Failure ターミナルの接続

Failure ターミナルを持つメッセージ・フロー・ノードが内部エラーを検出した場合、メッセージはそのターミナルに伝搬されます。 メッセージ・フロー・ノードが Failure ターミナルを持たない場合や、Failure ターミナルが接続されていない場合は、統合ノードは例外を生成します。

このタスクの概要

メッセージ・フロー・ノードが生成するエラーを予想できる場合もあります。 そのような場合は、その予想されるエラーに応答できるノード・シーケンスを Failure ターミナルに接続するのも一案です。

予想されるエラーの例をいくつか示します。

  • 入力ノードがメッセージを取り込むときに発生する一時エラー。
  • MQ 入力計算、または マッピング ノードによって検出された妥当性検査エラー。
  • 入力ノードが認識または処理できない内部エラーまたは形式エラーを含んだメッセージ。
  • エラー処理のための構成を行っていないノードがデータベースにアクセスするときに発生する許容エラー。
  • メッセージ・フローの作成時の ESQL エラー。 一部の ESQL エラーはエディターでは検出できず、統合ノードによってのみ認識されます。Failure ターミナルが接続されていない場合、これらのエラーによって例外が発生します。 ランタイム ESQL コードのテストが完了したら、fail フローを除去できます。

WebSphere® MQ がメッセージを再試行しないようにする場合、またはメッセージをバックアウト・キューまたは送達不能キューに入れないようにする場合は、Failure ターミナルに接続することもできます。 詳しくは、 MQInput ノードのエラーの処理を参照してください。