cdmount コマンド

目的

cdromd によって管理されるデバイス上で、ファイルシステムを使用できるようにします。

構文

cdmount [ -q ] [ -h | -? ] DeviceName

説明

cdmount コマンドは、適切なコマンドを cdromd デーモンに送信します。このデーモンは、DeviceName によって指定されたデバイスに ファイルシステムをマウントします (そのファイルシステムが既にマウント済みでない場合)。 以前 cdumount コマンドによってアンマウントされたファイルシステムを、 このコマンドを使用してマウントすることもできます。

使用されるマウント・ポイントは、指定の DeviceName/etc/cdromd.conf ファイルにあるものか、またはデフォルトです (cd0 の場合は /cdrom/cd0、cd1 の場合は /cdrom/cd1 、以下同様)。

使用されるファイルシステムのタイプおよびオプション (mount コマンドの -o および -V フラグ) は、 /etc/cdromd.conf ファイルにあるものか、またはデフォルトです (CD-ROM の場合は「-Vcdrfs -oro」、DVD-ROM の場合は「-Vudfs -oro」または「-Vcdrfs -oro」)。

フラグ

項目 説明
-h または -? コマンドの使用法のメッセージを表示します。
-q サイレント・モード (情報またはエラー・メッセージを書き出さない) を指定します。
DeviceName デバイス名を指定します。

終了状況

このコマンドは、以下の終了値を返します。

0
エラーはありません。
>0
エラーが発生しました。

  1. cd0 にファイルシステムをマウントするには、次のように入力します。
    cdmount cd0
  2. エラー・メッセージを印刷せずに cd1 にファイルシステムをマウントするには、 次のように入力します。
    cdmount -q cd1