piocnvt コマンド
目的
事前定義プリンターの定義または仮想プリンターの定義を拡張または縮小します。
構文
説明
piocnvt コマンドは、事前定義プリンターの定義あるいは仮想プリンターの定義のいずれかを取り、ファイルを拡張または縮小します。拡張されたプリンター定義ファイルには、そのプリンター定義に対応付けられたすべての属性が含まれます。 縮小されたプリンター定義には、そのプリンター定義に固有のプリンター属性だけが含まれます。
プリンターの定義ファイルは、階層構造の親子関係で配列されています。 例えば、事前定義プリンターの定義 4201-3.asc は、親 master を持ちます。4201-3.asc の拡張プリンターの定義は、master からの属性と 4201-3.asc からの属性をすべて含むことになります。4201-3.asc の縮小プリンターの定義は、master にない属性だけが含まれることになります。piocnvt コマンドは、単にプリンターの定義ファイルの拡張状況と縮小状況の間を往復する方法を提供するだけです。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-i SourceFile | 完全パスおよび入力ファイル名を指定します。 |
-o TargetFile | 完全パスおよびその出力ファイル名を指定します。-o フラグを省略すると、出力に SourceFile が使われます。 |
-s State | TargetFile パラメーターの状態を拡張するか縮小するかを指定します。
-s フラグを省略すると、piocnvt コマンドが SourceFile の zD 属性を検査することによってその状態を判別します。
判別できない場合、TargetFile パラメーターが拡張状態におかれます。
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例
- 仮想プリンターの定義 lp0:lp0 をファイル new:lp0 に拡張するには、以下のように入力します。
piocnvt -s+ -i lp0:lp0 -o new:lp0
- 仮想プリンターの定義 lp0:lp0 を適度に縮小するには、
以下のように入力します。
piocnvt -s! -i lp0:lp0
ファイル
項目 | 説明 |
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/usr/sbin/piocnvt | piocnvt コマンドが入っています。 |