rmps コマンド

目的

アクティブでないページング・スペースを除去します。

構文

rmps[ -t ps_helper] PagingSpace

説明

rmps コマンドは、アクティブでないページング・スペースを除去します。 PagingSpace パラメーターは、除去する必要があるページング・スペースの名前を指定します。このページング・スペースは、ページング・スペースが存在する論理ボリュームの名前です。

NFS ページング・スペースの場合、PagingSpace パラメーターには除去するページング・スペース名を指定します。デバイスと、このページング・スペースに対応するデバイス定義がシステムから除去されます。 ページングに使用されるファイルが存在する NFS サーバーでは何も変更されません。

-t フラグを指定すると、その引数はサード・パーティーのヘルパー実行可能モジュールであると仮定されます。ヘルパー実行可能モジュールが /sbin/helpers/pagespace パスに存在する場合、実行可能モジュールは、rmps コマンドを指定するために -r フラグを引き渡すことによって作成されます。ヘルパー実行可能モジュールがゼロを返すように、/etc/swapspaces ディレクトリーが変更されます。

ヘルパー実行可能モジュールは、ページング・スペースの除去に使用されます。指定されたヘルパーが /sbin/helpers/pagespace ディレクトリーに存在しない場合、rmps コマンドは使用法のエラーを表示します。ヘルパー実行可能モジュールは、正常実行された場合は値 0 で、失敗した場合はゼロ以外の値で終了します。

アクティブ・ページは、最初に swapoff コマンドを使用して非活動化することにより、除去することができます。

フラグ

項目 説明
-t /sbin/helpers/pagespace ディレクトリーの下にあるヘルパー・プログラムを使用することを指定します。
ps_helper
サード・パーティー・デバイスに対するヘルパー・プログラムの名前。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー 」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. PS01 ページング・スペースを除去するには、次のコマンドを実行してください。
    rmps PS01
    これにより、PS01 ページング・スペースが除去されます。
  2. ヘルパー・プログラム foo 使用して PS01 ページング・スペースを除去するには、次のコマンドを実行してください。
    rmps –t foo PS01
    これにより、PS01 ページング・スペースが除去されます。

ファイル

項目 説明
/etc/swapspaces ページング・スペース・デバイスとその属性を指定します。