mkcifscred コマンド

目的

CIFS 証明書を /etc/cifs_fs/cifscred ファイルに追加して、将来の CIFS のマウントで保管されている証明書を共有することを可能にします。

構文

mkcifscred -h RemoteHost -u user [-p password ]

説明

mkcifscred コマンドはサーバー名とユーザー名を入力として取り扱って、パスワードに対するプロンプトを出します。パスワードは暗号化されていて、証明書は cifscred ファイルに保管されます。 CIFS サーバーへのマウントの時にパスワードが -p オプションで通らなかった場合、 証明書は cifscred ファイルで検索されるか、または、証明書が cifscred ファイルにない時はパスワードのプロンプトが出されて隠し入力として読み込まれます。

証明書は server/user/password のセットとして保管されます。 同一のサーバーに対する複数の証明書は、異なったユーザー名については許可されます。 同じユーザー名の異なったサーバーに対する複数の証明書セットもまた許可されます。

フラグ

項目 説明
-h RemoteHost リモート・ホスト (CIFS サーバー) の名前を指定します。 これは、ホスト名、IP アドレス、または完全修飾のドメイン名として提供することも可能です。
-p password 特定のリモート・ホストの特定ユーザーのためのパスワードを指定します。
-u user 所定のリモート・ホストに対するアクセスを定義中の証明書のあるユーザー名を指定します。

終了状況

項目 説明
0 コマンドは正常に完了しました。
>0 エラーが発生しました。

  1. user1 に対する証明書を追加して server1 にマウントするには、次のように入力します。
    mkcifscred -h server1 -u user1

場所

/usr/sbin/mkcifscred

ファイル

項目 説明
/etc/cifs_fs/cifscred CIFS 証明書を保管します。