより 1 秒間にスキャンされたディレクトリー・ブロックの数。
PAGING ページング統計情報の 1 秒あたりの頻度を表示します。 次のデータが報告されます。
Faults
モニター・インターバルに、1 秒間に取られたページ不在の総数。この数には、ページング・アクティビティーを発生させないページ不在も含まれます。
Steals
モニター・インターバルに、仮想メモリー・マネージャーによって 1 秒間にスチールされた物理メモリー 4K フレーム。
PgspIn
モニター・インターバルに、1 秒間にページング・スペースから読み取られた 4K ページの数。
PgspOut
モニター・インターバルに、1 秒間にページング・スペースに書き込まれた 4K ページの数。
PageIn
モニター・インターバルに、1 秒間に読み取られた 4 K ページの数。これにはファイルシステムからの読み取りに関連するページング・アクティビティーも含まれます。 この値から PgspIn を差し引けば、 モニター・インターバルにおいて 1 秒間にファイルシステムから読み取られた 4K ページの数を得られます。
PageOut
モニター・インターバルに、1 秒間に書き込まれた 4 K ページの数。これにはファイルシステムへの書き込みに関連するページング・アクティビティーも含まれます。 この値から PgspOut を差し引けば、 モニター・インターバルにおいて 1 秒間にファイルシステムへ書き込まれた 4K ページの数を得られます。
Sios
モニター・インターバルにおいて、仮想メモリー・マネージャーにより 1 秒間に発行された入出力要求の数。
MEMORY 実メモリー・サイズおよび使用中のメモリーの分配状態を表示します。 次のデータが報告されます。
Real,MB
実メモリーのサイズ (単位: メガバイト)。
% Comp
計算ページ・フレームに現在、割り当てられている、実メモリーのパーセント。 計算ページ・フレームとは、一般に、ページング・スペースにより返されている計算ページ・フレームです。
% Noncomp
非計算ページ・フレームに現在、割り当てられている、実メモリーのパーセント。 非計算ページ・フレームとは、一般に、ファイル・スペース (データ・ファイル、実行可能ファイル、または共用ライブラリー) により返されている非計算ページ・フレームです。
% Client
リモートにマウントされたファイルをキャッシュに書き込むために現在、割り当てられている、実メモリーのパーセント。
PAGING SPACE ページング・スペースのサイズと使用量が表示されます。次のデータが報告されます。
Size,MB
システム上のすべてのページング・スペースの合計 (単位: メガバイト)。
% Used
現在使用中の総ページング・スペースのパーセント。
% Free
現在使用されていない総ページング・スペースのパーセント。
NFS 1 秒当たりの呼び出し数の NFS 統計を表示します。次のデータが報告されます。
  • 1 秒あたりのサーバー V2 呼び出し数
  • 1 秒あたりのクライアント V2 呼び出し数
  • 1 秒あたりのサーバー V3 呼び出し数
  • 1 秒あたりのクライアント V3 呼び出し数
Total WPAR システムで定義される workload partitions の総数を表示します。 workload partitionsの総数は、DefinedActiveBroken または Transition の状態にあります。
ActiveWPAR リソース・アクティブ workload partitions の総数を表示します。
AME Active Memory Expansion が使用可能なシステムでのメモリー圧縮統計を表示します。次のデータが報告されます。
TMEM,MB
実メモリー・サイズ (メガバイト単位)。
CMEM,MB
圧縮プール・サイズ (メガバイト単位)。
EF[T/A]
拡張係数: 目標と実際。
CI
圧縮プール・ページイン。
CO
圧縮プール・ページアウト。

topas ディスプレイの可変部分には、 1 個から 5 個までのサブセクションが表示されることがあります。 サブセクションが複数表示される場合、 それらは以下の順番で表示されます。

topas コマンドが開始されると、 ホット・エンティティーがモニターされるすべてのサブセクションが表示されます。 ワークロード・マネージャー (WLM) クラス・サブセクションは、WLM がアクティブな場合にのみ表示されます。

WLM および WPAR 統計情報を表示する場合は、WLM を開始する必要があります。

ヒント: メトリックに関する WPAR 固有の情報がないときは、そのメトリックのシステム規模の値が反転バックグラウンドで (すなわち、白テキストと黒コンテキスト) 表示されます。

以下の表は、topas コマンドが表示するサブセクションの詳細を示しています。

項目 説明
プロセッサー使用率

このサブセクションは、すべてのプロセッサー使用量の 1 行のレポート要約を表示します。c キーを 1 回だけ押すと、このサブセクションがオフになります。複数のプロセッサーが存在する場合、c key キーを 2 回押せばプロセッサーのリストが表示されます。 c キーを 3 回押すと、累積プロセッサー使用量を示す棒グラフが表示されます。どちらのフォーマットでも、 以下のフィールドが表示されます。

User%
ユーザー・モードで実行されているプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。(デフォルトでは、User% を基準にしてソートされます)
Kern%
カーネル・モードで実行されているプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。
Wait%
I/O の待機に費やされる時間のパーセンテージ。
Idle%
プロセッサーがアイドル状態の時間のパーセンテージ。
Physc
消費される物理プロセッサーの数。区画が共用プロセッサーとともに実行する場合のみ表示されます。
%Entc
消費されるライセンス済みキャパシティーのパーセンテージ。区画が共用プロセッサーとともに実行する場合のみ表示されます。

このサブセクションがホット・プロセッサーのリストを表示する場合、 リストは User% フィールドによってソートされています。しかし、 カーソルを任意の列の最上部に移動すれば、 他のフィールドでソートできます。

Network interfaces (ネットワーク・インターフェース)

このサブセクションは、すべてのネットワーク・インターフェースに関するアクティビティーの 1 行のレポート要約を示します。n キーを 1 回押すと、このサブセクションがオフになります。n キーを 2 回押すと、アクティブなネットワーク・インターフェースのリストが表示されます。表示されるインターフェースの最大数は、-n フラグを使用して指定したように、モニターされているアクティブなインターフェースの数です。他のサブセクションも表示されている場合、それより少ない数のインターフェースが表示されます。どちらのレポートでも、 以下のフィールドが表示されます。

BPS
モニター・インターバル中の、1 秒あたりの合計スループット (キロバイト)。このフィールドは、 1 秒間に受信したキロバイトと送信したキロバイトの合計です。
Interf
ネットワーク・インターフェースの名前。
I-Pack
モニター・インターバルに、1 秒間に受信されたデータ・パケットの数。
KB-In
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に受信されたキロバイト数。
KB-Out
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に送信されたキロバイト数。
O-Pack
モニター・インターバルに、1 秒間に送信されたデータ・パケットの数。

このサブセクションが ホット・ネットワーク・インターフェースを表示するときには、 リストは BPS フィールドによってソートされています。しかし、 カーソルを任意の列の最上部に移動すれば、 他のフィールドでソートできます。 ソートは、 最大で 16 個までのネットワーク・アダプターに有効です。

Physical disks (物理ディスク)

このサブセクションは、すべての物理ディスクに関するアクティビティーの 1 行のレポート要約を示します。d キーを押すと、このサブセクションはいったんオフになります。d キーをもう 1 回押すと、アクティブな物理ディスクのリストが表示されます。表示される物理ディスクの最大数は、-d フラグを使用して指定したように、モニターされているアクティブな物理ディスクの数です。他のサブセクションも表示されている場合、それより少ない数の物理ディスクが表示されます。 どちらのレポートでも、 以下のフィールドが表示されます。

Busy%
物理ディスクがアクティブな時間のパーセンテージ (ドライブの処理能力の使用)。
BPS
モニター・インターバルに、1 秒間に転送された (読み取りおよび書き込み) データ量 (キロバイト単位)。このフィールドは、KB-ReadKB-Writ の値の合計です。
Disk
物理ディスクの名前。
KB-Read
1 秒間に物理ディスクから読み取られたキロバイト数。
KB-Writ
1 秒間に物理ディスクへ書き込まれたキロバイト数。
TPS
1 秒間に物理ディスクに対して発行された転送の数。 転送とは、その物理ディスクに対する入出力要求のことです。 複数の論理要求をまとめて、ディスクに対する 1 つの入出力要求にすることができます。 転送のサイズは不確定です。

このサブセクションがホット物理ディスクのリストを表示するときには、 リストは BPS フィールドによってソートされています。しかし、 カーソルを任意の列の最上部に移動すれば、 他のフィールドでソートできます。 ソートは、 最大で 128 個の物理ディスクに有効です。

ファイルシステム

このサブセクションは、すべてのファイルシステムに関するアクティビティーの 1 行のレポート要約を示します。f キーを 1 回押すと、このセクションがオフになります。f キーを 2 回押すと、アクティブ・ファイルシステムのリストが表示されます。表示されるファイルシステムの最大数は、-f フラグを使用して指定されているときにモニターされるアクティブ・ファイルシステムの数です。他のサブセクションも表示されている場合、それより少ない数のファイルシステムが表示されます。どちらのレポートでも、 以下のフィールドが表示されます。

BPS
モニター・インターバルに、1 秒間に転送された (読み取りおよび書き込み) データ量 (キロバイト単位)。このフィールドは KB-Read および KB-Writ フィールドの値の合計です。
File System
ファイルシステムの名前。
KB-Read
1 秒間にファイルシステムから読み取られたキロバイト数。
KB-Writ
1 秒間にファイルシステムへ書き込まれたキロバイト数。
TPS
1 秒間にファイルシステムに対して発行される転送の数。 転送とは、そのファイルシステムに対する入出力要求のことです。 複数の論理要求をまとめて、ファイルシステムに対する 1 つの入出力要求にすることができます。転送のサイズは未確定です。

このサブセクションがファイルシステムのリストを表示する際、リストは BPS フィールドによってソートされています。 しかし、カーソルをターゲット列の上部に移動すると、リストはその他のフィールドによってソートできます。

ヒント: ファイルシステム名がディスプレイ内でフィールド幅を超えると、ファイルシステム名は切り捨てフォーマットで表示されます。 短縮形に含まれるのは、ファイルシステムの最初と最後の数文字で、名前の中央部分はピリオド (..) に置き換えられます。 . 例えば、ファイルシステム名が filesystem001234 である場合、名前は files..01234 で表示されます。
WLM クラス

このサブセクションは、 ホット ワークロード・マネージャー (WLM) クラスのリストを表示します。 表示される WLM クラスの最大数は、 w フラグで指定されている、 モニターされるホット WLM クラスの数です。 他のサブセクションも表示する場合、 クラスの数はそれよりも少なくなります。 w キーを押すと、 このサブセクションがオフになります。 各クラスで以下のフィールドが表示されます。

% processor Utilization
モニター・インターバルの、WLM クラスの平均プロセッサー使用量。
% Mem Utilization
モニター・インターバルの、WLM クラスの平均メモリー使用量。
% Blk I/O
モニター・インターバルにおけるその WLM クラスのブロック入出力の平均パーセント。

このサブセクションが最初にホット WLM クラスのリストを表示する時点では、 リストは CPU% フィールドによってソートされています。 しかし、 カーソルを任意の列の最上部に移動すれば、 他のフィールドでソートできます。

ヒント: WLM クラス名がディスプレイ内でフィールド幅を超えると、WLM クラス名は切り捨てられます。 短縮形に含まれるのは、WLM クラスの最初と最後の数文字で、名前の中央部分はピリオド (..) に置き換えられます。 例えば、WLM クラス名が unclassified00123 である場合、WLM クラス名は uncla..00123 で表示されます。
ワークロード区画

workload partitions サブセクションは、-@ フラグによって呼び出されると、WLM サブセクションに置き換わります。 このサブセクションは、ホット workload partitions のリストを表示します。表示されるworkload partitions の最大数は、モニターされるホット WPAR の数です (-w -@ フラグによって指定されたとき)。 他のサブセクションも表示されている場合、それより少ない数の WPAR が表示されます。workload partitions サブセクションをオフにするには、@ キーを押します。 各 WPAR で以下のフィールドが表示されます。

WPAR
workload partition (WPAR) 名。
% processor Utilization
モニター・インターバルにおける、WPAR の平均プロセッサー使用量。
% Mem Utilization
モニター・インターバルにおける、WPAR の平均メモリー使用量。
% Blk I/O
モニター・インターバルにおけるその WPAR のブロック入出力の平均パーセント。

このサブセクションがホット WPAR のリストを表示する時点では、 リストは CPU% フィールドによってソートされています。 しかし、リストのソートに使用するターゲット列の上部にカーソルを移動すると、リストをその他のフィールドによってソートできます。

ヒント: WPAR 名がディスプレイ内でフィールド幅を超えると、WPAR 名は切り捨てられます。 短縮形に含まれるのは、WPAR の最初と最後の数文字で、名前の中央部分はピリオド (..) に置き換えられます。例えば、WPAR 名が neptune00123 である場合、WPARneptu..00123 で表示されます。
Processes (プロセス) このサブセクションは、 ホット・プロセスのリストを表示します。 表示されるプロセスの最大数は、 -p フラグで指定されている、 モニターされるホット・プロセスの数です。 他のサブセクションも表示する場合、 プロセスの数はそれよりも少なくなります。 p キーを押すと、 このサブセクションがオフになります。 プロセスは、モニター・インターバルにおけるプロセッサーの使用量によってソートされます。 各プロセスで以下のフィールドが表示されます。
Name
そのプロセスで実行される、実行可能プログラムの名前。名前はパス名と引数情報が取り去られ、9 文字の長さで切り捨てられます。
Process ID
プロセスのプロセス ID。
% CPU Utilization
モニター・インターバルにおける、プロセスの平均プロセッサー使用量。プロセスが初めて表示される場合、この値はプロセスの存続期間での平均プロセッサー使用量です。
Paging Space Used
このプロセスに割り当てられたページング・スペースのサイズ。このサイズはプロセスのフットプリントの表現と考えることができますが、 これには実行可能プログラムおよびそれが依存する共用ライブラリーを保持するために使用されるメモリーは含まれません。
Process Owner (WLM セクションがオフの場合)
このプロセスを所有するユーザーの名前。
ワークロード・マネージャー (WLM) Class (WLM セクションがオンの場合)
プロセスが属する WLM クラス。
WPAR (WPAR セクションがオンのとき)
プロセスが属する WPAR 名。
ヒント: WLM クラス/WPAR 名がディスプレイ内でフィールド幅を超えると、WLM クラス/WPAR 名は切り捨てられます。 短縮形に含まれるのは、WLM クラス/WPAR の最初と最後の数文字で、名前の中央部分はピリオド (..) に置き換えられます。 例えば、WLM クラス/WPAR 名が unclassified00123 である場合、WLM クラス/WPAR 名は uncla..00123 で表示されます。

アダプター・パネル・ビュー

topas -D コマンドを使用する場合、d キーを押すことによりアダプター・パネル・ビューを表示することができます。このパネルでは、以下のメトリックが表示されます。
項目 説明
Adapter アダプターの名前。
KBPS 1 秒間にアダプターで転送される (読み取りまたは書き込み) データ量 (キロバイト単位)。
TPS アダプターが 1 秒間に発行する転送の平均数。
KB-R アダプターから読み取られる合計キロバイト数。
KB-W アダプターに書き込まれる合計キロバイト数。
f キーを押すと、アダプターに属するディスクに関する以下の詳細情報がアダプター・パネルに表示されます。
項目 説明
AQD 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに送信されるのを待機している要求の平均数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対するホスティングからの応答を受信する平均時間。 サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
Busy% 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクがアクティブな時間のパーセンテージ (仮想ターゲット・デバイスまたはディスクの処理能力の使用)
KBPS モニタリング・インターバルにおいて、1 秒間にキロバイト単位で読み書きされるデータ量。 このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
KB-R 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクから 1 秒間に読み取られるキロバイト数。
KB-W 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに 1 秒間に書き込まれるキロバイト数。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
TPS 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに対して発行される、1 秒当たりの転送の数。転送とは、仮想ターゲット・デバイスまたはディスクへの入出力要求です。複数の論理要求をまとめて、ディスクに対する 1 つの入出力要求にすることができます。 転送のサイズはミディアムです。
Vtargets/Disk 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクの名前。

仮想アダプター・パネル・ビュー

topas -D コマンドを実行する場合、v キーを押すことにより仮想アダプター・パネル・ビューを表示することができます。このパネルでは、以下のメトリックが表示されます。
項目 説明
AQD アダプターへの送信を待機している要求の平均数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
KBPS アダプターで 1 秒間に転送される (読み取りまたは書き込み) データ量 (キロバイト単位)。
KB-R 1 秒間にホスティング・サーバーからアダプターが受信したブロックの数。
KB-W 1 秒間にこのアダプターからホスティング・サーバーに送信されたブロックの数。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
TPS 1 秒間にアダプターに対して発行される転送の数。
vAdapter 仮想アダプターの名前。
f キーを押すと、アダプターに属するディスクに関する、以下の詳細情報が仮想アダプター・パネルに表示されます。
項目 説明
AQD 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに送信されるのを待機している要求の平均数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
Busy% 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクがアクティブな時間のパーセンテージ (仮想ターゲット・デバイスまたはディスクの処理能力の使用)
KBPS モニタリング・インターバルにおいて、1 秒間にキロバイト単位で読み書きされるデータ量。 このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
KB-R 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクから 1 秒間に読み取られるキロバイト数。
KB-W 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに 1 秒間に書き込まれるキロバイト数。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
TPS 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに対して発行される、1 秒当たりの転送の数。転送とは、仮想ターゲット・デバイスまたはディスクへの入出力要求です。複数の論理要求をまとめて、ディスクに対する 1 つの入出力要求にすることができます。 転送のサイズはミディアムです。
Vtargets/Disk 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクの名前。

MPIO パネル・ビュー

topas -D コマンドを使用する場合、m キーを押すことにより MPIO パネル・ビューを表示することができます。このパネルの上部セクションには、ディスク・パネルに表示されるのと同じメトリックが含まれています。

パネルの下部セクションには、以下のフィールドが含まれています。
項目 説明
Busy% パスがアクティブな時間のパーセンテージ (パスの処理能力の使用)。
KBPS モニタリング・インターバルにおいて、1 秒間にキロバイト単位で読み書きされるデータ量。 このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
KB-R そのパスで 1 秒間に読み取られるキロバイト数。
KB-W そのパスで 1 秒間に書き込まれるキロバイト数。
Path パスの名前。
TPS そのパスで 1 秒間に発行される転送の数。

パネルのフリーズ

キーボード上のスペース・バー・キーは、topas パネルをフリーズするためのトグルとして機能します。 topas はフリーズされるとデータ収集を停止し、 直前の反復によりデータを表示し続けます。 ユーザーはパネルを移動させたり、選択された列に基づいてデータをソートしたりすることができます。 フリーズされた状態のときにパネル間を移動すると、一部のパネルがデータを表示しないことがあります。 この場合はスペース・バー・キーを 押して topas パネルのフリーズを解除してください。

スクロール

データ量が topas ウィンドウ・サイズ より大きい場合は、Page Up キーと Page Down キーがデータのスクロールに使用されます。 データは選択された列に基づいてソートされます。

注: 上記の機能は、topas 内の選択されたパネルで使用することができます。

ライセンス済み入出力メモリー・プール・パネル

論理区画パネル (topas -L) が共用メモリー・モードで使用可能になっている場合は、e キーを押すと、ライセンス済み入出力メモリー・プール・パネルが表示されます。

このパネルの下部セクションには、以下のメトリックが表示されます。
項目 説明
iompn 入出力メモリー・プールの名前。
iomin このプールの中の、最小のライセンス済み入出力メモリー。
iodes このプールの中の、希望するライセンス済み入出力メモリー。
ioinu このプールの中の、現在のライセンス済み入出力メモリー。
iores このプールの中の、予約済みのライセンス済み入出力メモリー。
iohwm このプールの、使用中のライセンス済み入出力メモリーの最大量 (上限基準点)。
ioafl このプールに対する割り当て要求が失敗した合計回数。

区画間共通ビューおよび記録

このパネルには、lparstat コマンドが同じハードウェア・プラットフォームに属していると識別できるすべての AIX 区画に関して、このコマンドで表示されるものと同様のメトリックが表示されます。 専用区画および共用区画は、別々のセクションに、それぞれ該当するメトリックと共に表示されます。 最上部のセクションには、区画、メモリー、およびプロセッサーの全体的な活動を示す、区画セットからの集計データが表示されます。

このパネルで他の区画からのリモート収集を使用可能にするためには、この機能をサポートするために、perfagent.tools および bos.perf.tools への最新更新を使用する必要があります。AIX の前のバージョンでは、topas コマンドは、Performance Aide 製品 (perfagent.server) がインストールされている区画からもリモート・データを収集します。topas -C コマンドは、他のサブネット上にある区画を見つけられない可能性があります。これを回避するには、 各区画の完全修飾ホスト名 (ドメインを含む) が 1 行につき 1 つ記載された $HOME/Rsi.hosts ファイルを作成します。

注: topas -C コマンドは、同じサブネット内にあるすべての論理区画 (LPAR) にブロードキャスト・パケットを送信しますが、同じ CEC 内にある LPAR からの応答のみを処理します。

区画間の初期パネルには、以下のメトリックが表示されます。詳細説明ラベルのある追加のメトリックを表示する場合は、追加の区画間パネルのサブコマンド・セクションにあるキー・トグルを使用します。

区画の合計:
項目 説明
Shr システム・プロセッサーに基づく共用区画の数。
Ded システム・プロセッサーに基づく専用区画の数。
メモリー (GB):
項目 説明
Mon モニターされている区画の合計メモリー
Avl 区画セットに使用可能なメモリー。
InUse モニターされている区画で使用中のメモリー
Processor:
項目 説明
Shr 共用プロセッサーの数
Ded 専用プロセッサーの数
PSz システム内の共有物理 CPU の数。
APP システム (デフォルト共有プロセッサー・プール) 内の使用可能な物理プロセッサーを示します。
注: デフォルト共有プロセッサー・プールには、管理対象システムで使用可能な物理プロセッサーが入っています。 topas コマンドは、同じ管理対象システムにある LPAR によって提供されたデータから APP 値を取り出します。 それらの LPAR がデフォルト共有プロセッサー・プールに属していない場合、topas コマンドは、管理対象システムの APP 値を判別できません。 その場合、APP 値は文字 - (ハイフン) で示されます。
Don プールに提供されたプロセッサーの総数
Shr_PhysB すべての共用区画によって取り込まれる物理プロセッサーの総数
Ded_PhysB すべての専用区画によって取り込まれる物理プロセッサーの総数
各区画のデータ:
項目 説明
Host ホスト名
OS オペレーティング・システムのレベル
Mod 個々の区画のモード。 モードは 3 文字のセットで表示されます。
文字 最初の文字は 区画内の CPU を示します。2 番目の文字は 区画のメモリー・モードを示します。3 番目の文字は 区画のエネルギー状態を示します。
Mem ギガバイト単位で測定された合計メモリー。
InU ギガバイト単位で測定された使用中のメモリー。
Lp 論理プロセッサーの数。
Us ユーザー・モードで実行中のプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。
Sy カーネル・モードで実行中のプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。
Wa I/O の待機に費やされる時間のパーセンテージ。
Id プロセッサーがアイドル状態である時間のパーセンテージ。
PhysB 各区画で取り込まれる物理プロセッサーの数。
Ent 認可されたライセンス (共用のみ)。
%Entc 消費されたライセンスのパーセント (共用のみ)。
Vcsw 1 秒当たりの仮想コンテキスト・スイッチ回数の平均 (共用のみ)。
PhI 1 秒当たりの phantom 割り込みの回数の平均 (共用のみ)。
Pmem 区画の論理メモリーをバッキングしている 物理メモリー (共用メモリー・モードの場合)。
%idon 明示的にアイドル・サイクルを贈与している間に使用される物理プロセッサーのパーセンテージ。このメトリックが適用可能なのは、専用区画を贈与する場合のみです。
%bdon ビジー・サイクルが贈与されている間に使用される物理プロセッサーのパーセンテージ。このメトリックが適用可能なのは、専用区画を贈与する場合のみです。
%istl アイドル・サイクルがハイパーバイザーによってスチールされている間に使用される物理プロセッサーのパーセンテージ。このメトリックが適用可能なのは、専用区画の場合のみです。
%bstl ビジー・サイクルがハイパーバイザーによってスチールされている間に使用される物理プロセッサーのパーセンテージ。このメトリックが適用可能なのは、専用区画の場合のみです。
共用区画の場合:
最初の文字 説明
C SMT は使用可能で、上限付きである
c SMT は使用不可で、上限付きである
U SMT は使用可能で、上限付きでない
u SMT は使用不可で、上限付きでない
専用区画の場合:
最初の文字 説明
S SMT は使用可能で、提供中ではない
d SMT は使用不可で、提供中である
D SMT は使用可能で、提供中である
- SMT は使用不可で、提供中ではない
2 番目の文字 説明
M AMS は使用可能で、AME は使用不可
- AME および AMS は使用不可
E AME は使用可能で、AMS は使用可能
e AME は使用可能で、AMS は使用不可
3 番目の文字 説明
S 静的な省電力モードは使用可能である
d 省電力モードは使用不可である
D 動的な省電力モードは使用可能である
- 認識不可 / 未定義
E 省電力モードは使用可能である
d 省電力モードは使用不可である

%idon および %bdon メトリックは、贈与専用区画がないときは表示されません。

要件: モニターされる区画の少なくとも 1 つは、収集するプール情報メトリック用にプール使用権限 (PUA) を構成済みでなければなりません。
区画間共通モニター/記録の場合は、グローバル・データによっては、区画に使用できないものもあります。 -o オプションを使用すると、これらのフィールドをコマンド・ラインで指定することができます。 オプションで、topas コマンドがこの情報に関して直接 HMC を照会できるようにシステムを構成できます。 これには、以下のステップが必要です。
  1. 区画に OpenSSH をインストールします。
  2. ユーザー hscrootHMC でのリモート・コマンド・サポートを使用可能にして、ssh 接続が区画から開けるようにします。
  3. 選択した区画からの照会時に、HMC ユーザー hscroot のパスワードを必要としないように、HMC 上の ssh を構成します。 これには、ユーザー・ログイン hscrootHMC.ssh/authorized_keys2 が必要です。
  4. 区画から ssh -l hscroot hmc_address date を実行して、パスワードの入力を必要とせずに日付が表示されるかどうかを確認します。
  5. 使用方法テーブルで説明する topas -o オプションを使用して、 topas コマンドの実行時に管理対象システムおよび HMC 名を指定します。
制限: この機能性が現在使用可能なのは、HMC バージョン 5 以上の場合のみで、セキュリティー上の影響を慎重に考慮した場合に限り使用可能にする必要があります。
初期画面で g キーを押すと、以下の表示によって、明細ヘッダー付きの区画間共通ビューが示されます。
Topas CEC Monitor             Interval:  10             Mon Jan 22 00:08:00 2007
Partition Info    Memory (GB)        Processor         Virtual Pools :   2
Monitored  :  2   Monitored  : 6.2   Monitored  :2.0   Avail Pool Proc: 5 
UnMonitored:  -   UnMonitored:   -   UnMonitored:  -   Shr Physical Busy:  0.00
Shared     :  0   Available  :   -   Available  :  -   Ded Physical Busy:  0.05 
Uncapped   :  0   UnAllocated:   -   UnAllocated:  -   Donated Phys. processors: 0.00
Capped     :  2   Consumed   : 1.9   Shared     :  0   Stolen Phys. processors : 0.01 
Dedicated  :  2                      Dedicated  :  2   Hypervisor
Donating   :  0                      Donated    :  0   Virt. Context Switch: 347
                                     Pool Size  :  0   Phantom Interrupts  :   0

Host       OS  M Mem InU Lp  Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw Ent  %EntC PhI
-------------------------------------shared-------------------------------------
ptoolsl1   A53 U 3.1 1.9  4   1  2  0 96   0.01  398  0.20   5.3   0k
Host       OS  M Mem InU Lp  Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw  %istl %bstl %bdon %idon
------------------------------------dedicated-----------------------------------
ptools1    A54 S 3.1 0.9  2   0  0  0 99   0.00  177    0.1   0.0   0.0   0.0
ptoolsl3   A54 S 3.1 0.9  2   0  0  0 99   0.00  170    0.2   0.0   0.0   0.0

以下のヘッダーは、前の画面にあります。

Partition Info:
項目 説明
Monitored モニターされている区画の数
Unmonitored モニターされていない区画の数
Shared 共用区画の数
Uncapped 上限のない共用区画の数
Capped 上限付き区画の数
Dedicated 専用区画の数
Donating 現在贈与している区画の数
メモリー:
項目 説明
Monitored モニターされている合計メモリー
UnMonitored モニターされていないメモリーの合計
Available 使用可能なメモリーの合計
UnAllocated どの区画にも割り当てられていないメモリーの合計
Consumed 区画によって消費されているメモリーの合計
プロセッサー:
項目 説明
Monitored モニターされている物理プロセッサーの数
UnMonitored モニターされていない物理プロセッサーの数
Available CEC システムで使用可能な物理プロセッサーの数
UnAllocated どの区画にも割り当てられていない物理プロセッサーの数
Shared 共用区画内にあるプロセッサーの数
Dedicated 専用区画内にあるプロセッサーの数
Donated 贈与しているすべての区画内のプロセッサー数の合計
Pool Size システム内の共有物理 CPU の数。
Avail Proc Pool システム (デフォルト共有プロセッサー・プール) 内の使用可能な物理プロセッサーを示します。
注: デフォルト共有プロセッサー・プールには、管理対象システムで使用可能な物理プロセッサーが入っています。 topas コマンドは、同じ管理対象システムにある LPAR によって提供されたデータから APP 値を取り出します。 それらの LPAR がデフォルト共有プロセッサー・プールに属していない場合、topas コマンドは、管理対象システムの APP 値を判別できません。 その場合、APP 値は文字 - (ハイフン) で示されます。
Shr Physical Busy すべての共用区画のうち、使用中の物理プロセッサーの合計。
Ded Physical Busy すべての専用区画のうち、使用中の専用の合計
Donated Phys. processors プロセッサー数として報告されているすべての区画のうち、贈与されたプロセッサー・サイクルの合計
Stolen Phys. processors プロセッサーの数として報告されているすべての区画からスチールされたプロセッサー・サイクルの合計
Virtual Pools 仮想プールの数
Virt. Context Switch モニターされている間隔での、1 秒当たりの仮想コンテキスト・スイッチの合計数
Phantom Interrupts モニターされている間隔での、1 秒当たりの phantom 割り込みの回数の総数
topas コマンドが区画間共通ビューで実行しているときは、p キーを押して、プール・パネルを立ち上げてください。 以下に、表示される例を示します。
pool  psize entc maxc physb app   mem  muse
0     3.0    2.0  4.0  0.1  2.0   1.0  1.5
1     4.0    3.0  5.0  0.5  1.5   1.0  0.5
2     3.0    2.5  4.0  0.2  2.0   1.0  0.5
プール ID 列はスクロールアップまたはスクロールダウンすることができます。また、f キーを押すと、カーソルが位置付けられている poolid に属する共用区画のみをリストできます。以下のヘッダーが、画面に表示される場合があります。
項目 説明
psize プールの有効な最大キャパシティー
entc プールのライセンス済みキャパシティー
maxc プールの最大キャパシティー
physb プールの共用区画で、使用中の物理プロセッサーの合計。
app プール内の使用可能な物理プロセッサー
mem プール内のすべての共用区画のモニターされているメモリーの合計
muse プール内のすべての共用区画の消費済みメモリーの合計
topas コマンドが区画間共通ビュー内で実行されている場合、v キーを押すと、仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネルが表示されます。以下のメトリックが表示されます。
項目 説明
AQD 送信待機中の要求の平均数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
Client VIO クライアントの名前。
KBPS モニタリング・インターバルにおいて、1 秒間にキロバイト単位で読み書きされるデータ量。 このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
KB-R 1 秒間に読み取られるキロバイトの数。
KB-W 1 秒間に書き込まれるキロバイトの数。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間の単位はミリ秒です。
Server VIO サーバーの名前。
TPS 1 秒間に発行される転送の数。

topas コマンドが仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネル内で実行されている場合、仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネルからサーバーを選択した後に d キーを押すと、VIO サーバー/クライアント・ディスク詳細パネルに切り替えられます。このパネルの上部セクションにはサーバー・アダプターの詳細情報が表示され、下部セクションにはターゲット・デバイスおよびクライアント・ディスクの詳細情報が表示されます。そのアダプターに属するターゲット・デバイスおよびクライアント・ディスクをリストするには、アダプターを選択して f キーを押します。

仮想入出力サーバー/クライアント・ディスク詳細パネルには、以下のメトリックが表示されます。
項目 説明
Adapter サーバー・アダプターの名前。
Vtargets サーバー・アダプターに属する仮想ターゲット・デバイスの名前。
Client_disk サーバー・アダプターの仮想ターゲット・デバイスにマップされているクライアント・ディスクの名前。
以下のアダプターの詳細情報が、パネルの上部セクションに表示されます。
項目 説明
KBPS 1 秒間にアダプターで転送される (読み取りまたは書き込み) データ量 (キロバイト単位)。
TPS 1 秒間にアダプターに対して発行される転送の数。
KB-R アダプターから読み取られる合計キロバイト数。
KB-W アダプターに書き込まれる合計キロバイト数。
AQD アダプターへの送信を待機している要求の数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対してホスティング・サーバーから応答を受け取るまでの時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
以下の仮想ターゲット・デバイスおよびクライアント・ディスクの詳細情報がパネルに表示されます。
項目 説明
Busy% 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクがアクティブな時間のパーセンテージ (仮想ターゲット・デバイスまたはディスクの処理能力の使用)
KBPS モニター・インターバルにおいて 1 秒間に読み取りと書き込みが行われたキロバイト数。 このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
TPS 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに対して発行される、1 秒当たりの転送の数。転送とは、仮想ターゲット・デバイスまたはディスクへの入出力要求です。複数の論理要求を 1 つの入出力要求に結合して、仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに送信することができます。転送のサイズはミディアムです。
KB-R 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクから 1 秒間に読み取られるキロバイト数。
KB-W 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに 1 秒間に書き込まれるキロバイト数。
AQD 仮想ターゲット・デバイスまたはディスクに送信されるのを待機している要求の平均数。
AQW 転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
ART 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
AWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MRT 送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MWT 送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。

CEC パネルからメモリー・プール・パネルを表示するには、m キーを押します。このパネルは、システム内のすべてのメモリー・プールの統計を表示します。パネルの下部セクションにそのプールに対応する区画を表示するには、区画メモリー・プールを選択して、f キーを押します。

以下の値がパネルのヘッダー・セクションに表示されます。
項目 説明
Mshr 共用メモリー・モードで実行されている論理区画の数 (LPAR)。
Mded 専用メモリー・モードで実行されている LPAR の数。
Pools システム内のメモリー・プールの総数。
Mpsz すべてのメモリー・プールの物理メモリーの合計サイズ (ギガバイト単位)。
MPuse すべてのプールと関連付けられている LPAR によって使用される合計メモリー (ギガバイト)。
Entl すべてのプール内のすべての LPAR のうち、ライセンス済み入出力メモリーの合計 (ギガバイト)。
Use すべてのプール内のすべての LPAR のうち、使用中のライセンス済み入出力メモリーの合計 (ギガバイト)。
Mon システムでモニターされているメモリーの合計 (Mpsz メトリックの値と専用メモリー区画の合計メモリー・メトリックの値の合計)。
InUse システムで使用中の合計メモリー (MPuse メトリックと専用メモリー区画に使用されている合計メモリー・メトリックの合計)。
Avl システムに使用可能なメモリーの合計 (Mon メトリックの値から InUse メトリックの値を引いた値)。
以下のプールの値が表示されます。
項目 説明
mpid メモリー・プールの ID。
mpsz メモリー・プールの合計物理メモリーのサイズ (ギガバイト)。
mpus 使用中のメモリー・プールの合計メモリー (これは、プール内のすべての LPAR に割り当てられている物理メモリーの合計です)。
mem プール内のすべての区画の論理メモリーの総計のサイズ (ギガバイト)。
memu プール内のすべての区画に使用されている論理メモリーの総計 (ギガバイト)。
iome プール内のすべての LPAR に対して構成されている、ライセンス済み入出力メモリーの総計 (ギガバイト)。
iomu プール内のすべての LPAR に対して使用されている、ライセンス済み入出力メモリーの総計 (ギガバイト)。
hpi プール内のすべての LPAR に対して発生したハイパーバイザー・ページ不在数の総計。
hpit プール内のすべての LPAR によって、ハイパーバイザー・ページインの待機に費やされる時間の総計 (ミリ秒)。
プール内の区画に関する次の値が表示されます。
項目 説明
mem 区画の論理メモリーのサイズ (ギガバイト)。
memu 区画に使用される論理メモリー (ギガバイト)。
meml LPAR によってハイパーバイザーに貸し付けられる論理メモリー。
pmem メモリー・プールから区画に割り当てられる物理メモリー (ギガバイト)。
iom LPAR に対して構成されている、ライセンス済み入出力メモリーの量 (ギガバイト)。
iomu LPAR に対して使用されている、ライセンス済み入出力メモリーの量 (ギガバイト)。
hpi ハイパーバイザー・ページ不在の数。
hpit ハイパーバイザー・ページインの待機に費やされる時間 (ミリ秒)。
vcsw 1 秒あたりの仮想コンテキスト・スイッチの平均。
physb 使用中の物理プロセッサー。
%entc ライセンス済みプロセッサーのうち消費されたパーセンテージ。

クラスター使用状況ビュー

クラスターは、関連した区画またはノードのグループです。クラスター使用状況ビューには、HA クラスターまたはユーザー定義クラスターの使用状況を表示できます。 このパネルには、lparstat コマンドが同じハードウェア・プラットフォームに属していると識別できるすべての AIX 区画に関して、このコマンドで表示されるものと同様のメトリックが表示されます。 専用区画および共用区画は、別々のセクションに、それぞれ該当するメトリックと共に表示されます。 最上部のセクションには、区画、メモリー、およびプロセッサーの全体的な活動を示す、区画セットからの集計データが表示されます。

初期のクラスター使用状況パネルには、次のメトリックが表示されます。 クラスター使用状況パネルの追加のサブコマンドのトピックに示すキーのトグルを使用して、詳細なラベルの付いた追加メトリックを表示できます。

区画の合計:
項目 説明
Shr システム・プロセッサーに基づく共用区画の数。
Ded システム・プロセッサーに基づく専用区画の数。
メモリー (GB):
項目 説明
Mon モニターされている区画の合計メモリー
InUse モニターされている区画で使用中のメモリー
Processor:
項目 説明
Shr 共用プロセッサーの数
Ded 専用プロセッサーの数
Shr_PhysB すべての共用区画に対してビジーである物理プロセッサーの総数
Ded_PhysB すべての専用区画に対してビジーである物理プロセッサーの総数
各区画のデータ:
項目 説明
Host ホスト名
CEC CEC ID
OS オペレーティング・システムのレベル
Mem ギガバイト単位で測定された合計メモリー。
M 個々の区画のモード。
InU ギガバイト単位で測定された使用中のメモリー。
Lp 論理プロセッサーの数。
Us ユーザー・モードで実行中のプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。
Sy カーネル・モードで実行中のプログラムによって使用されるプロセッサーのパーセンテージ。
Wa I/O の待機に費やされる時間のパーセンテージ。
Id プロセッサーがアイドル状態である時間のパーセンテージ。
PhysB 使用中の物理プロセッサーの数。
Ent 認可されたライセンス (共用のみ)。
%Entc 消費されたライセンスのパーセンテージ (共用のみ)。
Vcsw 1 秒当たりの仮想コンテキスト・スイッチ回数の平均 (共用のみ)。
共用区画の場合:
文字 説明
C SMT は使用可能で、上限付きである
c SMT は使用不可で、上限付きである
U SMT は使用可能で、上限付きでない
u SMT は使用不可で、上限付きでない
専用区画の場合:
文字 説明
S SMT は使用可能で、提供中ではない
d SMT は使用不可で、提供中である
D SMT は使用可能で、提供中である
- SMT は使用不可で、提供中ではない
初期画面で g キーを押すと、次のデータが表示されます。この画面には、詳細なヘッダーが付いたクラスター使用状況ビューが生成されます。
	Topas CEC Cluster Monitor ID:        Interval:  10             Thu Apr 2 16:13:18 2009
Partitions 		    Memory (GB)        Processor
Shr  :2			      Mon : 6.0          Shr  :1.5         Shr_PhyB : 0.01 
Ded  :2			      InU : 3.0          Ded  :2           Ded_PhyB : 0.00 

Host        CEC    OS   M  Mem  InU Lp Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw Ent  %EntC
-------------------------------------shared-------------------------------
clock16  19318230  A61  U  2.0  1.1 2  0  0  0  99  0.00   423  0.75  0.6
clock15  19318230  A61  U  2.0  1.6 2  0  0  0  99  0.01   985  0.75  0.9
  
Host        CEC    OS   M  Mem  InU Lp Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw
------------------------------------dedicated------------------
ses10    19318230  A61  D  2.0  1.1  2 0  0  0  99  0.00   0
clock10  19318230  A61  D  0.0  0.0  2 0  0  0  99  0.00   742

The following display when press g key from the above panel, 
which brings the cluster utilization view with detailed headers:

Topas Cluster Monitor ID:         Interval:  10      Thu Apr  2 16:13:44 2009
Partition Info    Memory (GB)      Processor         Supplier: ses10.in.ibm.com
Monitored :4      Monitored:6.0    Monitored :3.5    Shr Physical Busy :0.01
Shared    :2      Consumed :3.0    Shared    :1.5    Ded Physical Busy :0.00
Uncapped  :2                       Dedicated :2
Capped    :2
Dedicated :2

Host        CEC    OS   M  Mem  InU Lp Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw Ent  %EntC
-------------------------------------shared-------------------------------
clock16  19318230  A61  U  2.0  1.1 2  0  0  0  99  0.00   423  0.75  0.6
clock15  19318230  A61  U  2.0  1.6 2  0  0  0  99  0.01   985  0.75  0.9
  
Host        CEC    OS   M  Mem  InU Lp Us Sy Wa Id  PhysB  Vcsw
------------------------------------dedicated------------------
ses10    19318230  A61  D  2.0  1.1  2 0  0  0  99  0.00   0
clock10  19318230  A61  D  0.0  0.0  2 0  0  0  99  0.00   742

実行の特性

topas の開始後に追加されたディスクおよびネットワーク・アダプター、またはその他のすべての SPMI コンシューマーは topas に反映されない場合があります。 topas および SPMI を使用するすべてのクライアントを停止してから、ディスクおよびネットワーク・アダプターへの変更を行った後に再始動する必要があります。

フラグ

項目 説明
-@wparname WPAR 固有のメトリックを表示します。 wparname パラメーターを使用して WPAR 名を指定すると、topas はその WPAR をモニターします。
-chotprocessor hotprocessor パラメーターを使用して、モニターされるホット・プロセッサーの数を指定します。これは、 画面上に十分な場所がある場合に表示されるプロセッサーの最大数でもあります。 この数が、 使用可能なプロセッサーの数よりも大きい場合、 インストールされているプロセッサーだけがモニターされ、 表示されます。 この引数を省略すると、 デフォルトである 2 が使用されます。 値として 0 (ゼロ) を指定すると、 プロセッサー情報はモニターされません。
-C 区画間共通パネルを表示します。topas コマンドは、同じハードウェア・プラットフォームで実行されている AIX 区画からメトリック・セットを収集します。 これらのメトリックは、lparstat コマンドによって収集されるものと似ています。 専用区画と共用区画が表示され、一連の集計値によって、ハードウェア・システムの区画セット全体の概要が示されます。 HMC プラットフォームからしか入手できない特定の値は、HMC 接続が確立されていない場合は、line コマンドを使用して設定できます。
-G クラスター使用状況パネルを表示します。topas コマンドは、同じハードウェア・プラットフォームで実行されている AIX 区画からメトリック・セットを収集します。 これらのメトリックは、lparstat コマンドによって収集されるものと似ています。 専用区画および共用区画が表示されます。
-D ディスク・メトリック表示画面 (ディスク・パネル・ビュー) を表示します。 このディスプレイは、ディスク・サービス時間、ディスク・キューイング・メトリック、およびディスク・スループットを報告します。 報告されるメトリックは、次のとおりです。
Disk
物理ディスクの名前。
Busy%
物理ディスクがアクティブな時間のパーセンテージ (ディスクの処理能力の使用)。
KBPS
モニター・インターバルに、1 秒間に読み書きされるキロバイト数。このフィールドは、KB-R メトリックと KB-W メトリックの値の合計です。
TPS
1 秒間に物理ディスクに対して発行される転送の数。転送とは、その物理ディスクに対する入出力要求のことです。 複数の論理要求をまとめて、ディスクに対する 1 つの入出力要求にすることができます。 転送のサイズはミディアムです。
KB-R
1 秒間に物理ディスクから読み取られたキロバイト数。
ART
送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MRT
送信された読み取り要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
KB-W
1 秒間に物理ディスクへ書き込まれたキロバイト数。
AWT
送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MWT
送信された書き込み要求に対するホスティング・サーバーからの応答を受け取るまでの最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
AQW
転送要求が待機中のキューで費やす平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
AQD
ディスクへの送信を待機している要求の平均数。
-D フラグが指定されている場合は、以下のサブコマンドを実行できます。
  • アダプター・パネルを表示するには、d キーを押します。
  • 区画にあるすべての仮想アダプターを表示するには (仮想アダプター・パネル)、v キーを押します。
  • アダプターまたは仮想アダプターに属するディスクを表示するには、f キーを押します。
  • MPIO パネルを表示するには、m キーを押します。このパネルにはディスクの詳細とパスの詳細が表示されます。ディスクのパスを表示するには、f キーを押します。

制限:

-D オプションは、ディスク・サービス時間、ディスク・キューイング・メトリック、およびディスク・スループットを報告する「ディスク」パネル・ビューを提供します。-D オプションは、開始されるたびに、最初のインターバル中にディスクの最小サービス時間と最大サービス時間のメトリックをリセットします。サービス時間メトリックは -D オプションの最初のインターバル中にリセットされるため、-D オプションの既存のインスタンスまたはディスク・サービス時間メトリックの他のコンシューマーの使用は影響を受けます。

-d hotdisk モニターするディスクの数を指定します。 hotdisk パラメーターは、モニターされるホット・ディスクの数を指定します。 これが、 画面上に十分の場所がある場合に表示されるディスクの最大数です。 この数が、 インストールされているディスクの数よりも大きい場合、 インストールされているディスクだけがモニターされ、表示されます。 この引数を省略すると、 デフォルトである 2 が使用されます。 値として 0 (ゼロ) を指定すると、ディスク情報はモニターされません。
-E 仮想入出力サーバー上の共用イーサネット・アダプターの統計を表示します。以下のメトリックが表示されます。
KBPS
モニター・インターバル中の、1 秒あたりの合計スループット (キロバイト)。このフィールドは、1 秒間に送受信されるキロバイトの合計です。
I-Pack
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に受信されたデータ・パケットの数。
O-Pack
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に送信されたデータ・パケットの数。
KB-In
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に受信されたキロバイト数。
KB-Out
モニター・インターバルにおいて、1 秒間に送信されたキロバイト数。
-F

ファイルシステム画面を表示します。 -@ フラグまたは @ サブコマンドによってフラグを指定すると、ファイルシステムは 2 つのウィンドウに表示されます。 ディスプレイの上部には、アクティブな WPAR のリストが表示されます。 このリストは任意の列でソートできます。 このディスプレイは、ファイルシステムのサービス回数、ファイルシステムのキューイング・メトリック、およびファイルシステムのスループットを報告します。 報告されるメトリックは、次のとおりです。

File System
ファイルシステムの名前。
KBPS
モニター・インターバルに、1 秒間に転送された (読み取りおよび書き込み) データ量。このフィールドは、KB-Read の値と KB-Writ の値の合計です。
TPS
1 秒間にファイルシステムに対して発行される転送の数。 転送とは、そのファイルシステムに対する入出力要求のことです。 複数の論理要求をまとめて、ファイルシステムに対する 1 つの入出力要求にすることができます。転送のサイズは未確定です。
KB-Read
ファイルシステムから 1 秒間に読み取られるキロバイト数。
KB-Writ
ファイルシステムから 1 秒間に書き込まれるキロバイト数。
Open
ファイル・オープンの論理数。
作成
ファイル作成の論理数。
Lock
ファイル・ロック・ファイルシステムの数。
ヒント: ファイルシステム名がディスプレイ内でフィールド幅を超えると、表示されるファイルシステム名は切り捨てられます。 短縮形に含まれるのは、ファイルシステムの最初と最後の数文字で、名前の中央部分はピリオド (..) に置き換えられます。 例えば、ファイルシステム名が filesystem001234 である場合、ファイルシステム名は files..01234 で表示されます。
-f HotFS

HotFS パラメーターによって、モニターされるファイルシステムの数を指定します。 これは、 十分な場所がある場合に表示されるファイルシステムの最大数でもあります。 この数がマウントされるファイルシステムの数を超えると、マウントされたファイルシステムのみがモニターおよび表示されます。 -f フラグを指定しない場合、デフォルト値は 2 です。 ゼロの値を指定すると、ファイルシステム情報がモニターされます。

-h 以下のフォーマットでヘルプ情報を表示します。
usage: topas [-d number-of-monitored-hot-disks]
              [-h]
              [-i monitoring-interval_in_seconds]
              [-n number-of-monitored-hot-network-interfaces]
              [-p number-of-monitored-hot-processes]
              [-w number-of-monitored-hot-WLM classes]
              [-c number-of-monitored-hot-processors]
              [-U username_owned_processes]
              [-D|-P|-W|-L]
              [-m]
-i interval モニター・インターバルまたは記録インターバル (秒単位) を設定します。 -i フラグを interval パラメーターとともに指定した場合、interval パラメーターはモニター・インターバルを設定します。intervalパラメーターのデフォルト値は 2 秒です。

-i フラグを -R モードとともに指定すると、interval パラメーターは区画メトリックの記録間隔になります。interval パラメーターのデフォルト値は 300 秒です。有効値は、10、15、30、60、120、および 300 秒です。

-I remotepollinterval 区画間共通表示の場合、remotepollinterval パラメーターにより、リモート区画からのデータの収集間隔を設定します。remotepollinterval パラメーターのデフォルト値は 10 秒です。指定できる値は、10、15、30、60、および 120 秒です。
-L LPAR ディスプレイを表示します。 このディスプレイは、mpstat および lparstat に提供されたものに類似したデータを報告します。
共用メモリー・モードでは、このパネルには区画の、ライセンス済み入出力メモリーに関する情報が表示されます。既存の %lbusy%hypv、および hcalls メトリックは、以下のメトリックによって置換されます。
IOME
区画の、ライセンス済み入出力メモリー (ギガバイト)。
iomu
使用中の区画の、ライセンス済み入出力メモリー (ギガバイト)。
pmem
区画の論理メモリーをバッキングしている物理メモリー (ギガバイト)。
hpi
ハイパーバイザー・ページインの数。
hpit
ハイパーバイザー・ページインを待機している時間 (ミリ秒)。

-L フラグが指定されている場合、e キーを押すと、ライセンス済み入出力メモリー・プール・パネルが表示されます。このパネルについて詳しくは、ライセンス済み入出力メモリー・プール・パネルを参照してください。

-M メモリー・トポロジー・パネルを表示します。

このディスプレイは、lssrad コマンドで提供されるものと 似たデータを報告します。

このパネルには以下の 2 つのセクションがあります。
  • 最初のセクションには、SRAD の視点から見たメモリー・トポロジーが表示されます。 すべての REF1 システム詳細レベルで、 個々の SRAD ID と、各 ID に関連付けられたリソース (メモリー、プロセッサー) が 表示されます。
  • 2 番目のセクションである CPU RAD ディスプレイには、関連データがプロセッサー・レベルで表示されます。

このパネルの一部として以下のメトリックが表示されます。

REF1
ハードウェアが提供する最初の参照点。相互に近くにあるリソースのセットを識別します。
SRAD
スケジューラー・リソース割り振りドメイン ID。
TOTALMEM
SRAD の下の合計メモリー (MB 単位)。
INUSE
SRAD の下の使用中のメモリー。
FREE
SRAD の下の空きメモリー。
FILECACHE
LRU デーモンによって取り込まれたファイル・キャッシュのバイト数。
HOMETHRDS
SRAD がホームであるスレッドの数。 通常、スレッドはホーム SRAD に含まれる CPU 上で実行されますが、そうでない場合があります。スレッドが作成されると、 システムはそのスレッドのホーム SRAD を選択します。 スレッドのホーム SRAD はスレッドの存続期間中に変わることがあります。
CPUS
この SRAD に関連付けられたプロセッサー。0 は、cpu0 がそれに対応する SRAD ID に関連付けられている ことを示します。0 - 28 は、cpu0 から cpu28 までの すべての CPU がそれに対応する SRAD に関連付けられていることを示します。CPU ID が連続していなければ 値はコンマで区切られます。
TOTALDISP
その間隔中に、該当するプロセッサーからディスパッチされたスレッドの総数。
LOCALDISP%
この SRAD 内で (通常はチップ・レベルで) ローカルにディスパッチされたスレッドのパーセンテージ。
NEARDISP%
ローカルではないが遠く離れてもいない CPU にディスパッチされたスレッドのパーセンテージ。 一般的に、これらは同じハードウェア・ノードを共有するリソースである可能性があります。
FARDISP%
主としてハードウェア・ノードの外側にあるプロセッサーにディスパッチされたスレッドのパーセンテージ。
注: 「ローカル」、「近く」、および「遠く離れて」という言葉のハードウェア的な意味は、 変化するアーキテクチャーとともに変わります。
-m モノクローム・モード (カラーなし) で表示します。
-n hotni hotni パラメーターを使用して、モニターされるホット・ネットワーク・インターフェースの数を指定します。これが、 画面上に十分の場所がある場合に表示されるネットワーク・インターフェースの最大数です。 この数が、 インストールされているネットワーク・インターフェースの数よりも大きい場合、 インストールされているネットワーク・インターフェースだけがモニターされ、 表示されます。 この引数を省略すると、 デフォルトの値である 2 が使用されます。 値として 0 (ゼロ) を指定すると、 ネットワーク情報はモニターされません。
-P ps コマンドと同様に、-P フラグはプロセスのフルスクリーン画面を表示します。このデフォルトでは、 使用頻度の高いプロセスのリストを示します。 これは、デフォルト・ディスプレイでのプロセス・サブセクションと似ていますが、 より多くの列でプロセスごとのメトリックをより多く示しています。 このリストは任意の列でソートできます。 表示されるメトリックは、次のとおりです。
USER
プロセス所有者のログイン名。ユーザー名は 8 文字に切り捨てられます。
PID
プロセスのプロセス ID。
PPID
親プロセスのプロセス ID。
PRI
プロセスまたはカーネル・スレッドの優先順位。数値が大きいほど優先順位は低くなります。
NI
nice コマンドによって指定されたプロセスの優先順位。スケジュールされたその他のポリシーの優先順位を計算する際に使用されます。
DATA RES
プロセス (4 KB ページ) の実メモリー・データ (常駐セット) のサイズ。
TEXT RES
プロセス (4 KB ページ) の実メモリー・テキスト (常駐セット) のサイズ。
PAGE SPACE
プロセスによって使用される仮想作業セット・サイズ (4 KB ページ)。 注: プロセス当たり実際のページング・スペース割り当ては、topas コマンドを使用して確認することはできません。より詳細なレポートについては、svmon コマンドを参照してください。
TIME
プロセスの合計実行時間。
CPU%
プロセッサー使用率のパーセンテージ。
PGFAULTS
入出力およびその他のページ不在の数。
COMMAND
コマンド名。コマンド名は 9 文字に切り捨てられます。
-@ を使用して指定されている場合 (topas –P -@)、新規フィールドの WPAR が表示され、PPID フィールドが除去されます。他のメトリックは、すべて変わりません。
WPAR
プロセスが属する WPAR 名。
ヒント: WPAR クラス名が 12 文字を超え、かつ 12 文字フォーマット内に表示する必要がある場合は、最初の 5 文字の後にピリオド (.) を 2 つ置いてから、最後の 5 文字を続けます。例えば、WPAR クラス名が neptune001234 ならば、WPAR 名は neptu..01234 で表示されます。
-photprocess hotprocess パラメーターを使用して、モニターされるホット・プロセスの数を指定します。これが、 画面上に十分な場所がある場合に表示されるプロセスの最大数です。 この引数を省略すると、 デフォルトである 20 が使用されます。 値として 0 を指定すると、プロセス情報はモニターされません。 プロセス情報の検索に topas オーバーヘッドのほとんどが使用されます。 プロセス情報が必須でない場合は、 プロセス情報を必要としないことを指定する、 このオプションを常に使用してください。
-t メインの topas 表示画面の中の、テープ表示画面セクションのオン/オフを切り替えます。
-T フルスクリーンのテープ表示パネルを表示します。
注: Atape デバイスの使用率のみが報告されます。
このパネルには、以下のメトリックが表示されます。
テープ
磁気テープ装置の名前。
Busy%
テープの処理能力の使用。
KBPS
1 秒間にテープに転送される (読み取りまたは書き込み) データの量 (キロバイト単位)。
TPS
1 秒間にテープに発行される転送の平均数。
KB-R
テープから読み取られる合計キロバイト数。
ART
送信された読み取り要求の応答を受け取るための平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MRT
送信された読み取り要求の応答を受け取るための最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
KB-W
アダプターに書き込まれる合計キロバイト数。
AWT
送信された書き込み要求の応答を受け取るための平均時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
MWT
送信された書き込み要求の応答を受け取るための最大時間。サフィックスは時間の単位を示します。デフォルトの時間単位はミリ秒です。
-U username -P フラグとともに、このフラグは、username パラメーターによって指定されたユーザーが所有するプロセスを示します。 指定されたユーザーが所有するプロセスのみが、「All Process Display」に表示されます。
-V ボリューム・グループ・パネルを表示します。このパネルは、パネルの上部セクションではボリューム・グループに関する以下のメトリックを報告し、パネルの下部セクションでは論理ボリュームに関する同一メトリックを報告します。
LogicalVolume/VolumeGroup
論理ボリュームまたはボリューム・グループの名前。
TPS
メトリックが表示される間隔に出された入出力要求の総数。
KB-R
指定の間隔に読み取られた合計キロバイト数。
KB-W
指定の間隔に書き込まれた合計キロバイト数。
KBPS
論理ボリュームまたはボリューム・グループの照会で 1 秒間に転送される (読み取りまたは書き込み) データの量 (キロバイト単位)。
-W 分割画面である、フルスクリーン WLM クラス出力を表示します。 このディスプレイの上部では、 ホット WLM クラスのリストを示しています。 これはデフォルト・ディスプレイの WLM クラス・サブセクションと似ていますが、 完全クラス名を表示できるだけのスペースがあります。 このリストは任意の列でソートできます。

-@ フラグを指定するか、@ サブコマンドを押すと、WPAR セクションが表示され、WLM セクションは表示されません。 WPAR セクションは、ホット WPAR のリストを表示します。このリストは任意の列でソートできます。

表示の下部には最もビジーなプロセスのリストが表示されます。フルスクリーンのプロセス表示に似ていますが、ここに表示されるのは、1 つの WLM クラスに属するプロセス、または f キーを使用して選択された WPAR に属するプロセスのみとなります。
注: WLM クラスがアクティブでない場合は、表示の下部にデフォルトのシステム・プロセスが表示されます。
-w [モニターされるホット WLM クラスの数] hotwlmclass パラメーターを使用して、モニターされるホット ワークロード・マネージャー (WLM) クラスの数を指定します。これは、 画面上に十分の場所がある場合に表示される WLM クラスの最大数でもあります。 この数が、 インストールされている WLM クラスの数よりも大きい場合、 インストールされている WLM クラスだけがモニターされ、 表示されます。 この引数を省略すると、 デフォルトである 2 が使用されます。 値として 0 (ゼロ) を指定すると、 WLM クラス情報はモニターされません。

一般的なサブコマンド

topas は、実行中に、1 文字サブコマンドを受け入れます。 各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下に示すサブコマンドがないか確認し、 要求されたアクションに応答します。

項目 説明
a モニターされるすべての変数サブセクション (プロセッサー、ネットワーク、ディスク、WLM、およびプロセス) を表示します。a キーを押すと、 いつでも、 topas コマンドが最初のメイン画面に戻ります。
c 現在の累積レポートの表示をプロセッサー・サブセクションの表示に置換します。c キーをもう一度押すと、累積レポートを表示します。 表示される使用頻度の高いプロセッサーの数は、 画面上で使用可能なスペースによって決まります。
C 区画間共通パネルを活動化します。パネルが現在アクティブな場合に C キーを押すと、パネルはリセットされ、グローバル要約、専用、および共用のセクションが表示されます。 このパネルに特定のオプションについては、以下の『区画間共通パネルの追加のサブコマンド』セクションを参照してください。
d 現在のディスク・アクティビティーの合計の表示を、最もビジーなディスクのリストに置換します。d キーをもう一度押すと、ディスク・アクティビティーの合計を表示します。 表示される使用頻度の高いディスクの数は、 画面上で使用可能なスペースによって決まります。
D 現在の表示を、ディスク・メトリックの表示に置換します。このディスプレイは、ディスク・アクセス時間およびディスク・キューイングに関する追加情報を提供します。 D キーを再び押すと、表示はデフォルトの主画面に切り替えられます。
E VIO サーバーの共用イーサネット・アダプター・パネルを表示します。
f f キーは、WLM 画面の下部のクラスの上部プロセスのリストを表示する場合に、カーソルを WLM クラス上に移動しながら押します。 topas コマンドのメインパネルのファイルシステム・サブセクションで、f キーを押して、システムのファイルシステム・アクティビティーの合計のデフォルトのレポートを、最も頻度の高いファイルシステムのリストに置き換えます。 f キーをもう一度押すと、ファイルシステム・アクティビティーの合計のデフォルトのディスプレイに戻ります。 最もビジーなファイルシステムの数は、画面上の使用可能スペースによって決まります。 ボリューム・グループ・パネル (topas -V ) でボリューム・グループ名を選択して、f キーを押すことにより、LVM パネルの下部にあるボリューム・グループに属する上位論理ボリュームのリストを表示できます。
F デフォルト表示を、フルスクリーンのファイルシステム表示に置換します。このディスプレイでは、システム上のファイルシステムに関する情報がメイン・ディスプレイのファイルシステム・セクションよりも詳細に表示されます。 F キーをもう一度押すと、デフォルトのメイン・ディスプレイに戻ります。
G クラスター使用状況パネルをアクティブにします。パネルが現在アクティブな場合に G キーを押すと、パネルはリセットされ、グローバル要約、専用、および共用のセクションが表示されます。 このパネルに固有のオプションについては、『クラスター使用状況パネルの追加のサブコマンド』のトピックを参照してください。
h ヘルプ画面を表示します。
H ローカル・パネルが使用できる場合は、そのパネルのヘルプ画面を表示します。
L 現在の表示を、論理区画表示に置換します。lparstat および mpstat で提供されるメトリックに似た、LPARMicro-Partitioning®、および 同時マルチスレッド化 メトリックが表示されます。
n システムのネットワーク・アクティビティーの合計に関するレポートを、最もビジーなインターフェースのリストに置換します。ネットワーク・インターフェース・サブセクションで n キーを押します。表示される使用頻度の高いインターフェースの数は、 画面上で使用可能なスペースによって決まります。
p ホット・プロセス・サブセクションのオン/オフを切り替えます。表示される使用頻度の高いプロセスの数は、 画面上で使用可能なスペースによって決まります。
P デフォルト表示を、フルスクリーンのプロセスの表示に置換します。このディスプレイでは、 システムで実行しているプロセスに関する情報が メイン・ディスプレイのプロセス・セクションよりも詳細に提供されます。 P キーをもう一度押すと、デフォルトのメイン・ディスプレイに切り替わります。
q プログラムを終了します。
r ディスプレイを最新表示します。
t メインパネルで、テープ表示のオンとオフを切り替えます。
T フルスクリーンのテープ表示画面を表示します。
V ボリューム・グループ・パネルを表示します。
w ワークロード・マネージャー (WLM) クラス・サブセクションのオン/オフを切り替えます。表示される使用頻度の高い WLM クラスの数は、 画面上で使用可能なスペースによって決まります。
W デフォルト表示を、WLM クラスのフルスクリーン表示に切り替えます。このディスプレイでは、 WLM クラス、WPAR クラス、およびクラスに割り当てられているプロセスに関する、 より詳細な情報が提供されます。 @ キーを押すと、WLM クラス・サブセクションが WPAR サブセクションによって置換されます。W キーを再び押すと、元のデフォルトのメイン表示に切り替えられます。
@ WLM クラス・メトリックと WPAR メトリックを切り替えます。すなわち、WLM の代わりに WPAR がモニターされます。これは at (@) キーです。このキーはメインパネル、プロセス・パネル、ファイルシステム・パネル、および WLM パネルに有効です。@ キーは、他のパネルから押すと、無視されます。 @ キーは WPAR 内では制限されます。すなわち、WPAR 内では無視されます。 @ キーは、以下のパネルで有効です。
メインパネル
WLM およびプロセス・サブセクションは WPAR メトリックに置き換えられます。
プロセス・パネル
プロセス・パネルのデフォルト・モードは WPAR モードに置き換えられます。
ファイルシステム・パネル
f キーを押した場合は、ファイルシステム・パネルに、WPAR 名が含まれます。 WPAR ごとのファイルシステム・メトリックが、このパネルの下部に表示されます。
WLM パネル
WLM サブセクションは WPAR サブセクションに置き換えられます。
矢印およびタブ・キー メイン・ディスプレイ (プロセッサー、ネットワーク、ディスク、WLM クラス、 フルスクリーン WLM、プロセス・ディスプレイなど) からのサブセクションをさまざまな基準でソートできます。 列の上にカーソルを置くことによって、 その列でのソートをアクティブにします。 エントリーはいつでも大きい値から小さい値へソートされます。 Tab キーまたは矢印キーを使用して、 カーソルを移動できます。 ソートは、 128 個のディスクおよび 16 個のネットワーク・アダプターまで有効です。
~ nmon 画面を表示します。これは波形記号 (~) キーです。

区画間共通パネルの追加のサブコマンド

topas 区画間共通パネルはアクティブな場合、以下に示す 1 文字の追加のサブコマンドを受け入れます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
d 専用区画セクションのオン/オフを切り替えます。
g パネル上部のグローバル・セクションを、要約リスト、詳細リスト、およびオフの間で切り替えます。
r 接続が使用可能な場合、topasHMC 構成変更の検索を強制します。この処理では、新規の区画、プロセッサー、またはメモリー割り当ての探索が行われます。
s 共用区画セクションのオン/オフを切り替えます。
p プール・パネル・セクションのオン/オフを切り替えます。プール・パネル内で、ユーザーは 1 つのプール ID を選択して、f キーを押すことにより、そのプールに属する共用区画をリストできます。
v 仮想入出力サーバー/クライアント・スループット詳細のオン/オフを切り替えます。1 つの仮想入出力サーバーを選択して、f キーを押すことにより、そのサーバーに属する VIO クライアントをリストすることができます。
m メモリー・プール・パネルのオン/オフを切り替えます。メモリー・プールを選択して、f キーを押すことにより、そのプール内の区画を表示することができます。

クラスター使用状況パネルの追加のサブコマンド

topas クラスター使用状況パネルがアクティブになっているときは、次に示す 1 文字の追加サブコマンドを入力できます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
d 専用区画セクションのオン/オフを切り替えます。
g パネル上部のグローバル・セクションを、要約リスト、詳細リスト、およびオフの間で切り替えます。
s 共用区画セクションのオン/オフを切り替えます。

ディスク・パネル (topas -D) の追加サブコマンド

topas ディスク・パネルはアクティブな場合、以下に示す 1 文字の追加のサブコマンドを受け入れます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
d アダプター・パネルのオン/オフを切り替えます。
m MPIO パネルのオン/オフを切り替えます。

アダプター・パネルの追加のサブコマンド

topas アダプター・パネルはアクティブな場合、以下に示す 1 文字の追加のサブコマンドを受け入れます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
v 仮想アダプター・パネルのオン/オフを切り替えます。アダプター・パネルからこのキーを押します。

論理区画パネル (topas –L) の追加サブコマンド

topas 論理パネルはアクティブな場合、以下に示す 1 文字の追加のサブコマンドを受け入れます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
e ライセンス済み入出力メモリー・プール・パネルを切り替えます。

仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネルの追加サブコマンド

topas 仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネルはアクティブな場合、以下に示す 1 文字の追加のサブコマンドを受け入れます。各モニター・インターバルの終わりに、プログラムは以下のサブコマンドがないか確認し、要求されたアクションに応答します。

項目 説明
d 仮想入出力サーバー/クライアント・スループット・パネルで選択された仮想入出力サーバーに対して、仮想入出力サーバー/クライアント・ディスク・パネルのオン/オフを切り替えます。サーバー・アダプターを選択して、f キーを押すことにより、そのアダプターに属するディスクとクライアントをリストすることができます。

フルスクリーン・ワークロード・マネージャー・クラス出力の例

以下は topas -W コマンドによって生成されるディスプレイの例です。

Topas Monitor for host:    ptoolsl3    Interval:   2    Mon Feb 12 06:25:11 2007
WLM-Class (Active)              CPU%      Mem%     Blk-I/O%
System                           0        57            0
Shared                           0         4            0
Default                          0         0            0
Unmanaged                        0        14            0
Unclassified                     0        38            0

==============================================================================
                             DATA  TEXT  PAGE               PGFAULTS
USER       PID  PPID PRI NI   RES   RES SPACE    TIME CPU%  I/O  OTH COMMAND
root         1     0 108 20   197     9   180    0:24  0.0    0    0 init
root      1032     0  16 41     3  3374     3    0:00  0.0    0    0 lrud
root      1290     0  60 41     4  3374     4    0:02  0.0    0    0 xmgc
root      1548     0  36 41     4  3374     4    0:26  0.0    0    0 netm
root      1806     0  37 41    16  3374    16   13:25  0.0    0    0 gil
root      2064     0  16 41     4  3374     4    0:04  0.0    0    0 wlmsched
root      2698     1 108 20    14     2    14    0:00  0.0    0    0 shlap
root      3144     1 108 20    40     1    36    5:19  0.0    0    0 syncd
root      3362     0 108 20     4  3374     4    0:00  0.0    0    0 lvmbb
root      3666     1 108 20   135    23   123    0:00  0.0    0    0 errdemon
root      3982     0 108 20     4  3374     4    0:01  0.0    0    0 rtcmd

以下は topas –W -@ コマンドによって生成されるディスプレイの例です。

Topas Monitor for host:    ptoolsl3    Interval:   2    Mon Feb 12 06:25:11 2007
WPAR                            CPU%       Mem%     Blk-I/O%
neptune001234                     0         1            0








==============================================================================
                                DATA  TEXT  PAGE               PGFAULTS
USER        PID  PPID   PRI NI   RES   RES SPACE    TIME CPU%  I/O  OTH COMMAND
root     356372  491650  58 41   370    67   370    0:00  0.1    0    0 topas
root     262246  188508  24 41   256    21   256    6:27  0.1    0    0 xmtopas
root     192626       1  60 20   113    17   113   11:17  0.1    0    0 getty
root      61470       0  16 41    17     0    17    0:31  0.0    0    0 wlmsched
root     290818       1  58 41   284    67   284    1:54  0.0    0    1 topas
root      57372       0  37 41    30     0    30    3:39  0.0    0    0 gil
root      86248       1  60 20    47     0    47    1:04  0.0    0    0 rpc.lock
root     385224  237728  60 20   254   197   254    0:00  0.0    0    0 sendmail
root     131174  176242  60 20   175    79   175    0:03  0.0    0    0 aixmibd
root      53274       0  36 41    13     0    13    0:05  0.0    0    0 netm
root      90244       1  60 20   126     2   126    2:35  0.0    0    0 syncd
root      45078       0  60 41    14     0    14    0:58  0.0    0    0 xmgc
root     266384  176242  60 20   644   160   644    0:27  0.0    0    0 IBM.CSMA
root     250004  176242  60 20   617   157   617    0:26  0.0    0    0 rmcd
root     184410  176242  60 20   254   197   254    0:14  0.0    0    0 sendmail
root     151640       0  60 20    13     0    13    0:02  0.0    0    0 rgsr
root      40980       0  59 41    71     0    71    0:02  0.0    0    0 pilegc
root     110738       0  60 20    13     0    13    0:01  0.0    0    0 n4bg
root     180368       1  60 20    98    14    98    0:01  0.0    0    0 cron
root          1       0  60 20   158    10   158    0:01  0.0    0    0 init

  1. 5 秒ごとに最大 20 個の「ホット」ディスクを表示し、ネットワーク・インターフェース、WLM クラス、ファイルシステム情報、およびプロセス情報を省略するには、次のコマンドを入力します。
    topas -i5 -n0 -p0 -w0 -f0
  2. 5 個の最もアクティブなプロセスと最大 20 個の最もアクティブな WLM クラスを表示する (これは、-w フラグを省略した場合のデフォルト) が、ネットワーク、ディスク、またはファイルシステム情報を表示しない場合は、次のコマンドを入力します。
    topas -p5 -n0 -d0 -f0
  3. デフォルト・オプションを使用してプログラムを実行するには、次のコマンドを入力します。
    topas
  4. 直接プロセス表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -P
  5. 直接 WLM クラス表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -W
  6. 直接論理区画表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -L
  7. 直接ディスク・メトリック表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -D
  8. 直接ファイルシステム表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -F
  9. 直接 WPAR モニター・モード abc に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -@ abc
  10. 直接 topas WPAR モードに移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -@
  11. 直接 LVM 表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas –V
  12. 直接テープ表示画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas –T
  13. VIO サーバー・パネル上の共用イーサネット・アダプターに移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -E
  14. 直接クラスター使用状況画面に移動するには、次のコマンドを入力します。
    topas -G
  15. 直接「メモリー・トポロジー」パネルに移動して SRAD 統計を表示するには、次のコマンドを入力します。
    topas -M
  16. ユーザー guest に固有のプロセス使用率を表示するには、次のコマンドを入力します。
    topas -P -U guest
    
  17. プロセッサー使用率の高い上位 2 つのプロセッサーを表示するには、次のコマンドを入力します。
    topas -c2

ファイル

項目 説明
/usr/bin/topas topas コマンドが含まれています。