lsrset コマンド

目的

システムの rset の内容を表示します。

構文

lsrset [ -X ] [ -f ] [ -v | -o ] [ [ -S ] -r rsetname | -n namespace | -a ]

または

lsrset [ -X ] [ -P ] [ -v | -o ] -p pid

説明

lsrset コマンドは、システム・レジストリーに保管されている rset、 またはプロセスに付加された rset に含まれる情報を表示します。

フラグ

項目 説明
-f rset のオーナー、グループ、およびモード・データを表示します。
-v 詳細モード。 rset に含まれるリソース、rset のオーナー、グループ、およびモード・データを表示します。
-o rset に含まれるオンライン・リソースのみを表示します。 デフォルトでは、すべてのリソースを表示します。
-p pid このプロセスに付加された有効 rset を表示します。
-r rsetname システム・レジストリーでこの名前を持つ rset を表示します。 名前は、"/" (スラッシュ) で区切られた namespace と rsname で構成されます。 namespace および rsname はどちらも最大 255 文字まで含むことができます。 rset 名の文字セット制限についての追加情報は、rs_registername() サービスを参照してください。
-n namespace システム・レジストリー内のこの namespace のすべての rset を表示します。
-a システム・レジストリー内のすべての rset を表示します。
-P 指定したプロセスに付加された区画 rset を表示します。
-S execrset または attachrset コマンドを使って -S ヒントを指定してリソースをスケジュールしたとしても、この rset に含まれるリソースを表示します。 この rset は排他的 rset である必要はありません。このことは、attachrset およ び execrset コマンドとは対照的です。execrset と attachrset コマン ドの場合は、-S フラグで指定して排他的 rset を要求します。
-X 最初の 8 文字に切り捨てることをせずに、各ユーザー名およびグループ名の使用可能なすべての文字を印刷します。

  1. システム・レジストリー内のすべての rset の全リソースを表示するには、次のように入力します。
    lsrset -v -a
  2. PID 28026 に付加された有効 rset の要約を表示するには、次のように入力します。
    lsrset -p 28026
  3. PID 28026 に付加された有効 rset のオンライン・リソースを表示するには、次のように入力します。
    lsrset -o -p 28026
  4. PID 28026 に付加された有効 rset のすべてのリソースを表示するには、次のように入力します。
    lsrset -v -p 28026
  5. システム・レジストリー内のすべての rset のオンライン・リソースを表示するには、次のように入力します。
    lsrset -a -o
  6. システム・レジストリー内のすべての rset の全リソースを、 拡張ユーザー名およびグループ名を付けて表示するには、次のように入力します。
    lsrset  -X -v -a
    

ファイル

項目 説明
/etc/bin/lsrset lsrset コマンドが入っています。