mkfont コマンド

目的

Low Function Terminal (LFT) によってブート時にロードされるオブジェクト・データ・マネージャー (ODM) にフォント・パス名を追加します。

構文

mkfont [ FontPathName]

説明

mkfont コマンドは、完全修飾フォント・ファイル・パス名を ODM に追加します。ブート時に、LFT は新しいフォントと ODM 内で見つかった他のフォントをロードします。LFT が取得したフォント情報のリストは、デフォルトのディスプレイ・デバイス・ドライバーに渡されます。ディスプレイ・ドライバーは、このリストからディスプレイに最適のフォントを選択します。 chfont コマンドを使用してデフォルト・フォントを選択しておくと、デバイス・ドライバーはそのフォントを使用します。
注: このコマンドが実行できるのは、LFT からのみです。

このコマンドは、System Management Interface Tool (SMIT) smit mkfont 高速パスを使用して実行することができます。

パラメーター

項目 説明
FontPathName フォント・ファイルの完全修飾パス名

セキュリティー

このオプションを実行するには、root ユーザー権限を持っていなければなりません。

フォント・ファイル /usr/lpp/fonts/Rom10.snf を追加するには、次のコマンドを入力します。

mkfont   /usr/lpp/fonts/Rom10.snf

ファイル

項目 説明
/bin/mkfont mkfont コマンドが入っています。
/usr/lpp/fonts フォント・ディレクトリーが入っています。